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まさかの産後うつ

Hello, みろろんです。過去を振り返るって時には大事ですよね。noteで振り返りながら自分のこれからの生き方を模索しています。

私は異国、イギリスで初出産しました。しかも引っ越ししたばかりの土地で。


生まれてから2週間はHealth visitorと呼ばれる主に赤ちゃんの健康を観察する人が毎日家に来ます。

「赤ちゃんは順調に育っているか?」

が主なチェック項目だと思いますが、お母さんの状態(心身とも)もチェックします。虐待も含めて。

私はhealth visitor の紹介で赤ちゃんグループに参加したのですが、最初に仲良くなった人は家に押しかけてくるのに私が会いたいというと会ってくれない人でした。

買い物に出かけたついでにその人を見かけたのですが・・

「他のママと楽しそうに歩いていました!」

もちろんその人にとっても私はママ友の一人だろうし、たまたま会っていたのかもしれません。でもその様子を見た私は気づかないうちに泣いていました。。。

「私には誰もいない」

そう思ってしまったのです。それをHealth visitorに話しました。そうすると他のグループにいってもっと知り合いをつくるように言われました。

と同時にうつ病かもね、とテストを受けたりしました。

私はそのころ母乳で育てると決め(イギリスでは産んだ瞬間に母乳か、ミルクか選択されます)なかなか赤ちゃんが上手く飲んでくれないので、母乳を搾乳機で取り出し、それを哺乳瓶に入れて夫が飲ませる・・と試行錯誤していたのです。直接赤ちゃんが飲んでくれれば何も問題がないのに・・そんな焦りがありました。もちろん日本では病院ですべて指導してもらえるのでしょうが、ここはイギリス。初めての出産の私にとってそれはとてもつらいものでした。

気分はどんどん落ち込み、赤ちゃんと2人で昼間家にいるのが苦痛になります。しかもハズは仕事帰りにサッカーとか自分の趣味があり。日本と違って真っすぐ帰れば6時ごろに帰ってくるのに時計を見ながら「あと何時間・・・」と指おり数えている自分がいました。

そしてうつ病と判断され、私は薬を飲むことになります。薬を飲むと授乳できない。苦労してやっと赤ちゃんが母乳を飲むようになっていたのですがミルクに切り替えました。泣きながら「ごめんね」と何度も言いながら。

そしてHealth visitorに

「今一番やりたいことは何?」

と聞かれてまずは趣味の音楽をやることに。私は地元のWind Orchestraに入ることにします。ハズは送り迎えもしてくれました。しかし、体がしんどくて行くのがつらい。。。人と会うのもつらい。(何か話さなきゃ!とか考えるのがしんどかったです)

最終的に

「仕事がしたい(外に出たい)」

になり、そうしたいならそうすべき!と言われます。

イギリスってすごいな、と思うのは自分の意志を尊重してくれること、困難を抱えた人に対してのサービス(グループ活動など)が充実していることです。

私は後押ししてもらったので早速前と同じように求人に応募します。しかし今回は田舎町。なかなか求人はありません。イギリスの求人の探し方はこちらへ。


その時、ハズの同僚が中・高の理科の実験助手はどうか?という情報を教えてくれました。

先生をするには英語力がないけど、授業の準備とかならできそう、と思い応募しました。

すると運よく面接へ。

そこでも「教員養成のほうがいいんじゃない?」と言われますが、「子供も小さいので」と、この仕事でいいとアピール。

そして無事に採用されました。学校が休みの時は行かなくてもいいものの、フルタイムです。この時赤ちゃん7か月。赤ちゃんは保育園に行くことになりました。

よろしければサポートをお願いします。サポートしていただければ、現教員、学校に苦手意識のある生徒さんへの支援に使わせていただきたいです。