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魔術的対談

本日は連休初日という事で、時間の空いたアーティストのAくん(匿名希望)を招いて、対談なるものを実施してみました。尚、上の写真はAくんの作品です。

【自分の深いところから湧き上がってくるんだよ】


松本玲佳(以下、松本)「早速だけど、SNSってどう思う?」

A「なんか、時代の象徴って感じがするよ」

松本「なるほど。AくんはあまりSNSやらないようだけど、なんか理由はあったりする?」

A「嫌な気分になる事が多いから。あと情報を求めなくなったから。世の中に興味がなくなったから。テレビも見ない、ニュースも見ない、SNSも見ない」

松本「そこまで情報を遮断して、どうやってあんな素敵な作品が生まれてくるんだと思う?自分としては」

A「自分の深いところから湧き上がってくるんだよ

松本「ああ、その感覚わかる。要はメディアから自分を守って、自分としっかり向き合いたいという事でしょう?」

A「うん。そうじゃないと湧いてこないもん」

松本「もちろんSNSをやりつつ、素晴らしい作品を生み出してる人もたくさんいるよね」

A「まあ、SNSとどう向き合うか?じゃないかな。あくまでそれは素晴らしい作品ありき、でしょ」

松本「確かにね。私もまずは自分と向き合って、ものづくりをする。その後で宣伝などの為にSNSを利用するの。SNSは手段であって、目的ではないし。なんてかっこ良さげなこと言っても、私なんかは時々SNSに踊らされてると思う(笑)」

A「ダイエットになるじゃん」

松本「かなり痩せたよ(笑)実際、毎日運動したり、食事制限してるからね。ところで、逆にAくんから私に聞きたい事ってある?」

A「うーん、じゃあ小説とか、エッセイはどこからインスピレーションを受けて書くの?」

松本「フラッシュバックからが多いね。色んな記憶がよぎった時にそれを切り取る。そうするとトラウマはアートに昇華するから面白いの。あとは寝てる時の夢からとか」

A「それは興味深いな。まあ思ったのはお互い深層心理というか意識からインスピレーションを受けてるって部分が共通してるね」

松本「そうだね。たまに無理矢理書くときもあるけれど。ちなみにさ、SNSとかnoteにある、イイネ機能についてはどう思う?」

A「いやーすぐには答えられないね」

松本「そうだよね。私はイイネ機能は便利だと思うけど、数字だけで価値を決める現代の風潮にはあまり納得がいってない。とか言いつつも数字を気にしちゃってる自分もいるんだよね。そんな中で助けられた言葉がある。私がよく名前を出す若松英輔さんが書いてた言葉なんだけどね、なんだっけな、確か、(読者は5〜6人いればいいと思ってる。それよりも大事なのは、自分が自分の読者でいられるかどうか?自分が自分の作品に感動できるかどうか?)って感じだったと思う。NIRVANAのカートもそういうマインドを大事にしてたんじゃないかな」

A「うんうん」

松本「疲れてきた?(笑)そろそろ終わる?」

A「そうだね、終わりにしよう」

松本「今日はありがとう」

A「オブリガード」


THE END(気が向いたら、つづく。或いは他の誰かと・・・)

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