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気まぐれなるままに俳句


鍋かこみ手酌の顔もほころぶか

マグカップつつむ両手に寒茜


*古語と現代語

現代語俳句の会のタグを付けて俳句を詠むようになって一年ちょっと。句会にも参加させていただくようになった。
その前段階として、短歌を通して和歌を知りたいと思い古語使いを勉強、挑戦してもきた。
これはどうしても古語で行きたいと思った筆頭が、この矢口さんとのコラボだ。

古語は調べながらでも難しい。これも一点間違いを見つけて後から修正した。←矢口さんごめんなさい🙇‍♀️
気がついただけマシだと自分に言い訳をする。
(見直せばそんなのいっぱい出てくるはず)

ただ、現代語俳句の会は、現代語だけを使って俳句を詠むという発展的挑戦を行なっている。
ならばしっかりと現代語のみで詠みたいが、その実いくつかミスをおかして動詞と助動詞の古語活用を使ってしまった💦

「奉ずる」「消えぬ」だ。
勿論主観で言えば、現代でも使える!なのだが、せっかくの挑戦なのだからきっちりやろうと思い直してみた。
※古語とは、昔用いられた単語。古典文法だけではなく、文語文法まで。

まず俳句で使われる代表的な古語の「や」「かな」「けり」と旧仮名遣いを避けるのは必須として、他にも使ってしまいやすい「あれ?」というものがある。

まー現代語でも使わなくは無い語は別にして、やらかしやすい語の例をひとつあげておこうと思う。
もし参考になればと思いつつ。
「し」と「き」の形容詞活用だ。

○上の短歌でも使っている「運びし」
こちらは明らかに古語だ。直感でもわかりやすいと思う。
この「し」は、動詞の連用形に接続し(はこび)過去をあらわす助動詞で連体形だ。
(「し」の活用の終止は原則「き」)
「〜た」と訳す。この場合は「風が運んだ音魂」と訳す。

○青き衣をまといて(ナウシカ😬)
こちらも古語だか、勘違いしやすいのはこちらだ。
形容詞で終止形は青し。「うつくし」「恋し」などなど。これの連体形が「き」で、「美しき」「恋しき」となる。ひらがななら「うつくしき」「こひしき」だ。
現代語なら終止は「い」で連体形も「き」ではなく「美しい」「恋しい」となる。

ただし詩歌は意図的に語を省略する場合もあるので、その場合は「し」でとめて「い」がなくても現代語となるだろう。
また、一方でこれは古語っぽい感じがしないだろうか。
「恋しかろう」「寒かろう」
こちらは形容詞現代語活用の未然形「かろ」に推量の「う」をつけた現代語なのだ。
ほんと難しいとしか言いようがない( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
でも「き」に接続させれば明らかに古語だ。

この形容詞の方は、現代語だと思ってうっかり使ってしまいやすい。
だって凛としたイメージがあるから。わたしもついうっかりとなりやすい筆頭だ。

短歌を通して和歌を学びたくて、少し勉強したわけだけれども、本当は習っているはずなのに片っ端から忘れてるとしみじみ思う。しかも今なんとかわかっている事もやっとこさっとこだ
( ̄^ ̄)ゞ

現代でも使うかどうかは主観によるものもあるし、句の良し悪しは別の話だと思う。それでも現代語俳句を詠んでみようと始めた以上、現代語で挑戦していきたいと思う。出来栄えはその後🙄


#気まぐれなんてカッコつけちゃって #要はボツ句よ #俳句 #現代語俳句の会 #先に供養するやつ #エッセイ  

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