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448/1096 お金の心配、杞憂なり

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で448日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

448日目、2日後に450日に達したら、900日の半分か・・・!
900日目になる頃には、あとゴールまで196日しかない!と思い始め、一日一日の更新がとても大切になる気がする・・・!!と思ったのだけれど、そんな自分を愚かだなァと思った。

今だって、同じ貴重な一日一日なのだ。900日を過ぎないとそれが実感できないということはないはずだ。448日目の経験ができるのは今日だけ。今日が、この今が、自分にとってのすべてだ。そうだろう愚か者よ!>自分

明日があるさ、とも思うことができる。でも、それが明日も「今」の一部だという感覚でない限り、明日になにかを延ばしてしまうその気楽さは、実は甘え以外の何物でもないのだと思う。
さあ目を覚ませ自分よ、今がすべての出逢いであり、今がすべてとのさよならなんだぞ!人生の一瞬一瞬に、はじめまして。すべての貴重な一瞬一瞬に、二度と会うことのないさようなら。
生きて、流れていることを覚えていよう。そこに目覚めていよう!!

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もう10年以上も前のこと、わたしは知人の仕事を手伝わせていただいていた。主にパソコンを使った仕事だった。当時、マーケティングの知識の必要なネットビジネスの仕事の一部を担っていた。

当時のわたしは、小さな娘を抱えて工事中の倉庫に住んでいて、当時の夫と経営していた外構工事を請け負う会社は、常に資金を必要としていた。わたしはなりふり構わず朝から晩までパソコンに向かって、今売れているもの、流行、廃れてきたもの、使用されている検索ワードなどについての調査をしていた。それらを使ったネット上のセールスに関するデータを集めたり、それによる資金調達や起業の方法についてのプレゼンを考えたり、そのための資料を作ったりした。

そこで学んだことは、商品の流行は変化しても、普遍的に売れるもののジャンルは、ほとんど変動しないということ。
男性であれば、トップはお金儲け関係、あとは、精力アップ、増毛、女性にモテるためのもの、が鉄板。
女性であれば、ダントツのトップはダイエット関係、それからスキンケア、バストアップ、恋愛関係などが鉄壁の上位だった。

面白いことに、調査してみると、この上位に来るものがずっと長い間変わっていなかったのだ。人は、時代が変わっても興味の対象は変わらない。人間は主に、お金を儲けたい、美しくなりたい、モテたい、のだ。大抵の人は、豊かで美しくてモテれば幸せになると思っている。多くの人がそれらが欠けていることを悩み、それを解決または向上させるための情報を探している、ということだ。

男性、女性ともに、上位に来るジャンルのことは、お金が得られれば解消してしまうようなことがほとんどだ。増毛だって、痩せることだって・・!

つまり、乱暴に言えば結局、お金が問題なのである。

そして、多くの人がそのことに悩みながら、起業や転職など、今よりお金を得るためのチャレンジをものすごく恐れている。これはお金がないことを悩む人が持っている典型的な悩みである。それらはセットになっているのだ。

なぜなら、”お金を得るためのチャレンジに恐れのない人”は、それによってお金を得られるか、もしくは今後もチャレンジして解決していけると思っているので、現在の「お金のあるなし」について悩んでいないからだ。
お金が不足しているという状態が今後も継続するであろうという予測を持っていないのである。逆に言えば、その予測こそがお金の悩みそのものだと言えるだろう。

お金を得るためのチャレンジに恐れのある人は、そのチャレンジにより収入が減るなりなくなるなりして、貯金が減り、お金が底尽きることを恐れている。

お金がなくなるということは、ほとんどの人にとって貯金がなくなること、安定収入がなくなることを意味する。ほんとうにすっからかんになって、ホームレスになるんじゃないかと心配している人はあまりいない。
でも、たとえホームレスになったとしても、実際のところはそんなに恐ろしい経験をするわけでもないのだ。

ホームレス・・まず、実際にこれに陥ろうと思うと、なかなか大変だということがわかる。陥るとすれば、借金を返せなくて家を取られる、家に借金取りが現れて日常生活が困難になる、などの理由が多いだろう。ということは、大抵の場合は、まず何らかの理由で支出が収入を上回り、そのために借金を繰り返すなどし、最後には消費者金融的なところにお世話になるなどしてその返済をせずに放置し、いよいよ行き場がなくなる、、、などのプロセスを踏まなくてはならない。

