今崎人実(みっふぃーな)

IT業界勤務→Webデザイン制作会社勤務→建築デザイン事務所のWebデザイナー→ライタ…

今崎人実(みっふぃーな)

IT業界勤務→Webデザイン制作会社勤務→建築デザイン事務所のWebデザイナー→ライター|ブックライティング、取材・インタビュー記事、ホワイトペーパー、SEO記事、Webサイト・ブランディングサイトの原稿作成||9年前ガンから復活|北欧&🐰が好き|執筆記事数377

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正月早々怒ったこと

「正月早々怒るなんてけしからん」と思う人は多いだろう。 それでも怒らずにはいられない。 私が怒ったこと、それは被災地での女性に対する性暴力。 事の発端は石川県で起きた大地震。家屋が倒壊し、人々が呆然とする姿に日本中の人たちが心動かされた。それは私も同じだ。 Xで地震情報を求めて読んでいると、阪神大震災、熊本大地震、東日本大震災と、どの被災地でも目を覆うような性暴力があったという。 とくに私がショックを受けたのは東日本大震災。なぜなら私は地元が秋田だから。お隣の岩手の避難所で

    • ライターになる道はいと険し10

      前途多難のライター生活についてばかり書いている私だが、たまにはいいことも書こう。 ライターにとって嬉しいのは書いた記事を評価されること。中には「文字単価が自分の基準」というライターもいるだろうが、私にとっては書いた記事がすべて。書いた記事が評価されると自分が認められた気分になる。そんな心躍る経験をすることができた。 ある日のこと、いつものクライアントからインタビュー記事を作成してほしいという依頼が来た。それは私がインタビューするのではなく、既にインタビューをした音源から記

      • ライターになる道はいと険し9

        コピペ記事がまずいことはライターだったら周知の事実。 それでも平然とやってしまう人たちがいる。 それも自分に迷惑がかからなければ私は平気だっただろう。 コピペ記事がいかにクライアントに被害を与えるかを私は知ることになる。 それは2月ごろにクラウドワークスで受かったクライアント。 本数も多く、ライターのスキルが上がれば文字単価を上げてくれるという嬉しい条件つきの案件だった。 ジャンルも私が得意なIT系だったので執筆を楽しんだものだ。 何よりも嬉しいのはFBがほとんどないという

        • 誰も知らない物語

          それは約3年前にやってきた。 私を大きく変えた出来事。 そこから私の人生は大きく変わってしまった。 まるで小説のような展開に、自分の人生とは思えないほど。 それが私の苦しみの始まりだった。 亡くなった祖母がよく語っていた。 「人生は思い通りになることは稀。思い通りにならないことの方が普通」 子どもの私には全く理解できなかった言葉を今になって噛み締める。 誰にも語れない自分の感情を自分で昇華する必要があった。 それは時として自分を苦しめた。 仕事が忙しい時は何も考えなくても

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        • 雑記
          5本
        • ライターについて
          10本
        • 読書日記
          6本

        記事

          真夏の夜のミステリー

          SNSが歌舞伎町を一人で歩いているようなものと実感したのはつい最近のこと。素性もわからない人間との接触は、一歩間違うと恐ろしい体験へとつながる。 ライターという仕事は、以前と違い参入障壁が低くなった。素性を確認し人柄などをチェックする会社員と違い、どんな人でもライターと名乗れる。私が恐怖を感じたのは2回ほど。すべて相手はライターだった。 一人はライターの他に別の仕事をしている人。クライアントへの不満を延々と語るその人の意見が極端過ぎると感じてしまった。よせばいいのに、一言

          真夏の夜のミステリー

          ライターになる道はいと険し8

          人生思いもよらぬことがある。私にもそんな機会が訪れた。12月にクラウドワークスで合格をくれながら、ずっと音沙汰がなかったクライアント。もはや縁がないものと諦めていたが3月にいきなり連絡がきた。内容はNFTに関する記事10本。信じられない気持ちで案件を引き受けた。 早速記事を書こうと1番目のタイトルからネットで該当のものを探した。しかし目指すものは全く出てこない。出てきたのはアニメ関係のDiscordばかり。Discordは、テキスト・ボイス・ビデオを通してコミュニティや友達

          ライターになる道はいと険し8

          ライターになる道はいと険し7

          「私が口頭で伝えることを記事にしていただきたい」 クラウド・リンクスから紹介された建築家から思いもよらない仕事が来た。クラウド・リンクスはクラウド・ワークスの上位サイト。 登録している受注者も大手企業が多い。 クラウド・リンクスから私に声がかかったのは、たまたま私が昔東証スタンダードのIT企業で働いていたからだ。 声がかかったのはラッキー以外のなにものでもない。 これまでのクラウド・ワークスの案件は全てテストが前提。受かることもあれば落ちることもある。 今回の案件に関しては

          ライターになる道はいと険し7

          ライターになる道はいと険し6

          ライターとして憧れてしまうのは向田邦子。優れた文章を書きながらいつもおしゃれなライフスタイルを送っていた。 「向田邦子のようになりたい!」 そんな夢のようなことを想像していたバカな私。 現実はそんな生活とは程遠かった。 初心者の私が高単価案件を取れるわけもなく、Webマーケティング会社の案件と個人のクライアントの案件をこなす毎日。 Webマーケティング会社には複数の担当者がいた。 彼らはエンドクライアントとの交渉、ライターへの発注、編集作業など全てを一人でこなす。 1つの会

