スワヤマミチル

元ボーイズラブ作家。元BARの女主人。地に足の着いたスピリチュアル研究家。 田舎でBA…

スワヤマミチル

元ボーイズラブ作家。元BARの女主人。地に足の着いたスピリチュアル研究家。 田舎でBARを始めたら、そこに来た男性と出会った次の日から付き合い始め、様々なトラブルに巻き込まれることに。それがまさか前世の縁が関係しているとは。ノンフィクション・スピリチュアル・ストーリー連載中。

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  • 48歳バツイチだけど運命の人に出会った。

    BL作家廃業を決めた私は、女一人で生きていくつもりでBARを開業することに。そこに来た10歳年上のヒゲオヤジ「たー君」と、出会った翌日から付き合い始め、様々なトラブルに巻き込まれることに。そして一人の霊能力者にたどり着いた私は驚くべきことを告げられます。ノンフィクション・スピリチュアル・ストーリー。

最近の記事

運命の人はあなたを幸せにしてくれる人ではない/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【最終回】

連載中の「48歳バツイチだけど運命の人に出会った」も今回で最終回です。 読んでくださってる方の中には龍神様や前世での縁が出てきた時点で、読むのを辞めてしまった方もいるかもしれません。 ア●ブロによくあるような「あなたのツインソウルはどこ? 前世を知ってキラキラハッピーライフ!」とか「龍神パワーで恋もお金も引き寄せちゃう!」みたいなブログや書籍に、龍神様も前世も利用されすぎて、手垢が付きまくってますもんね。 でも、龍神様はいます。 前世はあります。誰にでも。 だいたい

    • 私にも龍神パワーが?/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【29】

      能力者Мさんから、たー君に龍神がついていること、私とたー君は前世で姉弟であると霊視してもらったわけですが。弟子の和ちゃんからは「彼氏さんに龍神様付いてるならミチルさんにも影響がありますよ」と言われ……。 霊視してもらった時、Мさんからすごい熱が噴き出してくるような感じがしてたんですよね。 呪文(お祈り?)のようなものを唱えていた最中だったので、私も手を合わせて目をつぶっていたのですが、途中で目を開けてエアコンの位置を確認したくらいの熱量でした。 エアコンは部屋の反対側に

      • 姉弟だからセックスしません/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【28】

        女ひとりで生きていくつもりだった私の店に現れた「たー君」。あまりに続くトラブルに、霊視鑑定を受けてみたところ、私とたー君は前世で姉と弟だったことが判明しましたが……。 そんなこんなで前世で姉弟だったと判明した私たちですが。 なんかね。 霊視鑑定以来、たー君がすごく優しいんですよ。 それまではけっこうイライラしたり、怒ると延々しつこく怒鳴っているしで、はっきり言ってモラハラ野郎だったのですが。 表情からして以前とちがう。穏やか。 龍神様の悪いものを取ってもらったら、性格

        • 起こったことはすべて意味があること/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【27】

          女ひとりで生きていくためにBARを開業した「私」。店に来た「たー君」と付き合うことになったが、トラブル続きの上、痛風、アトピーと、たー君は不具合ばかり。霊能者に視てもらったら前世での縁が発覚し……。 こうしてМさんに視てもらい、たー君と前世で姉弟だということを知った私ですが。 それから一週間ほどたって、Мさんの弟子である和ちゃんが店に来ました。 霊視の結果を話したところ、和ちゃんが一言。 「じゃあ、私がこの店に来たのも意味があることだったんですね」 ……って。 うん

        運命の人はあなたを幸せにしてくれる人ではない/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【最終回】

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        • 48歳バツイチだけど運命の人に出会った。
          29本

        記事

          たー君に霊視の結果を伝えたら。/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【26】

          度重なるトラブルと体の不具合。そんな時たまたま店を訪れていた「霊能者のタマゴ」から師匠を紹介してもらい「私」は霊視鑑定をしてもらったのですが……。 こうして霊視ができるМさんに視てもらい、たー君との前世の縁がわかった私ですが。 いや普通に考えたら、たー君に龍神ついてますよ、前世で姉弟でしたよ、って言われても。 何言ってんの、って話ですよね。 でも、私は全部納得した。全部腑に落ちたんです。 しかも。 霊視が終わった後、首の後ろがすごい熱持ってたんですよね。 年齢

