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5分でわかる「EVANGELION DEATH(TRUE)2」

今回は長くなりそうです(と言っても3000字くらいに収まりました)。シンエヴァ前後の総ざらいにどうぞ。書き出してみると本当に発見が多い。早速行きましょう!前回同様ネタバレ注意です!

前回はこちら

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これが「EVANGELION:DEATH」の本来の姿です。
2000年 南極大陸

1、右上に「REC LOCATION UN UNDERGROUND BASE 02」とある。所員無線の会話。キールとゲンドウの会話

2、所員「アダムにダイブした遺伝子はすでに物理的融合を果たしています」「A.T.フィールドがすべて解放されて行きます」「槍を引き戻せ!」「ガフの扉が開くと同時に熱滅却処理を開始」「羽を広げている!地上に出るぞ」

3、ミサト、父に守られ生き延びる

その15年後ー彼女は、男に抱かれていた。

4、ミサト、加持といちゃいちゃ

その9ヶ月前-彼は、星を見ていた。

5、加持、アスカと会話

その7年前-彼女は、部屋を駆け抜けていた。

6、アスカと首を吊ったアスカママ

7、ゲンドウとちびレイ、リツコママとリツコ

その5年後-彼女は、彼に再会していた。

8、傷だらけのレイはネルフに到着したばかりのシンジと出会う

その数ヶ月前-彼は、決断を迫られていた。

9、シンジ(初号機)がカヲルを握っている(ラストへの伏線)

その18ヶ月前-
長野県第2新東京市(旧松本市) 第三中学校講堂内
弦楽四重奏 練習開始二十二分前

※この時点で映画開始より7:40

10、シンジ、チェロ調弦

Johan Sebastian BACH
Suiten fur Violoncello solo Nr.1
G-dur,BWV.1007
1,Vorspier

〜EVANGELION:DEATH、クレジット始まる〜
※「EVANGELION」の部分は、実際には反対向き(透明の板にEVANGELION と書いて裏から読んだようなかたち)

11、初号機初出撃シーン。シンジ、ミサトの家にくる

12、ミサト、失言症になっていた子どものころ。リツコとの出会い。アニメでおなじみのビールシーンと重ねて、子どもの頃のミサトが心情を吐露

13、シンジ、第四の使途を倒す。精神がやられ家出。電車の中で聞いているS-DATは「PGM No.26  00H 76M 05S」止まる音。

14、シンジ、ケンスケとキャンプ。ネルフに連れ戻されミサトに説教される

〜チェロの演奏始まる〜

15、ネルフをやめようとするが、電車を見送る。シンジ「ただいま」ミサト「お帰りなさい」

〜講堂〜

16、アスカ「おはよう碇君」バイオリン調弦

Johan Sebastian BACH
PartitaIII fur  Violin solo
E-dur,BWV.1006
3,Gavotte in Rondo

〜アスカの演奏が、シンジのS-DATから流れる音楽であるかのようにシーンが変わる〜

17、ベッドで音楽を聴くシンジ。S-DATは「PGM No.26 00H 76M 04S」

18、アスカが寝ぼけてシンジのベッドに来て寝る。シンジ君ドキドキ。S-DATも早戻し

19、シンジ君、アスカにキスしようとするもアスカが寝言で「ママ…」と言って涙をにじませる。なんか腹が立ったシンジ。S-DAT「 00 00 00 00」「ーーTOP」

20、アスカ登場シーン。ケンスケとトウジがアスカを交互にディスる。廃人になったアスカにカヲル君が語りかける

21、弐号機、海上・水中の戦闘シーンに始まり、顛末のまとめ

22、アスカ、レイとご対面。レイ、ゲームでシンジ君と息ぴったり。アスカとのエレベーターのシーン

〜講堂〜

23、シンジ「おはよう」レイ「(無言)」アスカ「プププ」レイ、無言でヴィオラ調弦

24、レイの顛末(シンジ君が勝手に家に入って来た、ヤシマ作戦、自爆)

