2018年7月について
身体動向/メタ・リポートーー予告編
5月、6月に続いて7月も鼻、喉、皮膚などのアレルギ-的傾向が強いままでした。”想定外 ”の気候の不安定→→身体の不安定が続きます。7月は異常な高温・高湿度が続きました。この環境に対応して身心を安定すべく下腹に集注するためか、血海の反応が本来のピーク=5月を過ぎて、7月になってもさらに活発になっています。
あらためて、近年の季節外れの反応とくに足三里と血海の反応について、少し振り返ってみましょう。とくに東日本大震災・原発事故前後から、足三里(リラックス・脱力、排泄に関わる)が季節外れに特異的反応をしめすことが多くなりました。本来、足三里は春が「活動期」。骨盤をゆるめてリラックスし、排泄を高める反応のキモになります。
ところが、手元の記録を見ると、3.11直前の2010〜11年の冬は12月から足三里の反応がすでに敏感で、真冬の寒さに適応するためにギュッと縮むはずの骨盤も、むしろゆるみやすい傾向がありました。3.11震災の後は長期にわたって反応が高く、さらに2年半以上(2013年の秋まで)足三里の反応の高い状態が続きました。
足三里ほどではありませんが、血海(下腹を温め、安定を支える)も、季節外れの活動をするのが目立ちます。血海は足三里とは対照的に、ダイレクトに下腹を温め、骨盤=下腹を引き締めます。季節的には春から夏へ身体を切り替える5月、秋から冬へ身体を切り替える11月が血海本来の「活動期」です。
今年はその5月の「活動期」を越えても鎮まらず、6月、7月と活動が鎮まるどころか、むしろ余計に活発化しているわけです。昨年(2017)も5〜8月の間ずっと血海の反応が活発でした。さらに一昨年2016年は5〜6月の間血海が活発でした。足三里も5~7月の間反応が高く、いったん鎮まって11月~翌2017春まで反応が続きました。その前年2015年は11月から足三里の反応が活発化、そのまま3月まで続きます。4月10日から血海が急に活発化します。(2016.4.14.熊本地震)
近年たびたび起きる「季節外れ」の身体の反応。はじめてこのような変則的動きに気がついたのは、寒さに適応して骨盤が縮むはずの時季なのに、多くの人の骨盤が縮むどころか拡がってしまっていた1994年の12月です。阪神大震災の直前でした。
時系列を遡って書いたのでちょっと分かりにくくなりました。次回は(ちょっと手強いですが)さらにスパンを広くとって、2000年代の環境変動と身体の反応について、整理してみようと思います。
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[ 第1週 /6日]
自分でもびっくりするほどズーンと来ました
今朝はTVでいきなり気が重くなるニュースが…。あらためて ” オウム ” の重い響きはまだ鳴り止んでいないと感じました。世界中に超低周波で振動し続けている気がします。
ボディワークに関わるものとしては、身体の深みを開いていくことで ” 身心の平和 ” のアンカーをなんとか見出したいところです。
今週は急に蒸し暑くなって、だるい!という人が多かったです。胸に熱がこもるほど身体が重く感じます。「腰椎2番の疲れとり体操」+「バナナのポーズ」で胸をゆるめて身体の中から涼しく!
[ 第2週 /13日]
気象庁が「7月ずっと猛暑予報」を出したようです
内腿の付け根が敏感に反応しています。触れるとすごく温かくなり、みぞおち→胸全体がゆるんで肩の上や胸の側面が涼しくなります。
血海も先月よりもさらに反応が加速しています。血海から下腹に集注するほど上体はゆるんで涼しく、リラックスします。自然環境の変動の大きさに対応している気がします。
[ 第3週 /20日]
朝から30℃近く
早くも真夏の身体に変わってきました。胸の真ん中に熱がこもり、硬くなりやすくなっています。胸が硬くなると、連動して腰椎5番の動きも硬くなります。
腰椎5番の疲れチェックをしておきましょう。「腰椎5番の疲れとり体操」で腰椎5番をゆるめると、連動して胸がゆるんで、放熱しやすくなります。
詳しくいうと、腰椎5番と仙骨の間がゆるむ→頚椎7番と胸椎1番の間がゆるむ、同時に胸の中心部=膻中ーー胸椎5番がゆるむ、ということになります。
[ 第4週 /27日]
フジロックがまたも祟られるか?
ディランが来るせいか・・A hard rain's a-gonna fall?
あまりに酷暑が続いたので、首の中に熱がこもって自律神経系の反応が不安定になっています。ちょっと暑さがゆるむと、かえって疲れがどっと出て具合が悪くなる場合もあります。首・胸をゆるめて、熱をとっておきましょう。
両手を組んで手首の力を抜く。あるいは手の甲を腿の上に置いて、手首がよりゆるみやすくなるようにポジションを調整すると、首の付け根がゆるんで温かくなってきます。温かさ(熱さ)が胸→みぞおち→下腹に降りると肩の周りが涼しくなってきます。
手首(甲)に水流を当てると、首・胸→腕の気の流れが良くなり、放熱しやすくなります。
*過去の7月
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