誰も知らないラジオ局

徒然なるまま、浮世を生きています。 ここでは沢山のエッセイ、コラム、小説、音声コンテ…

誰も知らないラジオ局

徒然なるまま、浮世を生きています。 ここでは沢山のエッセイ、コラム、小説、音声コンテンツを無名の協力者たちと一緒に創作発表しています。

マガジン

  • 江戸川Qの『ドローンを追う』

    ドローンについての様々な記事を取り上げ、それについてコラムやエッセイを書きながらこれからドローンがもたらす未来への可能性を考えてみようと思う、そんな個人的なマガジンです。

  • サピエンス科学(Sapiens Science)

    ——随筆(エッセイ)と言うのは不思議だ。だから僕はこの方法を選んだ  サピエンス科学(Sapiens Science)とは何か。  これは「Art」を探るエッセイを纏めたマガジンです。

  • 江戸川Qの「独創感想文」

    ここでは江戸川Qが読んだ本に対して自分独自の意見を踏まえた独想型の感想文を書いています。

最近の記事

江戸川Qの『ドローンを追う』#31

 このコラムも31回になりました。  ここまでいろんなドローン関連の記事を追ってきて、そこから感じる未来社会の姿を色んな角度で見てきました。コラムでは10回ごとにまとめのコラムを書いていますので、ここまで感じたことを少し書いて見ようと思います。  最近読んだ本に「人新世」におけるコモンを提唱する斎藤幸平さんの本があります。(上に彼の著作のURLを載せておきます)  この「コモン」というのは新自由主義、新資本主義にから脱却するために、マルクスの諸論の新しい見直しをして、こ

    • サピエンス科学(Sapiens Science)#20

      (20)  織田信長 - Wikipedia ――織田信長  この人物が歴史上に成したことを知りたければ、ウィキペデアのURLを貼り付けておくので是非、参考にしてほしい。  そちらの方が詳しいし、彼の事跡を語ることは、特にこのサピエンス科学(サイエンス)の上では必要ではないので割愛したい。  さて、織田信長である。  …おや?  ここでおかしいと思ってくれる人物がいれば、それはこのエッセイを注意深く読んでくれている証拠である。そして、こう言うはずだろ

      • サピエンス科学(Sapiens Science)#19

        (19)  ――ガリレオ・ガリレイ、近代科学的樹立に多大な貢献をした為、「近代科学の父」と呼ばれるが、特に天文学分野での貢献を称えて「天文学の父」とも呼ばれる。  勿論だが、此処で彼を取り上げたのは彼が成し遂げた事跡を取り上げて何かしらの検討を論じる為ではない。あくまでも先に述べた「Art(科学)の体現者(アーティスト)」を説明するためである。  だから彼がどのような人物で何を成したかを知りたければウィキペデア等で検索して頂くことをお勧めしたい。  有名な「ガリレ

        • サピエンス科学(Sapiens Science)#18

          (18)  唐突かもしれないが、スポーツ選手の三人を取り上げたい。  その三人とはディエゴ・マラドーナ、アイルトン・セナ、そしてマルコ・パンターニ。それぞれ、フットボール、自動車競技、自転車競技における優秀な選手だ。  これら三人を見知っている方ならば、生前の活躍については映像でも、また同時期に感動を得ながら彼らの活躍を見ていたことだろう。  唐突にその三人を選んだのは、ここにその三名手を思い描きながら「技術の体現者(アーティスト)」の言葉となぞらえてほしいから

        江戸川Qの『ドローンを追う』#31

        マガジン

        • 江戸川Qの『ドローンを追う』
          31本
        • サピエンス科学(Sapiens Science)
          20本
        • 江戸川Qの「独創感想文」
          25本

