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協力隊がズバっとお答え「あなたのモヤモヤ解決します!」

現在活動中の27期協力隊、参加する前には様々な不安や疑問を抱えていました。そんな彼らが参加前に抱えていた不安や疑問に自ら答えます!

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活動についてのモヤモヤ

【Question】
緑のふるさと協力隊は具体的にどのような活動をするのですか?

【Answer】
多くの派遣先で共通しているのは農家さんの手伝いです。その他にも、ざっと一例をあげれば、道の駅で接客、温泉の番台、ピザ釜でピザづくり、地元ケーブルTV局の動画撮影・編集、畜産、染め物、カヤック体験、コーヒー園、伝統芸能などがあります。それぞれの派遣先には地域特有の魅力的な活動があり、貴重な体験ができます。
地球緑化センター事務局に問い合わせてもらえれば詳しい内容が聞けますので、「興味がある」「気になっている」という人は、まずは連絡してみてください。

【Question】
派遣先での活動は、まず何をすればいいのでしょうか?どうやって決まるのでしょうか?

【Answer】
派遣先に着任した最初のうちは、市町村役場の担当者の方が、声をかけてくれた農家さん、事業所などにいきました。その後は、協力隊について掲載してもらった広報誌などを見て、役場に依頼が来たり、個人的なつながりから直接依頼を受けることもあり、だんだんと自分でスケジュールを組んでいきます。派遣先にもよりますが、初めから自分でスケジュールを組む場合もあるそうです。自分から『何かお手伝いすることはないか?』と出会った人に話してみるのもいいと思います。

【Question】
農業などの経験がないのですが、ちゃんとお手伝い出来るのでしょうか?
【Answer】いきなり難しいことを任されることはないと思います。また地域の方が親切に教えてくださるので大丈夫です。わからないことがあればそのままにせず、すぐ質問しましょう。きっと優しく教えてくださるはずです。たとえ上手く出来なかったとしても誠実にコツコツやっていくことで、周りから信頼されていくはずです。作業終了後に「助かったよ」と声をかけていただくと、とても嬉しい気持ちになります。

【Question】
苦手なことの活動依頼が来たらどうしよう……

【Answer】
いろいろな経験ができることもプログラムの良いところです。今まで避けてきたことも、やってみると意外と大丈夫だったと新たな発見もありました。やっぱり苦手だった、と再確認することも一つの発見と思い、とりあえずやってみることをオススメします!

【Question】
先輩隊員の方の月間スケジュールを見ると、とてもハードなスケジュールに思えます。自分にこなせるか心配です。

【Answer】
ハードに活動される方もいますが、自分の体調・体力に合わせて休みや活動時間は調整できます。派遣先の担当者の方と相談しながら工夫して上手にスケジュールを調整しましょう。

【Question】
休みの日も活動しないといけないのですか?

【Answer】
休みの日はしっかり休養をとることも大切です。自分の体と相談しながら地域をじっくり見てみるのもいいでしょう。また派遣先にもよるでしょうが、完全な休日があまりないこともあります。一方で丸1日活動ということもあまりありません。草刈りや農作業などは作業時間こそ長いですが、半分ぐらいは世間話と休憩になる場合もあるので気楽に参加しています。また、天候不順で予定がなくなって、休日になる場合も多いです。

【Question】
自由な時間はあるの?

【Answer】
基本的には週休2日で役場と同じサイクルで活動します。土日に活動が入ることもありますが、その場合は、代休をもらうこともできました。休みの日は地域の行事に参加したり、村内を巡ったり、家でゆっくり過ごしたり、自由な時間もちゃんとあります。

【Question】
活動を有意義なものにしていくには?

【Answer】
自分自身の興味や関心を大事にして、やりたいことはちゃんと口に出していきましょう。真剣に活動し、輪が広がっていけば、手を貸してくださる方が必ず現れます。協力隊としての活動期間は限られているので、どんどん積極的に動いていきましょう。

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暮らしについてのモヤモヤ

【Question】
食料や日用品などの買い物はどうしてる?

【Answer】
地域内に小さい食料品店があります。地域の方の多くは車で30分~40分くらいかけて、JAやスーパー、100均など店がまとまっているところまで買い物に出ます。
おすそ分けをいただいたくこともありますし、足りないものは身の回りのあるものでどうにかしてみよう、と考えるようになったら頻繁に買い物に行く必要がなくなりました。

【Question】
初めての一人暮らしで、うまく生活できるか心配です。

【Answer】
「一人暮らしが初めて」と伝えれば、ご近所さんや地域の方々は、料理や洗濯、掃除の仕方まで優しく教えてくださります。お世話好きな方が多いので大丈夫です。あるものを生かして暮らすことも協力隊の醍醐味なので、自ら動いて聞いてみてください!

【Question】
住環境は大丈夫ですか?

【Answer】
季節によっては厳しい部分もありますが、地元の方に聞けばそれを乗り越えるための知恵や工夫を教えてもらえます。歴代の協力隊はこう暮らしていた、という話なども聞けて一石二鳥です。ただし虫の侵入だけはどうしようもないです。程々に対策して、あとは諦めることが肝心です。

【Question】
ネット環境は快適ですか?

【Answer】
派遣先の状況によりますが、通信環境があまり充実していないところもあります。都市部とは同じ感覚でいない方が良いでしょう。私は低速無制限のプランでなんとかやっています。

【Question】
派遣先で知り合いを増やすにはどうすればいいですか?

