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江戸川Qの「独想感想文」#28 物語 江南の歴史-もうひとつの中国史


 日本は古代より紛れもなく中国と向きあってきました。大陸の進んだ文明を取り入れ、それを国家の骨組みに政治として文化として、時には国内の争乱を経ても取り入れてきました。

 しかしその中国を俯瞰的に歴史的情景として見ていくと、「江南」という南方の土地が中国の歴史上に時にぼんやりと、また鮮明に浮かび上がります。

 私たちは現代の中国を見ていますが、この『江南』を良く理解すれば、日本人に措ける中国とはこの『江南』と対峙し続けた黄河文明と言えるのかもしれません。

 この本はそうした中国のある側面を良く捉えた、ミステリー提供本ともいえなくもありません。きっと読了後は、中国についてより深い眼差しを向けることができることでしょう。

 もしあなたがこの本を気になったら、
 是非、そんなあなたにこの一冊を。

 そして
 あなたが一冊の本を読み終えたら、
 是非、あなただけの「独創感想文」を。




 文:江戸川Q 

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