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スタートアップ×子育て世代活躍の理由「個を見て、成果を土台に」
こんにちは!Micoworksの採用チームです。
今回は、カスタマーエグゼクティブとしてコンサルタントを務めながら、イネーブルメント部 部長として、サービス提供品質の平準化を進める宮本さんに話を聞きます。
宮本さんは、私生活では3児の子育て真っ只中。間違いなく多忙なポジションと私生活をどうバランス取りつつ、成果とキャリアを追求しているのでしょうか。
お話をうかがうと、両立に対するリアルなジレンマと乗り越える心境を語ってくれました。また、世間的にハードとされるスタートアップ×子育て世代の活躍がどのように実現されているのか、Micoworksならではの肝も伺います。同じ子育て世代から共感を呼ぶインタビューとなりました。
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宮本 祐子
カスタマーエグゼクティブ統括本部 CECSイネーブルメント部 部長
事業会社のマーケティング担当を経て、2013年に電通グループの株式会社DAサーチ&リンク(現電通ダイレクト)に入社。ナショナルクライアント、ECサイトなど運用型広告のコンサルティングに従事。その後、デジタル部門のマネジメントとして、オペレーション改善やインハウス支援プログラムを構築、カスタマーサクセス部の立ち上げを経験。2023年9月にMicoworksへ入社。カスタマーエグゼクティブのコンサルタントを兼務しながら人材の早期立ち上げや業務プロセス改善に取り組む。
同時にやってきた出産とキャリアアップ、もがきながら積んだ経験
ー まずはキャリアの概要を教えてください。
1社目と2社目は事業会社にてマーケティングを経験しました。もっと多様な経験がしてみたい、と3社目の電通グループのデジタルマーケティング支援をしている会社に入社し、その期間中に子どもを3人出産し、育てながらマーケティングのキャリアを積みました。
育休明けにマネジメントを経験し、その後も品質管理や組織構築などにも携わるなど、かなり色々なことを経験させてもらいましたね。
ー ご出産とキャリアの広がりを同時に経験されたんですね。
はい。子どもが生まれてからは、たくさんもがいた期間もありました。
単純に業務量に体がついていかなかったり、時間的制限が生まれる場面もありました。これまでは男女に関わらず、旧来的にマッチョな働き方をするのが正と思っていたので、思い通りに行かないことに壁を感じましたね。
この体験を通して痛感したのが、1人でやれることってそんなに大したことないな、ということなんですよね。なので、自分の価値発揮の仕方を見直す機会にもなりました。
ー 働き方の壁にぶつかると、職種や雇用形態、働き方を変えようとされる方も多いように思います。マーケティングのキャリアを貫いたのはどういった点からなのでしょうか。
マーケティングって、面白いんです。数式を解くように正解があるわけではなく、仮説に基づいて何かを実行し、結果を検証して……というサイクルを回していく。この仕組み自体にやりがいを持っていました。
PDCAはどんな職種でも行われるものですが、マーケティングは仕事や予算の幅が大きい。それが面白いんですよね。
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ワーママとしての私ではなく、私個人と相対する選考
ー 転職のきっかけはどのようなことでしたか?
まず、前述した「自身の価値発揮の仕方」を見直したという話が影響しています。自分自身のキャリアアップを見つめるよりも、発展途上のチームに自分の経験を還元して、その結果若手が持ち味を活かし組織に貢献する、という形で役立てたら良いなと思ったんですよね。
同時に、広告代理店は自分のキャリアの中で修行の場であると考えており、いずれ事業会社で、じっくりマーケティングの結果に向き合う環境に戻りたいとも考えていました。
ー その中でMicoworksに入社を決めたのはどのような経緯でしょうか。
活発性とスピードが決め手だったと思います。他社も面接し内定をいただく中で、断トツで選考スピードが早いのがMicoworksでした。一次面談から最終の社長面接まで1週間、しかも社長面接は社長が飛行機に乗る直前の45分にねじ込んでくれて。笑
直感的にこのスピード感がいいなと思いましたし、自分の性質やスタイルと合っていると感じました。前職が大規模な企業で、何事も実行まで時間がかかっていたことから余計に際立って印象に残っています。
ー 大企業からスタートアップへの転職となると、子育て世代には両立に対する不安がつきものですが、その点はいかがでしたか?
そうですね、一番下の子が7ヶ月のタイミングでの転職だったので、仕事に対しては量より質でお返ししたいと面接時に伝えながら活動していました。他企業からはネックに感じる部分でもある、とフィードバックを受けることもありました。
ですが、Micoworksでは私に子どもがいることについて、面接内で触れることもなかったんです。もちろんこちらから情報として事前にお伝えはしているのですが、「ああ、その状態含めて宮本さんなんですね」というスタンスというか。一度だけ、「ではワークライフバランスで迷うことがあったらいつでも言ってください」とだけ言われておしまい。
「私」個人を見てくれていると感じて、心地よかったのを覚えています。
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新入社員の早期活躍を支えたい!オンボーディングを通してメンバーの「ふるさと」になる居場所づくり
ー 現在のポジションとミッションを教えてください。
カスタマーエグゼクティブ統括本部にてコンサルタントを務めながら、CSイネーブルメント部の部長を務めています。主務としてはイネーブルメント(業務の平準化)の推進で、Micoworksのビジョン「アジアNo.1」実現の手前に、まずは国内No,1になるために、クライアントの成果創出に向き合っています。
そのためにはMicoworksが常に安定的かつ高品質な価値提供ができる状態が必要です。
一例としては、オンボーディング整備などですね。「何を・どう進めるのか」を可視化し、カルチャーマッチと並走しながらカスタマーエグゼクティブの業務を理解、浸透してもらうことを重視しています。
人材の早期活躍の土台づくり、ひいては中核人材の育成および業務プロセス改善を実行することを目指しています。
ー 宮本さんのオンボーディングを経験したメンバーから「ふるさと」と呼ばれている場になっていると聞きました。
スタートアップやベンチャーに入社すると、いきなり現場に放り込まれるイメージがあると思うのですが、Micoworksのカスタマーエグゼクティブでは1ヶ月間の研修期間を設けています。社内ルールや最低限のツールは使えるように、基礎のインプットをする期間です。
なので、分からないことがあったり本当に困った時には、オンボーディング担当のメンバーに聞けば答えてくれる安心感を得てもらえているようで、嬉しいです。私のニックネームが「お母さん」になりつつありますね。笑
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両立はできていない、けどやりたいことはできている
ー 子育て世代の気になることとして、仕事と生活は両立しやすい環境でしょうか?
