Vol.4 努力は実る!カンボジアで活躍する先生になった教え子のお話
皆さん、年明けのお仕事ご苦労様でした。久しぶりに中学生と出会えて元気を頂けたHANABIです!今週末は雪模様で、交通機関も荒れてしまい、ボク自身も大変な目に遭ってしまいました…(雪を見て中学生と一緒にテンションが上がっていましたがww)。
大学入試、高校入試を控えている方たちは、安全に配慮して、万全な状態で試験に望んでください。努力が少しでも成果として表れることを、心から祈っています!!
立派になったね!成人になった教え子たち
先週、成人式&同窓会がありました。
成人になった皆さん、本当に立派な姿になられました。人生はまだまだスタートしたばかり。
最善のコロナ対策をしながら、見事に同窓会を切り盛りしていた教え子の姿に、感動しました。ホテルの従業員さんたちも感心していましたよ!
皆との出会いを大切にして、ボク自身も一緒に成長していけたらと思います!
マスク越しから笑顔が溢れながら、たくさん教え子たちと話しているなかで、とっても嬉しいお話があったので紹介します。若者の力は無限大、という事実を知ったお話です。
「私、カンボジアで先生してます」
カンボジアで活躍する日本語教師は、若干20歳。中学校時代は、肘を付きながら、「どうして勉強しなくちゃいけやんの?」っていうオーラが出まくっていました。
しかし、不思議と、目は死んでいない。
勉強のやる意味、もしくは、勉強のやり方を教わることが少なかったんだなっと直感しました。
「彼女のために何か授業はできないかな?」
出会ったその日から、1年間のボクのテーマになった大切な教え子の一人。
そこで、歴史と公民の授業では、彼女が持つ「優しい心」と「野心」を少しでも開放できるように試行錯誤しました。
その結果、事前アンケートに書いてくれた「どうして世の中には貧しい人たちがいなくならないんだろう」をテーマにして授業をつくっていくことにしました。
今になって思えば、授業内容はともかく、「わたし、アホなんで(笑)」といつもとぼけてくる彼女の雰囲気が見る見る変わっていくのが、本当に嬉しかった。きっと、あなたの学ぶ意識の変化が、当時のボクのモチベーションになっていました。
彼女がカンボジアに行った理由。
それは、ひどい貧困問題のなかで生きる子どもたちに何かできないかと考えたから。
しかも、「こんな私でもやれることはある」という強い信念を持って!
振り返ってみると、この行動力は、社会科の専門用語でいうなら「公民的資質」が育成されたことを意味するんですね。こんな経験は初めてですし、授業の大切さに気付かされた瞬間でした。
またまた、あなたのおかげでモチベーションがMAXになってきました(笑)
次は、リモートを通して一緒に授業をすることを約束しました。
カンボジアの次は南アフリカに行きたいみたいですね。あなたの貧困問題に対する探究心に、ボクもお供させてくださいな!
これからも、よろしくお願いします!!
カンボジアで活躍している彼女からのメッセージ
お手紙にはたくさん彼女の近況が書かれていましたが、特に上に掲載した内容はボクの心を打ちました。この文章は、本当に深い意味で内容が濃く、ボクの脳裏に焼き付きました。
学歴なんて関係ないと思います。
今のあなたの輝いた笑顔がすべて。
今のあなたが頑張っている姿がすべて。
そんなあなたを尊敬してます。
2022年の始まりは、こんなハッピーなニュースから!!だから、中学校教師はやめられない!
ボク自身の実践を反省しつつも、希望を持って明るい道を歩み始めた彼女を応援したいです!!
One step at a time !
Good Luck !
*最後までお読みいただき、ありがとうございました。
*写真は全て3年前のものです。
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中学校社会科教師のHANABIです!学校教育の現状、中学校社会科の面白さ、自分の生徒・卒業生や全国にいる中学生へのメッセージ、時にはHANABIのプライベートまで、いろんな角度から掘り下げて綴っていきます!!SNS初心者ですが、よろしくお願いします(*^▽^*)