【Answer】
特に難しく考えなくとも知り合いは自然と増えていきます。町内会の行事や地区の作業には多くの方が来られているので、そこに顔を出しておけば問題ありません。ただしこうした行事に参加しない・できない方とは知り合えないため、時々お宅にお邪魔したり、道端で話したりという工夫も必要です。

【Question】
縁もゆかりもない地域で1年間活動をうまくやっていけるのか不安です。

【Answer】
派遣先の地域や隊員の性格・考え方にもよると思いますが、1年という長い期間になるので、不安な場合に思う場合は、参加前に派遣地域の特徴や活動について情報収集してもいいかもしれません。

【Question】
車の運転が不安です……

【Answer】
確かに農山村では、道が狭かったりして、運転に恐怖を感じることもありますが、焦らずゆっくり走ればいいので、時間に余裕をもって運転してみてください。着任してからも、派遣先の地理を事前に調べておき、注意すべき道を地域の人に確認しておくことも大事です。地域の方は大抵車を見ただけで誰が運転しているか分かるので、すれ違った際に顔見知りの方が声掛けをしてくださることも!

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お金についてのモヤモヤ

【Question】
月5万円の生活費で暮らしていけるか不安です。

【Answer1】
社会人経験者の場合、社会保険料や住民税などの出費も多くなってしまいますが、地域の方が食事に誘ってくれたり、野菜やおかずをおすそ分けしてくれたりするので、あまりお金を使うことなく生活することができます。

【Answer2】
しっかり自炊をすれば可能です。地域の人や農家さんからお米や野菜などをたくさんいただくので、野菜が多く取れる時期などはほとんど食材を買うことがありませんでした。ただ私は昨年会社勤めだったので、保険料や住民税などの支払いがきつかったです。前年に収入があれば、少しの蓄えは必要かもしれません。

【Answer3】
税金や年金など公的な支出は別ですが、住居および基本的な家具、家電・水道光熱費・車及びガソリン代などの生活の保障はされているため、日常的な出費は、食料品や日用品くらいです。無駄遣いをしない限りは十分生活できます。

【Answer4】
金銭的にはやっぱり辛いところはあるけど自分がしっかりと活動したり、手伝いをすれば野菜や飲み物、生活で必要な物まで農家さんからいただくことがあったり、ご飯までごちそうになることがあるので何とかなります。ごちそうになった時は「おいしいですね」ってリアクションすると喜んでもらえます。

【Answer5】
社会人は厳しい。学生はしっかり生活すればできる。
社会人は税金の個人負担が大きく月5万円は超えます。しかし、自分を律した生活をすることで過度な持ち出しは発生しません、学生に関しては十分生活できます。お金に代えられない経験にこそ、緑のふるさと協力隊としての価値があります。

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その他のモヤモヤ

【Question】
任期終了後の進路が不安です

【Answer】
協力隊では様々な活動にチャレンジできるので、活動の中でやりたいことが見つかるかもしれません。また、協力隊でしか得ることのできない学びがたくさんあります。参加するか迷っているのなら挑戦することをお勧めします。

【Question】
協力隊の活動後は、派遣先地域に住まなくてはいけいのですか?

【Answer】
派遣先に定住してくだされば、地域の方々は喜ぶと思いますが、必ずしも定住しないといけないことはありません。たとえ任期終了後に派遣先を離れたとしても、地域の方との関係性はなくならないので、1年間共に汗を流し、たくさん笑ってたくさん泣いたその場所は、いつでも帰れる第2のふるさと(心の居場所)です。

【Question】
困った時相談に乗ってくれる人はできる?

【Answer】
活動上の困りごとは役場の担当の方が話を聞いてくれたり、必要に応じて活動を調整してくれます。派遣先でのお父さん、お母さんという感じです。私生活の悩みは、ご近所さん、協力隊OG、活動先や飲み会で知り合った地区の人達、たくさんの関わって下さる方がいます。協力隊の立場を理解して、話を聞いてくださり、日々支えられています。

【Question】
お付き合いをしている人がいますが、活動期間中に会えますか?

【Answer】
年に1度の帰省を利用するか、お相手に活動地に来てもらうことになります。後者については、派遣先の担当者の方とよく相談の上、時期や頻度を決めます。

【Question】
田舎暮らしに興味がありますが、自分に何ができるか分かりません。

【Answer】
焦らず、慌てず、簡単なことから徐々にできることを見つけていくのも良いかもしれません。

【Question】
新型コロナウイルスで地域の方々から偏見の目で向けられたりするのではないか不安です。

【Answer】
村の人たちのコロナに対する考え方は本当に様々でした。今年は、約2週間の自宅待機期間を経ての活動開始になりましたが、近所の人たちは歓迎してくれる人もいれば、少し距離をとる人もいました。でも時間が経つにつれて、通常通り接してくれるようになりました。
今までと同じような関わり方ができない中で、地域の人と繋がれる方法を前向きに考えることも大切だと感じています。

【Question】
人見知りでも大丈夫なのか不安です。

【Answer】
自分自身も人見知りで不安だったけど、派遣先の町の方から話しかけてくれたり、優しく接してきてくれたので、早い段階で馴染むことが出来たと思います。人との距離感が近いのでそれさえ慣れることが出来れば大丈夫!

【Question】
緑のふるさと協力隊になって良かったと思いますか?

【Answer】良かったと思っています。
理由は、これまでと全く違う時間を過ごし、当たり前だと思っていたことが当たり前じゃないことに気づくからです。価値観がアップデートされます。参加前は生きていく上でお金は必須と考えていましたが、お金は必要ではあるけれど必ずしも重要ではない。
「自分が生きていく上で大事なことはなんなのか?」の方が今は重要です。参加しようかどうしようか気持ちが振れているようでしたら、ぜひ飛び込んでみてください。

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答えはあくまでも協力隊個人の経験によりますが、ぜひ参考にしてみてください。

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