さとうみほの

アイラヴミーというバンドで作詞作曲うたっています。「自分を生きる」を目標に日々気づいた…

さとうみほの

アイラヴミーというバンドで作詞作曲うたっています。「自分を生きる」を目標に日々気づいたこと、おんがくのことを発信します。

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  • 曲に込めた想いちゃんズ

    曲を作った時の気持ちを書いています。セルフライナーノーツです。

  • 生きること

    生きること、日記に近いものまとめ

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自分のことが嫌いだった

自分のことが嫌いだった。 自分の弱さに負けてしまう自分が嫌だった。 すぐに逃げてしまったり、 「どうせ私なんか…」と言い訳ばかりして怠けてしまう自分が大嫌いだった。 そんな時に気がついた。 本当は「私は自分のことが大好きなんだ」と。 失敗して落ち込んだ時、悔しかった時も、 「本当はもっとやれるはずだ。」と思っていたし 「みんなにガッカリされちゃったかな」と他人からの評価をとても気にした。 こんなに自己嫌悪になっちゃうのは、自分のことが好きだからだ。

    • 将来「なに」になりたいかなんてわからない

      将来「なに」に、どんな風になりたいんですか? そう言われると、よくわからず 不安になる。 音楽家?作詞家?その日暮らし? しあわせになること?しあわせってなんなのだ 自分がやりたいこと、そんなの本当は 無いような気がしてくる。 ただ死ぬまでに、ここにいていい理由を探してるような気持ちになる。 うーんうん。大切なこと、 本当に大切なこと。 うなりながら考えてわかったことがある。 本当に大切なことは たぶん何になりたいかじゃない。 職業とか未来のビジョンとか、 なにがしたいの

      • 私を諦めちゃダメだ

        本当はずっと悔しかった。 ずっと隠して生きてきちゃった。 私はアイラヴミーってバンドをやっている。 今まではメジャーレーベルでお世話になっていた。 そう。「いた。」のだ。 そこから旅立ち今、自主レーベルを立ち上げた。 旅立ちって言葉は良い。 未来が見える。 でも、わかる人はわかるよね。 売れなかったのだ。 大勢の人には届かなかった。 それがいつも悔しかったし 悔しいが続いて、 そんな自分が一番みじめで その気持ちが嫌になって 蓋をして、綺麗な自分でいようとした。

        • にんげんのかたち

          その絵を見た時、 「あ、にんげんのかたちだ」と思った。 誰にも見せられないこころのかたち。 かなしいとき、うれしいとき、 形を変えて、色まで変わっていく。 アーティスト、綾部さんとの出逢いはSNSだった。 Facebookでたまたま見つけた彼の絵はとびきり生命力に溢れていた。 「あ、にんげんのかたちだ。」 と直感的に思った。 この人にジャケットを描いてもらいたい。 その場ですぐに連絡した。 あなたの絵に一目惚れしてしまった!と。 とにかく会って話しましょう!ということ

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        自分のことが嫌いだった

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        • 曲に込めた想いちゃんズ
          30本
        • remix
          8本
        • 生きること
          20本

        記事

          17

          生きること、それは変わり続けることだ思う。 恋人ができること。 恋人と別れること。 シワが増えること。 好きなものが変わること。 全部生きている証だ。 コロナ禍になってから 心が動かなくなった。 人と会わない毎日、 新しい場所に行かない日々、 変わらない私。 なにを曲にしていたんだっけ。 私は今まで、何が好きで、何が悲しくて、何に怒っていたんだろう。 一度わからなくなると迷路みたいだった。 立ち止まってる毎日。 できてたことが、できなくなる。 これが一番、苦しかった

          三日月ロンリネス

          本当は愛されたいし ずっとさみしい。 あの頃が恋しい。と、思っている。 大人になっていくたび 本当のことを認められなくなった。 胸ばっかり張ろうとして ちゃんとできるんだってことを信じたくて 大股で歩きながら 本当は躓いてばかりいる。 ううん、本当は大股で歩くのも、少し怖くなっちゃったんだ。 君との毎日は、素晴らしかった。 他の人から見たら 「そんな人はやく忘れちゃいな」 かもしれない。 それでも、私は 一番、私らしかった。 弱くて強い、本当の私がそこにいた。

          三日月ロンリネス

          しあわせはイテテ

          どんどん傷ついちゃえよ。 どんどんぶつかっていけよ。 その痛みが、しあわせに近づくための一歩なんだから。 いつも考える。 しあわせってなんだろう。 好きな人と付き合えること? 友達と笑い合うこと? 家族と過ごす日々? 表面だけ見るとやさしい、でも本当は勇気がいる。 しあわせっていつも、ちょっと怖いんだ。 それに気づいたのは、友達とご飯を一緒に食べている時だった。 友達はどうやら好きな人と上手くいきそうらしく 嬉しそうに報告してくれた。 私もなんだか嬉しくなってご飯

          しあわせはイテテ

          話をしようよ

          君と私は全く違う生きもので その気持ちの全部はわからないけれど きっと一緒に居続けることはできるんだ。 __________ 話がしたかった。 君と私はまったく違う生きものだから。 姿形は似ている。 かなしいこと、うれしいこと、 似たような思い出も、ぼんやりある。 似たようなかなしみ、挫折もあるかもしれない。 でもその全部をわかるほど同じではないのだ。 私の全部はわかってもらえない。 私も君の全部はわからない。 それでも、 一緒にいたいと思った。 一緒に散歩した

