見出し画像

異文化交流の気付き

実話とフェイクの混ざったお話です。

インクルーシブ
鷹揚な精神
懐深い
多様性
寛容〜tolerant〜

ある海外での日本人ばかりの子どもの習い事の集まりに、日本語できない完全ローカルの母子が混ざり、語学できないからお母さんは母たちで分担するお仕事が免除で、日本人母たちの中で、不公平感を感じてた。

ローカル言語がわかって彼女を語学麺でフォローする私たちも、手間が面倒だと正直感じてた。

きしみは語学だけじゃない。

この母子は日本人だとちょっと非常識と感じるレベルに集合時間厳守とか全くできないし、飲食禁止とか、騒いじゃいけないとか、このタイミングでは絶対休んじゃいけないとか、一つずつグループの決まりや、日本人の集まりで色々ある常識じゃんね〜的な軽いところから、細かいオツボネのピリピリした掟(笑)レベルのこととかを教えてあげないと、って言う緊張感が漂ったり(笑)
彼女以外の母たちに、なんだか手が掛かって嫌だなと思う気持ち、彼女に伝わっていたと思う。

さらにピリピリしたのが、彼女の子どもは習い事が経験者で、既に上手だったので直前練習休んで迷惑かけてもステージには中心メンバーとして出られる、なんで?とか不服の母親がいっぱい。

話し合いの場が設けられ、日本人は話し合いが下手だと思うけど、誰か声の大きな人への忖度ヨイショ、などなど、「不公平」を防ぐための細かなルールが作られていき、グループはだんだんルールでがんじがらめな感じに。そこまでやるー。面倒。でも彼女たち言わないとわかんないし。。。
みんなの不公平感や不満感は慢性的に漂い始めた。。。

ふと、そのローカル母子、というかお母さんは、ローカルのビジネスをバリバリやっているツテで、いきなり大きな発表会の舞台、子どもたちが無料で公の場で披露できる、出られるまたとないチャンス、ステージを確保、ポンッとプレゼントしてくれた。みんながみんな嬉々として参加。。。

でもお礼はそこまで彼女にしたかな、言えたかな?彼女はこの舞台確保になにか影で犠牲を払ったのかな?それともこれを提供してさらに利益を得てたのかな?そのあたりはもう、日本人の計り知れないローカルビジネスの人たちの世界。

そしてそれっきり、母子はスパッと辞めていきました。

なかなかに興味深い視点の含まれた問題だなと思いました。

それぞれの得意分野で貢献すればいいのかな?

集団のルールの厳しさ、細かさは?日本国内じゃない場合、ローカルルールも含める、どう?

でも入る際にルール。
決めておけばよかっただろうけど、日本人から見れば、まさかそんなことする人たち、想定外、とか?

ルールは必要。

柔軟な方が、互いに楽なのかな?

でも最低限、というのは、主催者が示せばいいのかな?

事例があってから考える感じでも構わないのかな?

色んな人と接することで、得られる経験もある。

私(ハーフ家族、ミックス家族)を外す行為をする純ジャパ家族たちもいて、私はそういうことに腹立たしく敏感なのに、外国人で思い切って参加してくれた彼女たちの立場をフォローする側に回ろうとは、全く思いつかなかった。

海外でミックス家族で育つ息子の強さにつながるヒント。

気付きをありがとう。

この母子は一方的なテイカーじゃん、と思いすぎて、反感が私が彼女たちを見る目にも溢れていたかも知れない。もっと親切にすればよかったけど。そこまで思い至らなかったし、もしかしたら、私たちの厳しさがなければ彼女は舞台提供には至らなかったのかもしれないし。

それはもう。

すべては、藪の中。
個々人の、思いの中。
私は私の視点から見た、見えた範囲の事実しか知らない。


全てに感謝して。

やっぱ海外生活いいな。
私には合ってる。

つたないものを、お読みいただきありがとうございました。

勝間和代さんも仰るとおり、自分の当たり前と人の当たり前は全然違う。

わかってはいてもやっぱり自分の経験則の物差しを使うしかないのは、そう。ただ、合わないからと言って腹をたてない、相手が悪い扱いをしない、距離を置いておく、流す、チームやグループであれば、方向性やほしい結果をしっかり共有しておくこと、途中経過は、そのときは心配でも本人を信じて、任せる、そのときに大きなリスクだけは主催者や幹部が見て排除しておくことかなと思いました。

気付きをありがとうっ。

この記事が参加している募集

サポートいただけると嬉しいです。でもご無理なさらずに! ゆっくりお付き合いしましょう!