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「変化しなければならない自分と向き合ってきた」2021年を振り返る

私の2021年とは

2021年は「変化しなければならない自分と向き合ってきた」一年間でした。

新型コロナウイルス感染症の第三波の最中から始まり、コロナが共に存在していることが当たり前になりつつある一年間でした。

引き続き、
株式会社みやび&カンパニー

一般社団法人地域包括ケア研究所

一般財団法人ひふみ会まちだ丘の上病院

の3つの組織の代表を務めてきました。

自分の中のテーマとしては、これまで苦手だったことに向き合い、誰もあまり進んで取り組まないことを、あえて手掛けることとしてきました。

  1. 出来るだけ仲間を信じ託すこと

  2. 発信すること

  3. ”敢えてすること”に拘ること

この3つは、特に意識してきたテーマです。

株式会社みやび&カンパニーの取り組み

みやび&カンパニーでの取り組みは、5年目を迎えました。
引き続き、地域密着型の税理士法人さんの顧問として、M&Aサービスや再生コンサルティングなどのサービス立ち上げなどの取り組みをしてきました。

また、約3年ほど関与させていただいたある医療機関さんの新規開業の伴走支援を手掛け、無事開業まで関与させていただいたことは大きな財産です。

その他、後継者の問題や、事業の再構築などの課題を抱える医療機関さんからご相談をいただき、手掛けてまいりました。

なお、みやび&カンパニーは、2021年にウェブサイトをリニューアルし、自身の取り組みの発信をしていくプラットフォームづくりを行ってきました。

これからは、さらに「あたたかな組織」づくりのためのコンサルティングに取り組んでいこうと思います。

一般社団法人地域包括ケア研究所の取り組み

一般社団法人地域包括ケア研究所の取り組みも、5年目を迎えました。
約2年間手掛けてきたウェブサイトのリニューアルリリースをすることができました。


北海道本別町ではじまった地域包括ケアからの地域創りの取り組みは、コミュニティスクールとなった本別高校の「総合的な探求の時間」を用いた、学びと地域創りの取り組みへと深化していきました。
本別高校での取り組みは、次年度3年目となりますが、また新たな段階へとステップアップしていく予定です。

また、もはやライフワークのようになっている本別町のローカルメディア「HOTほんべつ」のインタビュア・ライターおよび運営者としての活動も続けてきました。このHOTほんべつを通じて、2021年も沢山のご縁をいただきました。

そして、地域包括ケア研究所では、引き続き福島県西会津町の健康作りのプロジェクトに関わらせていただき、「健康作り」というきっかけを通じて、地域の皆さまと一緒に地域で生まれた芽を育てていく取り組みを行っています。


また、北海道名寄市でのICTを用いた医療・介護連携推進事業では、ハードの導入ありきではなく、地域の医療・介護の専門家の皆さまとの対話から生まれるICTの在り方を創り上げていく取り組みに携わらせていただいています。

地域包括ケア研究所では、「まちづくりのカタリドコ」というオンラインをベースにした「場」づくりも手掛けてきました。
今はまだトライアル段階の小さな「場」ですが、この場があることで、新しい気づきが得られたり、それぞれの場で取り組んでいることを共有できたり、コロナ禍で損なわれつつあるつながりを見つけるきっかけとなっているのではないかと思います。

一般財団法人ひふみ会まちだ丘の上病院の取り組み

まちだ丘の上病院(まちおか)は、関わり始めてから丸4年経過し、あらたな段階に差し掛かりつつあります。

コロナ禍の中で、問い続けた私たちの「当たり前」。

この4年間でとびきりの「まちおからしさ」などが少しずつみられるようになったものの、改めて私たちが医療機関として大切にしなければならないことに向き合い、議論し、時にはぶつかり合いなども経験してきました。

それでも、組織は傷つくたびに強くなり、今では多くの役職者のメンバーが自ら考え行動できる組織に生まれ変わりつつあります。
私の役割は、その中で責任を取ることと、誰もがあまり手掛けないことを率先して担うこと。

そんな中で生まれた、まちおかの「おしごと倶楽部」は、おそらく世の中の医療機関であまり例をみない取り組みだと思うし、

2021年3月に”ほぼ”全面オープンした医療と食とつながりのコミュニティスペース「ヨリドコ小野路宿」では、組織の枠を超えた地域の人々が自然と関わりつながりはじめています。

私自身としては、人生初のBarの店長を経験したり、庭の土づくりのためにダンプの運転なども経験させていただきました。
全てのことが新鮮で、自分自身の人としての引き出しを増やしてくれていると実感しています。

夜のヨリドコ小野路宿

そして、まちおかは、今年はさらに地域の人々のニーズに応えるべく、在宅診療チームの強化に取り組んでいきます。


振り返って

こうして振り返ると、独立して5年目の2021年も盛沢山でしたが、本当に悩み、自分に向き合う一年間でした。

この一年の出来事は、もう二度と経験したくないくらいのものでしたが、間違いなく私自身を成長させてくれるものでした。

また、現実的に、まちおかという医療機関の組織や、ヨリドコ小野路宿というコミュニティなどが、成長していく姿を見ることができたことが何よりの励みになりました。

2022年は、2021年取り組んで来たものをベースに、これらを広げ深化させていく取り組みを手掛けていきたいと思います。

2022年もよろしくお願いいたします。

2022年 正月

藤井雅巳

株式会社みやび&カンパニー 代表取締役
一般社団法人地域包括ケア研究所 代表理事
一般財団法人ひふみ会まちだ丘の上病院 理事長


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