          話をしようよ

          弱虫のラブソング

          1番嫌いな曲ができた。 この曲が完成した時、 「なんでこんな曲作っちゃったんだろう」と恥ずかしくなった。 この曲の主人公のことが嫌いだった。 何度も何度も嫌になって書き直した。 でも結局、書き直しているうちに同じところに戻ってきた。書き直した意味がないくらいに。 本当の気持ちが言えないのが情けない。 本当の私は強くなんかない。 本当の私を見て ちゃんと気づいて そう叫ぶ主人公がなんだか嫌だった。 悲劇のヒロインぶってるじゃん、と何度ものたうちまわった。 本当の気持ち

          弱虫のラブソング

          はずかしい

          「もっと、恥ずかしいことがしたい。 本当の気持ちを伝えることは、恥ずかしい 気持ちが爆発して泣いたり怒ったりするのも ちょっと、みじめで、恥ずかしい 逆に嬉しくて飛び跳ねちゃうのも、ちょっと恥ずかしい 自分の嫌なところを話すのも恥ずかしい 自分の好きなところを話すのは、もっと、恥ずかしい 知らない人の前で大声出しながら自分のことをツラツラうたうことも恥ずかしい こういう恥ずかしいことを堂々とやっていたい。

          らぶ・ゆー・べいべー

          君の誕生日、なにしたら良いかなんて もうわかんなくなってた。 今まで、期待しすぎちゃってたのかな それとも私が、自信なさすぎたのかな ____________ アルバム「そのまんま勇者」は テーマが「そのまんまの自分」だ。 どの曲も自分らしさとは。自分を生きるとは。を考えながら作ったのだ。 この曲「らぶ・ゆー・べいべー」は 自分らしさを押し殺してしまった時の曲。 そのまんまの自分になれなかった時の曲だ。 ________ 最高の恋愛ってなんだろう。 私にはまだわ

          らぶ・ゆー・べいべー

          自分だけの避難場所

          どうして「今が全てだ」と思うのだろう。 未来があること、わかってる。 ここが世界の全てじゃないことも、わかってる。 今の自分が全てじゃないことも。 それでも今ここで逃げたら、 そんな自分のことがもっと大嫌いになってしまいそうで逃げたくなかった。 「自分はダメな人間だ」って思いたくないんだ、本当は。 いじめにあったことがある。 意地悪なことをされるのは、かなしい。 防災頭巾がトイレにぶち込まれていたり 上履きがなくなっていたり、ロッカーが牛乳まみれ!とか そういう類のも

          自分だけの避難場所

          鎌倉サイクリング

          自転車に乗って海沿いを走る。 君の背中を見ていれば すなおな気持ちが言えた。 それが、なによりホッとした。 「おーい!」とか「楽しいねえー!」とか 大声で声を掛け合いながら 走る 走る 走る 顔が見えないからこそ話せる話もある 普段照れ臭くて言えないことも言えちゃう それが鎌倉サイクリングなのだ。 これは大切な人とずっと一緒にいるために作ったうただ。 いつも好きな人にはいい人ヅラをしてしまう私だ。 これは恋をしてる時もそうだし、 単純に尊敬する人や、好きな友達とか

          鎌倉サイクリング

          さよならドライブ

          「好き」って気持ちだけじゃ ずっと一緒にはいられないんだって 知ったのはいつからだったろう。 時間も人の心もどんどん過ぎ去っていくってこと 私は知っている。 生きていくしかないってことも。 それをうたにしたかった。 心の瞬間瞬間が大切だった。 好きって気持ちも 嫌だって気持ちも 怒る時も笑う時も なんでもない時も その一瞬一瞬が、心の移り変わりが 私には大切だった。 君としか感じられない気持ち きっといつか忘れちゃう気持ち それをうたにしたかったのだ。 東京タ

          さよならドライブ

          朝焼け

          気がついたら、ずっと下ばかり向いて生きていた 「生きるのむずいな〜しんど〜」 と、思いながら 慎重に慎重に、足場を確認しながら 下ばかり向いて生きていた なるべく失敗はしたくなかったからね 朝方5:00前 今日も曲作り進まなかったなぁと伸びをして 眠ろうかなぁとボヤボヤしながら ふと、自分の部屋から見た朝焼けがすごく綺麗だった。 赤から紫、オレンジ、ピンク、みずいろ グラデーションがかっていた なんだか会いたい人に会えてないなぁ なんだか何も見え

          社会の歯車

          「私は私のために生きたい」 ずっと無視してきた大切な気持ちだった。 中学生の頃、クラスの輪に上手く入れなかった。 一生懸命ウンウンと相槌を打ったり 悪口を言ってる子がいたら「それは違くない?」と思っても「そうなんだね〜」と言ってしまったりした。 スカートもなるべく短くしたし ギャル文字も練習したけど ずっと置いてけぼりだった。 「みんなにハブられないようにする。」 これが何より、私にとっては大切だったのだ。 違うことが怖かった。 みんなと同じじゃないからといって す

          社会の歯車