        記事

          サピエンス科学(Sapiens Science)#17

          (17)  まず二つが表層部分で重なり合っているという答えは「体現者」という意味においてだ。何かを体現するという意味では両者の違いは無い。  だが問題なのは何を通じて、社会に体現するのかというところで「Artの体現者(アーティスト)」と「アートの体現者(アーティスト)」は大きく隔離している。  では一体何が大きく隔離しているというのか?  随筆家(エッセイスト)の答えは、両者は一方では「科学(サイエンス)」で、また他方では「技術(テクノロジー)」の体現者と言いたく

          サピエンス科学(Sapiens Science)#17

          サピエンス科学(Sapiens Science)#16

          (16) ――「Art(アート)」と何か?  それを探る為に現代の「アートの体現者(アーティスト)」とは何かを探ってみたい。  映像、動画、スポーツ、音楽等を日々見聞きしないことは、政治的な理由における制限や開発途上等の地域等を除けば、現代では少ないかもしれない。  そうした中で「アートの体現者(アーティスト)」と言われれば、多くの方がミュージシャンや美術、映画等の第一線で活躍する人を思い浮かべることだろう。  それらを思い浮かべることは別段、現代における「

          サピエンス科学(Sapiens Science)#16

          江戸川Qの『ドローンを追う』#30

          福島と長崎を“ドローン特区”に指定 (logi-today.com)  閣府は4日、国家戦略特別区域諮問会議で、長崎県と福島県が「新技術実装連携“絆”特区」に指定したことを発表した――という、記事です。  共に買い物困難者を対象とした行政政策のようです。  正直、…こうした特区があるとは知りませんでした。   (NHKより抜粋)  「新技術実装連携“絆”特区」に長崎県指定ドローン配送向上へ|NHK 長崎県のニュース (首相官邸) 令和6年6月4日 国家戦略特別区域諮問会

          江戸川Qの『ドローンを追う』#30

          江戸川Qの「独想感想文」#29 ドローン3.0時代のビジネスハック

           ――ドローン3.0、それは一つの技術をとりまく社会構造や経済等のリアルタイムピリオドと言えるのかもしれません。  今、皆さんの身近なところで一番未来を感じるものは何でしょうか?例えば、徳島での電気バスを例にとると、あの軌道上と市道を走る車両は、これからの地方の課題、つまりバス、鉄道の路線は居統合をテクノロジーで解決していこうという地域社会の構造及び社会活動の見直しと言えるのではないでしょうか?つまり未来とは課題を背負ったものが体現されている姿をみることに違いありません。

          江戸川Qの「独想感想文」#29 ドローン3.0時代のビジネスハック

          江戸川Qの「独想感想文」#28 物語 江南の歴史-もうひとつの中国史

           日本は古代より紛れもなく中国と向きあってきました。大陸の進んだ文明を取り入れ、それを国家の骨組みに政治として文化として、時には国内の争乱を経ても取り入れてきました。  しかしその中国を俯瞰的に歴史的情景として見ていくと、「江南」という南方の土地が中国の歴史上に時にぼんやりと、また鮮明に浮かび上がります。  私たちは現代の中国を見ていますが、この『江南』を良く理解すれば、日本人に措ける中国とはこの『江南』と対峙し続けた黄河文明と言えるのかもしれません。  この本はそうし

          江戸川Qの「独想感想文」#28 物語 江南の歴史-もうひとつの中国史

          江戸川Qの「独想感想文」#27 藤原仲麻呂-古代王権を動かした異能の政治家

           藤原一族、彼ら一族そのものの源流は不明ではあるが、しかしながら古代から現代までこの日本に血脈を新調し続けた異能の一族といえるのは間違いありません。  そしてそんな藤原一族の中で、道長とは別に異彩を放つのが、この藤原仲麻呂ではないでしょうか?  彼の人物評は――天性は聡く賢く、多くの書物に精通していた、とあります。然しながら権勢をふるった彼の最後は謀反を起こし、逆臣として歴史から消えることになりました。  権勢を振るった古代政治家がなぜ、そうした方向へ進むことになったのか、