そこまで行く前に、とりあえずは支出を抑えて、一旦バイトでもなんでもいいから収入を得て、生活をある程度立て直してしまう人のほうが多いだろう。

その困難をくぐり抜けて、晴れて実際にホームレスになったとしても、これが案外大したことにはならない。なぜそんなことが言えるのかって、それはわたしがホームレス経験者だからである。(ドォォォオオン
わたしは、父の事業が倒産した際に、実家が抵当に入っていて住み続けられなくなるという経緯で、突然身を寄せていた住まいをなくした。

だから言えるのだが、大したことにならないどころか、むしろこのゼロリセット感ときたら「生まれ直したかのよう」なのだ。

今から、なんでもやれる。
今から、自由に人生を構築できる。
もう、家を保たなくちゃ~と自分を追い立てるあの感覚が、どこにもないのである。その鎖から解かれた開放感。う~んこれぞマーベラス。味わったものにしかわからない。

さあ今後どこに住む?どうする?なにをしてみる?やっべ俺たち自由じゃん!!と、はしゃぎ出してしまいそうな、あの開放感。
急に地球が遊園地になっちゃったかのような奮い立つほどのワクワク。生命力なのかイタズラ心なのか希望なのか、真剣なのかふざけているのかがわからない、激しい本気のなにか。それは、腹の底から湧いてきて、胸で感情にする処理が追いつかないまま背中に流すと、羽になってしまうなにかだった。
え?そのとき失敗が怖くないのかって??なぁ~にを言っちゃってるんだ君は!すでに海に入っている者に、濡れるの怖くない?って聞いてるのと同じじゃないか!

多くの人が考える、失敗による最悪の事態、ホームレス。
しかし、それですらこの面白さである。存外、怖いことなどではないのだ。
そこから、人生をまたやり直す面白みが、突然最高値にまで跳ね上がる。
日本にいるということがどれだけ恵まれているのかが、ほんとうによく分かる経験だ。

ホームレスになると、たしかにその名の通り、家はない。
荷物はどこかに置かせていただくなりしなくてはならないし、住居が見つかるまでは当然ながら住所不定である。だが、そこまで身軽になってみると、我々がチャンスに満ち溢れている自由な存在だったことが、否応なしに思い出されるのだ。

子供の頃、純粋に持っていた「将来なにになろうかな!」という感覚が蘇ってくる。
あはははは、なにになってもいいんだった!なくすものなんて、なにもなかったんだ!という思いいっぱいに、ぼーくらはみんなァ~、生~きていっる~!と歌いながら公園を走りまわることができる。もちろん、それをするかどうかは、本人の選択による。わたしは、やった。やってみる派だった。

もし、この経験をすることがあるとしたら、それはわたしたちをとても大きく育て、かつ価値判断を思いきりよくリセットしてくれるものだと思う。
実は実際には陥ろうにもなかなか陥ることのできないシチュエーションであるため、恐れる必要はないうえに、もしご縁があってホームをレスすることがあるならば、それは悪いことではないとわたしは信じている。だから、これを恐れるがあまり行動を制限するのは、非常に惜しい気がするのだ。

もちろん、無一文になったほうがいいとか、家がなくなる経験をしたほうがいいというわけではない。それを勧めているのではなくて、恐怖の対象にする必要はないと提案したいのだ。それはほとんど杞憂であり、いざとなっても日本では住まいだけでなく最低限生活に必要なお金を国が負担してくれ、その間にまた新たなチャレンジをしていくことができる国だ。そこからの、羽が生えた自分の自由な滑空、なめちゃあかんぜよ。

だから、この心配のために挑戦できないことがあったり、そのためにずる賢くなったり、石橋を叩きすぎて動けなくなる必要はないと、力強く言いたい。お金の循環を確保することは大切なことだ。でも、それは夢を潰してしまう理由にはならないと思う。夢を追うことは、自分を信じてみるための怖くて楽しい旅。それを望む人は、ぜひ人生に盛り込んでみたい要素だね!!

というわけで今日は、お金の心配、最悪でもホームレスを想定する人が多いが、案外悪いものでもないよ、陥るのも難しいよ、だから夢と天秤にかけるときに怖がりすぎなくてもいいのではないかな!という思いのシェアでございました。
それではまた、明日ねー!!

毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)