          ライターになる道はいと険し6

          ライターになる道はいと険し5

          紆余曲折あって、私は最初のクライアントだったライティング代行会社を辞めた。新たにWebマーケティング会社と業務委託契約を結んだのだが、1社だけでは心もとない。そこで私はクラウド・ワークスで案件探しをすることになった 代行会社を辞める前、ライティングの師匠であるカナコ先生に相談。ノーギャラにされた時よりはましなのだが、ぼんやりしていると、また親子で餓死の心配をしなくてはならない。といってもさすがに奴隷案件には応募しなかった。クラウド・ワークスに応募する前、とことんリサーチをし

          ライターになる道はいと険し5

          ライターになる道はいと険し4

          ある日突然、代行会社の社長から爆弾宣言をされた。社長の宣言とは文字単価を成績で分けるというもの。代行会社の文字単価は一律1円。新しい報酬案は成績の悪いライターは0.8円にし、良いライターは1.5円にするというもの。 社長の宣言を聞いて私は青くなった。なぜなら、その直前に私がもらった成績は「1」だったから。「1」が多い理由はスペースが多かったせい。 「このままではまずい!生活できなくなっちゃう!」 もはや私の気分は映画『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラのよう。 スカー

          ライターになる道はいと険し4

          読書日記「だからダスティンは死んだ」

          ミステリーでは一押しの作家であるピーター・スワンソンの新作。スワンソンの『そしてミランダを殺す』は「このミステリーがすごい!海外編」で第2位を獲得。犯人像がいつもグロテスクだが読みだすとクセになる。今回も期待を裏切らない内容だった。 作者について内容感想もしも隣家の住人が殺人犯だと知ったら、あなたはどうするだろうか?主人公のヘンはそのような恐怖の体験をする。隣人の家を訪問したヘンは殺されたダスティン・ミラーのトロフィーを発見してしまう。隣人のマシューはダスティンが通っていた

          読書日記「だからダスティンは死んだ」

          ライターになる道はいと険し3

          「あなたのライターとしての成績は平均3です」 初心者の頃、初めて入ったライティング代行会社で付けられたライターの成績。この成績を付けたのは初めて担当したクライアントだった。 なぜ、私がライターに厳しいクライアントを担当することになったか? それは単純にIT業界が長かったから。長年大手インターネットプロバイダーで働いてきた。結婚を機に辞めたのだが、独学でWebデザインをマスターしWeb制作会社でも長く働いた。 担当したクライアントはIT業界のある企業。当時ライティング代行会

          ライターになる道はいと険し3

          ライターになる道はいと険し2

          フリーランスのライターとして働いていた私は、唯一のクライアントであるライティング代行会社の社長の言葉に青くなった。 「みっふぃーなさんの記事は、エンドクライアントが満足できるレベルになるまで修正してもらいます」と。 当然完了になるまでノーギャラということだ。 母子家庭の私にノーギャラというのはありえない!必死になった私は思わず言った。 「あの、うち母子家庭なんで仕事がないと困るんですけど……」 「母子家庭なら余計頑張らないと!僕だってみっふぃーなさんには頑張ってほしいんです

          ライターになる道はいと険し2

          ライターになる道はいと険し1

          ライターになったのは2021年4月から。元々書くことには興味があったが最初からライターを目指していたわけではない。当初はシナリオの講座を受けようと思っていた。シナリオといってもYouTubeのシナリオではなく、脚本を学びたかったのだ。 そんな私が離婚することになった。脚本家を目指すといってもなれるかどうかもわからない。自立するためには仕事が必要だった。当時は建築デザイン事務所で働いていたが、書く仕事にずっと惹かれていた。ライターを目指す方が自立できるかもと思ってしまったのだ

          ライターになる道はいと険し1

          音大入学で手に入れたもの

          娘は現在音大の一年生。音大に入った当初は幸せを感じていなかったが、今では入ってよかったと心から思っている。 娘が音楽の道を選んだのは保育園時代。既にルートを決めていたので平坦な道ではなかった。遊びを我慢し、来る日も来る日もピアノの練習。幼い頃の娘はピアノが好きではなかったよう。あんなに練習ばかりやっていたら、それは当然だ。私でも嫌になるだろう。 念願叶って音楽専門の中学に合格。楽しい学校生活が待っているのかと思っていたが、現実は違っていた。中学・高校で一緒になった子たちは

          音大入学で手に入れたもの

          初めてのカラーリング

          昨日、生まれて初めてカラーリングをした。地毛が真っ黒で一度も染めたことのない自分には大きな冒険だ。それまでは染めようと考えたこともない。 自分の気持ちを動かしたのは娘のカラーリング。現在音大生の娘は高校時代からカラーリングしたいと言っていた。高校時代にもやりたいと希望していたが「大学生になってからね」と説得し続けた。 念願叶った娘は大学でデビュー。しかし、娘のカラーリングはそれまでの私のイメージを大きく覆した。 いわゆる茶色ではなく自然な地毛のような茶色、いや黒にちょっ

          初めてのカラーリング