両立とはなんぞや、という前提の疑問はありますが、「自分ひとりで成り立っていることは何ひとつない」という意味では、できていません。笑
それは前述通り、自分ひとりでできることって本当に大したことがなくて、周りの協力ありきで全てが成り立っているからですね。
現状、思い通りに毎日を過ごせているわけではありませんが、やりたい仕事を選び、それが生活の一部になっていることを家族も認識してくれています。前述した仕事の環境と同じように。「仕事をする私」が「私」であると受け止めてくれていることに感謝しています。
ー リアルなご回答ですね。ですが、環境に振り回され過ぎていない印象を受けます。
個人的には、仕事も生活も何も捨てたくない!と困っているのが両立できない状態なのかなと思っています。私も何も捨てたくはないのですが、いつもいい意味で何かを諦めて、バランスを取っているように思います。「諦める」というのはあまり良い言葉ではありませんが、何かを選び取るのが両立への一歩ですよね。ジレンマの中で着地点を探すような作業です。
とは言っても、ワークとライフ、両者が侵食し合っている現実はあります。
ですが、周囲が「子どもありきの私」を受け止めてくれていると感じますね。たとえば、どうしても子どもを抱きかかえながら会議の席に出なくてはならないときに、「今日はすいません、ゲストがいるんです」と紹介しても、みんな気にせず笑顔で接してくれていたりとか。
ー 「すみません、子どもがいます」ではなく「ゲスト」! ポジティブに存在を認める声掛け、素敵ですね。
私は必ず「ゲスト」もしくは「同僚」と紹介しています。
これまで私は、子どもの存在によって何かを選んだり、諦めたり、経験をしてきて結果的に今の私になっています。なので、子どもがいる私が「私個人」で、それを含めて受け入れてもらって今ここにいるので、謝ることでもないのかなと思っています。
ー お子さんの存在をどういう言葉で受け入れていくか、これは文化にダイレクトに影響するのではと感じました。
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「個人」を見て、成果をベースに成される信頼関係
ー Micoworksはスタートアップながら、なぜ子育て世代が両立しやすい環境なのだと思われますか?
まず、両立できる/両立できないというよりは、両立できなくてはいけないことなのだと思っています。個人としても、組織としても。
そのうえで言えることとしては、Micoworksにもライフヘルス休暇や看護休暇など、制度は存在しますが、それが肝ではないと思っています。入社時にも感じた、会社が「私」という個人を見てくれることが重要だと思っています。子どもの存在は個人の事情のひとつでしかなく、働くうえでの制限として捉えていないんですよね。
Micoworksは外国人のメンバーも多数いて、多様なプロフィールの人が多いので、その背景も影響しているかもしれませんね。
ー 多様な環境が下支えになっているのですね。
加えて、個人が成果を出して、会社がそれをきちんと見てくれることで、信頼関係ができ上がっていると感じます。なので私もコミットしてアウトプットすることが重要だと考えています。
仕事は約束です。約束したことを果たし、相手の期待にできる限り答える。その積み重ねが信頼につながる、貯金のようなものです。もちろん、成果までの過程でひとりでできないことは協力を仰いだり、助けてもらう場面もあります。
例えば、状況的にいたし方なくコミットのスケジュールがずれることもあります。クライアントに向き合う中で最大限価値が出し切れるよう、解約を検討しているお客様にもギリギリまで社内調整し提案したことも。どれも、成果物や取り組み自体を見て評価してもらえました。
「やり切る」という覚悟を持って向き合った結果、成果を見てくれていると感じます。
ー バランスを取りつつ成果にコミットする、というのは言うは易しとも感じます。どのようなことを意識されていますか?
対話、コミュニケーションだと思うんですよね。成果を最大化するためには自分が機能しない部分はちゃんとオープンにしていかないといけないと思います。決してネガティブではない形で伝えることがマストですが。
それは上司やチームメイトに対してもそうですし、家族に対しても同じです。子どもがいる故での事情だと伝えにくいと感じられるかもしれませんが、たとえば個人の得意/不得意でも同様ですよね。「個」が持つひとつの情報として、発して伝え合うことは重要だと思っています。
ー 最後に、今後の目標や展望を教えてください。
これからはMicoworksのフレッシュなメンバーを育てることに力をいれたいと思っているんです。子育てを持ち出して表現すると誤解があるのですが、同じように自分のパワーを投下したいなと。
同時に、カスタマーエグゼクティブは最前線でお客様へ価値を届けるハードなポジションです。少しでも乗り越えやすい仕組み、制度にすることで環境面からサポートしていきたいですね。
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