          たー君に霊視の結果を伝えたら。/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【26】

          龍神様と前世の縁/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【25】

          出会った次の日から付き合うことになった「たー君」。度重なるトラブルに不安になり、一人で霊視鑑定を受けることになった私ですが、その内容は驚くべきものでした。 お店のお客さんの霊能の師匠Мさんのサロンに行き、たー君のことを遠隔で視てもらった私は驚くべきことを聞きます。 たー君には龍神様がついている。しかし、腰から下が真っ黒。 たー君は過去生で時の権力者の元で能力を発揮するような仕事をしていた。 しかしその能力でたくさん人を殺したので、その怨念が下半身にまとわりついている。

          龍神様と前世の縁/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【25】

          霊視の結果は……怨念?/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【24】

          たー君と付き合いはじめて一年半。あまりにトラブルが続くので「これは何かのメッセージか、それとも霊障か?」と考えていた私は、お店のお客様である和ちゃんの師匠に霊視鑑定をお願いすることになりました。 師匠のМさんは、実は和ちゃんと一度私の店を訪れています。 その時は和ちゃんよりだいぶ年上だから「お母さんかな?お姑さんかな」などと考えていました。 帰り際に「お店の音楽がいいですね。私、70年代のロックが好きなんですよ」と言われたのを覚えています。 たまたまカウンターにいたお

          霊視の結果は……怨念?/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【24】

          霊視には懐疑的な理由/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【23】

          会社の従業員が乗っ取りを企んだため、たー君はストレスで毎日私に当たります。たー君の体調も悪いしトラブルも続きました。私は店のお客さんの師匠だという霊能者に、霊視鑑定をお願いすることになったのですが……。 実はそれまで私は霊能力というものには懐疑的でした。 私は霊感が強いわけではないですが、まったくないわけではなく。これまでに何度か霊現象に遭遇しています。 それは二十歳ごろのこと、私は池袋のサンシャインビルの中にある店でアルバイトしていました。 お店の裏口に行くには地下

          霊視には懐疑的な理由/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【23】

          霊的にはよろしくない場所/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【22】

          BARを開いた「私」は出会った次の日から「たー君」と付き合い始めました。たー君は会社の従業員が乗っ取りを企み、ストレスで毎日私に当たります。会社は従業員の半分が辞めて大打撃。そして今度は私にもトラブルが。 つきあうようになって一年余り。あまりにつづくトラブルに、元々楽天家の私も次第に不安になってきました。 こんなに悪いことばかりつづくのはなぜなのか? たー君は毎日、やれ警察だ裁判所だ、と駆けずりまわっていますが「曽我が横領した」という決定的な証拠もなく、どれだけの金額や

          霊的にはよろしくない場所/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【22】

          続くトラブルと頼りがいのある男/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【21】

          BARを開いた「私」は出会った次の日から「たー君」と付き合い始めました。たー君は会社の従業員が乗っ取りを企み、ストレスで毎日私に当たります。会社は従業員の半分が辞めて大打撃。そして今度は私にも……。 「サイコパス」な従業員・曽我が、たー君の会社から金と人と客を盗んで会社を起ち上げたことは昨日書きました。 たー君はストレスで私に当たり、何を言ってもやっても気に入らず、毎日怒鳴り散らしています。 しかも毎日4リットルペットボトルの焼酎(大●郎とかああいうヤツ)を何杯も飲み、肉

