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カンボジア#02 知識を置き去りにするほどの感動
早朝4時30分。
アンコール遺跡群を巡るツアーが始まる。
まずはチケットカウンターへ連れて行ってもらい、顔写真入りのアンコールパスを手に入れる。最高の笑顔で写ってやったぜ。
チケットカウンターから15分くらいでアンコールワットに到着。少しずつ空も明るくなってくる。まだ朝の5時なのに、たくさんの人であふれかえっている。
◾️悲願のアンコールワットへ
正面の参道を進むと、目の前に壮大なアンコールワットが迫ってくる。朝日に照らされ、少しずつ姿を現すその美しさに息をのむ。
空が夕闇と太陽の光で混ざり合い、薄紫色に染まる。そこに浮かび上がるアンコールワットは神秘的で、神様のいる世界と繋がっているのではないかと錯覚する。
なにもこんなに朝早くからツアーを組まなくても、と思っていたけど、この時間に訪れるべき理由がちゃんとわかった。
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ほうほう、これが「12世紀前半、スーリヤヴァルマン2世により建設が開始され、30年を超える月日をかけて建造されたヒンドゥー教の寺院。一度は放棄されるも16世紀半ばに再発見され、仏教寺院へと改修された。」アンコールワットねぇ、、ふむふむ。ふーむ。
とは、ならんて!!!!
あんなに勉強したのに!大事なところマーカーしすぎてページのほとんどが蛍光ピンクになったのにぃぃ!!!この美しさと壮大さの前に、「12世紀前半の、、、」なんて、考えている余裕なんてまったくない。もう、人間が作り出したとは到底信じられないその姿にただただ圧倒されて、まわりの観光客とともにひたすらシャッターを押す。
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写真を見て、あの日を振り返ると、なんだかかっこよくそれっぽいことを書けるけど。実際にアンコールワットを目の前にした私は、知識との答え合わせをするどころか
「すごーい!」
「きれー!」
「大きいねー!」
「かーー!!!」
しか、出てこない。へへ。知識どこいった。
そんなこんなで、朝日とアンコールワットを堪能したあとは、ついに内部へと入っていく。
はたして
「すごーい!」以外の言葉が私から発することはあるのか?身につけた知識は役に立つのか?そして、人生が大きく変わる1日となるのか?
つづく。
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