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エッセイ・コラム

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感じた事をいろいろ書いていきますので、読んでみてください。
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#現代語俳句の会

気まぐれなるままに俳句

気まぐれなるままに俳句


鍋かこみ手酌の顔もほころぶか

マグカップつつむ両手に寒茜

*古語と現代語

現代語俳句の会のタグを付けて俳句を詠むようになって一年ちょっと。句会にも参加させていただくようになった。
その前段階として、短歌を通して和歌を知りたいと思い古語使いを勉強、挑戦してもきた。
これはどうしても古語で行きたいと思った筆頭が、この矢口さんとのコラボだ。

古語は調べながらでも難しい。これも一点間違いを見つけ

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雲の峰隠れてもなお富士は富士

雲の峰隠れてもなお富士は富士

一週間遅れで父に会いに行ってきた。
祖父母も同じ墓に眠る。

実際は車だが、この駅を見ると思い出す。
小学二年生。三歳の弟の手を引いて、たったふたりで東京からここまでやってきた事はやはり忘れていない。
母の出産予定日が近づき、わたしと弟はここに預けられた。
八歳と三歳の道中だ。この駅に着いた時、緊張がゆるんで泣きそうになった事は忘れられない。
曽祖母が亡くなり、町の集会所として使用して貰っていた祖

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ふるさとーいちごつみ俳句

ふるさとーいちごつみ俳句

「ふるさと」
その思い出は、理屈抜きで「暮らし」の中にこそあるもの。そしてその背景には、厳しく美しい四季が黙って静かに寄り添っているものではないでしょうか。
 

今回「ふるさと」をお題に、草笛さん悠凜さんと三人で現代語俳句による「いちごつみ」(一語摘み)を詠みあげました。全九句と全六句です。

いちごつみ
前の人が詠んだ句の中から一語をいただいて詠んでいきます。noteのコラボは極力noteの中

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