          続くトラブルと頼りがいのある男/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【21】

          血まみれのタケノコと産土神様/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【20】

          BAR経営を始めた私は、お客のたー君と出会った次の日からつきあいはじめます。その頃たー君が経営する会社にサイコパスのような最悪な男が現れ、会社の金と客と従業員を盗って、自分の会社を興してしまいました。そして二人の周囲にはトラブルのみならず、不思議なことが次々と起こります。 元々「たー君」という人はキレやすく、突然ワケわかんないことで怒鳴るんですよ。 そして一旦火が付くと、延々と私を責め続ける。一時間くらいずっと。 サイコパスな曽我という男のせいで、従業員のほぼ全員が会社の

          血まみれのタケノコと産土神様/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【20】

          サイコパス男のその後/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【19】

          登場人物 私 48歳バツイチ、BAR経営者 たー君 58歳。私の彼氏。スマイル運転代行社社長 曽我 47歳 病的なサイコパス男。スマイル代行から人と金を盗んで自分の代行社を立ち上げた。 原口 42歳 勢いだけのバカ。曽我のS&H社の共同経営者。 坂田 50代後半 スマイルからS&Hに移ったがクセのある人。 「サイコパス」曽我は、従業員を四人連れて新会社を立ち上げました。 会社名はS&H代行、つまり「アバラ折られ男」原口と共同経営、という形をとっているのです。 なるほど、と

          サイコパス男のその後/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【19】

          サイコパス男の恐るべき企み/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【18】

          登場人物 私 48歳バツイチ、BAR経営者 たー君 58歳。私の彼氏。運転代行社社長 曽我 47歳 代行の従業員。頭は回るが嘘しか言わない。 原口 42歳 勢いだけのバカ。たー君に殴られる。 川崎 50代 代行の従業員。昔ワルかったけど、根は真面目な人。 曽我の不正は、たびたび仕事中に連絡が取れなくなる、休みの日に「スマイル代行」を名乗って仕事しているのを目撃されるなどから発覚したわけですが、その後決定的な証拠が見つかります。 それは、ほかの従業員からの密告でした。 川

          サイコパス男の恐るべき企み/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【18】

          嘘つき男が正体を現した。/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【17】

          登場人物 私 48歳バツイチ、BAR経営者 たー君 58歳。私の彼氏。運転代行社社長 曽我 47歳 代行の従業員。頭は回るが嘘しか言わない。 原口 42歳 代行の従業員。勢いだけのバカ。 晴彦 40代前半 代行の従業員。暗い。 私の店にたー君の会社の従業員原口が、ひどい酔っ払って入ってきた件は昨日書きました。 「岡崎(たー君)はバカだ! 俺は金なんか払わねぇ!」とクダ巻いてめんどくさかったので「岡崎ならスナック『あずさ』にいるよ」と言ってしまったが為、たー君が原口に殴られ

          嘘つき男が正体を現した。/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【17】

          ことわれない面倒な客。/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【16】

          登場人物 私 48歳バツイチ、BAR経営者 たー君 58歳。私の彼氏。運転代行社社長 曽我 47歳 代行の従業員。頭は回るが嘘しか言わない。 原口 42歳 代行の従業員。勢いだけのバカ。 BARを始めて「お客あしらい」も慣れてきたな、と思ったのは一年くらい経ってから。始めの頃はホント、おっかなびっくりやってました。 若いころちょっとキャバクラでバイトしたくらいで、水商売はあまり経験ないし、飲食店勤務は長かったものの、経営ははじめて。 ……ていうか。 女が一人で店始める

          ことわれない面倒な客。/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【16】

          嘘つき男と泥棒女/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【15】

          10歳上の「たー君」とつきあいはじめた「私」。たー君が経営する運転代行社の従業員、曽我はやたらおしゃべりで、よく気が付く男だが私は曽我のことが信用できず……。 たー君の会社に曽我という従業員が居ることは昨日書きました。 この曽我という男、私は初めて会ったときからなんとなく嫌な感じを覚えていました。 テンション上げめに笑顔で話しかけてくるものの、なぜか気持ち悪い。 それで思い出したことがあります。 店を出す前に、勉強のためあちこち飲み歩いていた頃の話です。 女性バーテンダ

          嘘つき男と泥棒女/48歳バツイチだけど運命の人に出会った【15】