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Google検索で上位表示させる3つのポイント

「Webライティングと紙媒体の書き方の違いって何だろう?」

Webと紙の違いとして、真っ先に思い浮かぶこと、それはWebには「検索エンジン」があることです。

紙媒体は、レポート、新聞、雑誌等、手渡しで渡すことができます。

Webは紙のように手渡しできず、Webページまで来てもらう必要があります。

いまこうしているうちにも多くの情報がWebに公開されていっています。
情報過多のなかで、まず記事にたどりついてもらうこと自体、大変難しいです。

検索結果に表示されなければ、ないも同然です。

SNS経由、どこかのサイト経由、URLを直接入力して訪れる人もいますが、検索エンジンからのアクセスが最も多い傾向にあります。

これは、私が14年以上様々な企業のWebサイトのアクセス解析データを見てきた経験から言えることです。

ここでは、Google検索で上位表示させる3つのポイントを紹介していきましょう。

■ この記事を書いている人
Webコンサルタントで、大学の非常勤講師。
大学ではWebライティングの講義を受け持っています。

プロフィール(2023年2月更新)

0. 私のWeb人生は検索エンジンからはじまった

私は2007年に検索エンジン上位表示対策に特化したホームページ制作会社で働きはじめました。

入社した理由は、「Web記事を検索エンジンで上位表示させるにはどうしたらよいか」知りたかったからです。

勤務していたころは、制作担当として200サイトくらい作っていました。
(ディレクション、デザイン、コーディング、ライティング担当)

Photoshop、Illustrator、Dreamweaverと、Web関係者なら知っている制作ツールは、この時代に使えるようになりました。

ディレクターという名の、実際にはすべて対応している人間でした。
時間のかかるデザインやコーディングは人にお願いしてもOKだったので、なんとか作れたのでしょう。

いまはWebコンサル会社を経営していますが、全く同じ業務も行っており、日々検索エンジンの動向を追っています。

前月のアクセス解析データを見て、いまの世の中のニーズに合う記事を増やし続ける対応をしています。

15年前の私の疑問「Web記事を検索エンジンで上位表示させるにはどうしたらよいか」に、いまの私が専門用語を使わないで答えていきましょう。

1. 検索エンジンに最適化した文章を書かないと、読まれない

「検索結果に表示された1位から10位までどのページを最初にクリックしますか?」

SISTRIX “Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid”(https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/)

2020年7月14日にSISTRIXが、8000万以上のキーワードと数十億の検索結果を分析した調査結果によると、Google検索順位1位の平均クリック率は28.5%、3位までは10%以上、10位は2.5%です。

検索結果ページの上位ほど多くの人からクリックされていることがわかります。

検索エンジンは、人々の求めるWebサイトを表示するよう表示の順位を決める作業を行なっています。

Web記事を作成するにあたって心がけておきたいのは、検索結果の上位に表示してもらうことです。

せっかく書いても見てもらえないと意味がありません。

ユーザへの橋渡し的存在である検索エンジンに最適化した文章を書く必要があります。

2. 検索エンジンに上位表示させる3つのポイント

突然ですが、質問です。

「検索結果で表示されるサイトの順位はどのようなしくみで決まるのでしょうか?」

非常に多くの検索指標によって決まります。

ユーザとってより良い情報を届ける」という目的のために、Googleが公表しているだけでも200以上の指標があるのですが、3つだけ重要なポイントを紹介します。

  1. 被リンク (他のサイトからリンクされること)

  2. コンテンツ (内容)

  3. 専門性

それぞれ紹介していきましょう。

1. 被リンク

「被リンク」とは、他のサイトからリンクされることです。

被リンクは、検索順位の決定に最も影響力のある要素の一つです。
信頼性が高く、関連性の高いWebサイトからの被リンクが多くあると、上位表示されやすいでしょう。

検索エンジンから見ると、第三者から評価を受けているように見えます。

ただし、低品質なWebサイトからの被リンクでは順位の向上は期待できません。

低品質なサイトとは、文字数が少なすぎて内容が乏しいサイト、テーマと全く関係のないサイト、他サイトのコピーサイトなどです。

低品質なサイトから多くの被リンクがありますと、ペナルティを課せられ、検索結果に表示されなくなることもあります。

量だけ無意味に追い求めるのではなく、質を大切にする」こと。
質と量どちらも大切です。

いかに本当に良いと思ってもらって自然にリンクしてもらえるかどうかがキーになっています。

自然にリンクしてもらうためには、他の2つのポイントである「コンテンツ」の良さや「専門性」の高さが必要不可欠です。

2. コンテンツ

コンテンツとは、内容のことです。
オリジナリティあふれる記事内容が評価されます。

現在では、検索エンジンは人間に近い推測力と学習力をもっており、曖昧(あいまい)なキーワードに関してもより的確に理解できるようになっています。

潜在的なニーズまで汲み取って検索結果に反映させるため、検索ユーザを満足させる有益な情報を掲載するとよいでしょう。

更新率も有効!
継続的に新しい記事を作り続ける、今ある記事をリライト(修正や追記)することも効果的です。

3. 専門性

特定の分野に詳しい、特定の分野の記事ばかりで構成されているサイトは上位表示される傾向にあります。

  • 特化サイト
    まとめサイト、企業のサイトの中でもお役立ち情報等がまとめられているコンテンツが検索エンジンから評価を受けやすいです。

  • 1記事1テーマ
    1記事1テーマで書くことが大切です。
    1つの話題について書かれている記事は濃い内容になり、漠然と多くのことが書かれている記事は薄い内容になります。
    1つのテーマに対して集中して書いた記事のほうが圧倒的に質が高くなり、検索エンジンから評価されます。

  • 詳しいかどうかが大事
    専門家であるかどうか。
    ※専門家に限りません。
    自分の属性や経験が生かせるテーマ、特定の分野に詳しいことも専門性が高いといえます。
    ユーザが見て信用できるかどうかがキーになります。

3. まとめ

「Google検索で上位表示させる3つのポイント」について紹介しました。

  • 検索エンジンに上位表示させる3つのポイント
    ・被リンク
    ・コンテンツ
    ・専門性

特に専門性はますます重視されるようになっています。
専門機関や専門家が書いた記事でないと検索結果に表示されない分野もあります。

Googleの公式発表に対する解釈は人により異なります。
本記事で紹介した内容はあくまで私の解釈です。
ただ、だいたいみなさん同じ受け取り方をされているようです。

さらに詳しい情報が知りたい方は下記へどうぞ。

▼参照:Google検索セントラル
「Google検索で上位表示するにはどうしたらよいか?」について、Googleが教えてくれているサイトです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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