その12年前ー

25、冬月とユイの会話。冬月「ゼーレの持つ裏死海文書によれば十数年後に必ずサードインパクトが起こる」ユイ「最後の悲劇を起こさないための組織、それがゼーレとゲヒルン」冬月「私は君の考えに賛同する。ゼーレではない」ユイ「あの封印を世界に解くのは大変危険です。簡単なんですよ、人を滅ぼすのは」冬月「だからと言って君が被験者になることはない」ユイ「私はそのためにゼーレにいるのです。シンジのためにも」

26、ユイの墓地でのシンジ・ゲンドウ親子シーン。墓石には「YUI IKARI 1977-2004」

その5年前ー

27、リツコママ、子どもの頃のレイにばあさん呼ばわりされ首を絞める。レイは苦しみながら脳裏にはカヲルが浮かぶ

28、初号機の覚醒と解放。シンクロ率400%。リツコ「やはり目覚めたの?彼女が」「S2機関を自ら取り込んでいるというの?」ゲンドウ「すべてはこれからだ」

29、病院の待合室、シンジとレイの会話。レイ「たぶん私は3人目だと思うから」

30、ミサトとシンジ、レイのなりそこないがある部屋へ。リツコ「エヴァのダミーシステムのコアであり、レイのパーツにすぎない」「アダムから神様に似せて人間を造った、それがエヴァ」「みんなサルベージされた」「魂の入った入れ物はレイ1人だけなの。ガフの部屋は空っぽになってたのよ」

〜講堂〜

31、アスカ「おそい!」カヲル「アハッ、ごめんごめん」カヲル、ヴァイオリン調弦。「行こうか」シンジ「うん」

弦楽四重奏
JOHANN PACHELBEL
Kanon
D-dur

※シンジ、アスカ、レイ、カヲルの合奏が始まる。この時点で映画開始より47:04

32、トウジ、シンジを殴る。エヴァ3号機、ゲンドウにより13番目の使徒とされる。委員長「あしたは食べてくれるかなあ」

33、シンジと加持の会話。加持の死。

34、夕陽で赤い海辺。カヲル君の鼻歌(交響曲第9番 歓喜の歌)。カヲル「歌はいいね。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ」

35、セントラルドグマにて、カヲルにより弐号機が起動。カヲルが使徒であると判明。シンジ「僕を裏切ったな!父さんと同じに!」

36、ミサトと日向の会話。ミサト「初号機の信号が消えてもう一度変化があった時は…」日向「ここを自爆させるんですよね。分かっています。サードインパクトが起こるよりはマシですから」ミサト「すまないわね」日向「いいですよ、あなたと一緒なら」

37、セントラルドグマに戻る。カヲルが操る弐号機とシンジが乗る初号機が対面。カヲル「待ってたよ」レイを見て「君たちには未来が必要だ」

38、初号機によってカヲルが死ぬ

〜クレジット〜

39、演奏が終わり、講堂から退室する

続劇

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この作品は「シンジ、アスカ、レイ、カヲルが講堂に集まって四重奏を演奏する」という設定のもと、4人それぞれのアニメの重要シーンを中心に再構成されたものです。アニメを観た人なら、時系列で物語をたどるのとはまた違った目線で楽しめる内容ですね。観ていない人には理解しにくいかもしれません。

ちなみに、もとは『DEATH』編というものがあり、後に修正版『DEATH (TRUE)』(WOWOWオンエア版)と、この再修正版『DEATH (TRUE)2』(1998年公開『REVIVAL OF EVANGELION』版)が制作されました。VHS化の時には『DEATH (TRUE)2』が収録され、現在Netflixやアマプラで配信されているものです。

この辺りの違いは、私はよくわからないのですが、こちらの方のブログが詳しかったのでぜひ!めちゃくちゃ細かい比較をされていて面白いです。

▼「EVANGELION : DEATH(TRUE)」と「DEATH(TRUE)2」の違い比較
http://blog.livedoor.jp/evafan/archives/51750449.html


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カヲルくんの「歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ」を胸に刻んで生きていきたい(笑)

(3/28の舞台挨拶生中継のチケットが取れました…!行かれる方いますか?朝早いですが、たのしみです…!)

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