          江戸川Qの「独想感想文」#27 藤原仲麻呂-古代王権を動かした異能の政治家

          江戸川Qの『ドローンを追う』#29

           2024年度、物流業界では既に過去ではない『24問題』に突入しました。しかしながらまだ見聞きするところでは、何も異音は聞こえないと思います。  ドローンにおける物流も少しづつ変わりつつあるかもしれません。まずはこの記事にあるように形式認証されたドローンが、これからもっと出てくるだろうと思われます。  そしてこれからのドローンビジネスについて、色んな角度から想像もつかないイマジナリーに溢れたアイデアがでてくるでしょう。そしてそれは大阪万博の『空飛ぶくるま』を頂点としてアイデ

          江戸川Qの『ドローンを追う』#29

          江戸川Qの「独想感想文」#26上方浮世絵の再発見、上方浮世絵の世界

          https://amzn.asia/d/gaXMcl4 https://amzn.asia/d/18CIRY6    写楽、歌川一門、葛飾北斎、浮世絵と言えば『江戸』と言えるものが多く、それは江戸時代を通じて、文化の受容が、江戸を中心としていたということでもありますが、しかしながら上方にも浮世絵はあった、というのがこの二冊です。  現代においても浮世絵と言えば『江戸浮世絵』になろうかとおもいますが、しかしながら上方においても、浮世絵はあり、しかしそれは『江戸』の成熟した

          江戸川Qの「独想感想文」#26上方浮世絵の再発見、上方浮世絵の世界

          江戸川Qの『ドローンを追う』#28

          https://jp.stanby.com/ma/%E6%B1%82%E4%BA%BA?q=%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3&utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=gl_fulltime&gad_source=1&gbraid=0AAAAADk6gakjhiAPg0yu17tcCBYOzpD3N&gclid=EAIaIQobChMIz4Tz0-jlhAMVLJBLBR3uBg8SEA

          江戸川Qの『ドローンを追う』#28

          江戸川Qの『ドローンを追う』#26

          ーーアイランドドローン、  島々、諸島を結ぶというスカイドライブを視野に入れたビジネスです。  勿論、これはそのスカイドライブ上の生活圏を含めたドローンの配送ビジネスなのですが、こうした分野に「JAL」という航空会社が参入をしているというのが、このドローンビジネスの「刺激」のように感じます。    どうして航空会社がドローン分野に参入しているのか?  以下にJALのページを貼り付けておきます。そこにJALの考えが見えます。 https://www.jal.com/ja/a

          江戸川Qの『ドローンを追う』#26

          江戸川Qの『ドローンを追う』#27

          https://www.lnews.jp/2024/02/q0221304.html  最近、少しづつですがドローン物流の形と言うのが、それぞれの地域的特徴を踏まえてきているように感じます。  この記事は、「道の駅」を利用したドローンの配送ポイント、つまり「港(ポート)」を予定したものではないかと感じます。  ドローンビジネスにはいくつかの役割があり、それはドローンの設計生産から、パイロット、スカイドライブ(空の道)の設計からそしてドローンポート、それらを統括してマーケテ

          江戸川Qの『ドローンを追う』#27

          江戸川Qの「独想感想文」#25遊民の系譜

           古代日本、そしてそれは江戸時代も含め多くの漂白の人々がいたことはあまり知られていません。  それは中国、朝鮮のみならず、ユーラシア全体に広がって存在していました。  彼らは時にジプシーとも言われたり、吟遊詩人とも言われたり、または東アジアでは傀儡やサンカとも言われたり、まさに人間の社会にはその時の社会秩序から外れて生きた漂白の人々がいたのです。  では、それらの人々はいつ生まれたのか?  この本はそうした疑問を素晴らしい研究内容と共に語ってくれる素晴らしい一冊です。  著者

          江戸川Qの「独想感想文」#25遊民の系譜