江戸川Qの「独想感想文」#27 藤原仲麻呂-古代王権を動かした異能の政治家
藤原一族、彼ら一族そのものの源流は不明ではあるが、しかしながら古代から現代までこの日本に血脈を新調し続けた異能の一族といえるのは間違いありません。
そしてそんな藤原一族の中で、道長とは別に異彩を放つのが、この藤原仲麻呂ではないでしょうか?
彼の人物評は――天性は聡く賢く、多くの書物に精通していた、とあります。然しながら権勢をふるった彼の最後は謀反を起こし、逆臣として歴史から消えることになりました。
権勢を振るった古代政治家がなぜ、そうした方向へ進むことになったのか、そして古代王権を彼はどうしようと考えていたのか、それら様座奈々要因こそが彼の最後に繋がっている、そんなことをこの本を僕等に示唆してくれます。
政治とは力の均衡を図る天秤というものであるといううことをこの本を読了後は皆が感じるのではないでしょうか。
もしあなたがこの本を気になったら、
是非、そんなあなたにこの一冊を。
そして
あなたが一冊の本を読み終えたら、
是非、あなただけの「独創感想文」を。
文:江戸川Q
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