江戸川Qの『ドローンを追う』#6
人間は大陸に文明を創り、それ故に陸上の覇者かもしれません。しかし海や果たして空は?
今日は2022年9月の記事を取り上げてみます。
鳥が襲撃 ドローン被害…墜落事故も 「空の宅配便」に暗雲:地域ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
ドローンの飛行中、空から猛禽類等の襲撃を受けたという記事です。冒頭にも書きました通り、人間は陸上の覇者ではあるかもしれませんが、しかしながらドローンを飛行させる『空』は今だ人間の支配下に無いと認識させられる内容ですね。
人文学的、いや人科学的思想に立てば、ドローンのこれから進むべき領域は哲学的思想と隣り合わせかもしれません。
人は今だ空を飛べず、
故に人が『空』の支配者であるとうことは人類の「奢り」と「尊大さ」の現れである。
この記事を読むにあたり僕はそれを忘れてはいけないと思いましたね。
ドローンと言うテクノロジーは人類が空を支配するという奢りを持ってすれば、それはいつでもギリシャ神話の『イカロスの翼』であるという事を忘れてはならないという事でしょう。
どんな進んだテクノロジーも自然界の簡単な摂理の前にも脆弱であるという事を忘れては、いつもでも『失墜』するという事です。
これは宗教的境地とテクノロジーがこれからも分け隔てなく対話してゆく領域かもしれませんね。
テクノロジーは今だ奢るべきではない。それは古典日本文学にも戒めがありますね。
驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし
平家物語の一節ですが、これからのドローンの関連する未来への提言として、これ以上の戒めは無いかなと思いました。
文:江戸川Q
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