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678/1096 自分って、思い通りにならなくて、いいの?

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で678日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

678日目、今日はなんだか気が抜けてしまって、久々に空っぽの日。なんにも浮かんでこない。ただダラダラしていたいような気分だ。このところ周辺にいろいろとあったから、神経が休暇を取りたいのかもしれない。

三年間書くということは、こういう日も書くということ。当たり前なのだけれど。神経の休暇日にも、ブログは続く!そうだ、せっかくだから、ゆったり書くという技を今後身につけてみようか。やるにはやる。でも、やるのに気合を消費しないでやる。これが身につくととても便利な気がする!

今日はのんびりゆったり、やる気すら出さずにハワイアンミュージックのような心持ちで書いてみよう!そしていずれ、冬眠のような状態で物事に当たることのできる人間になるというのはどうだろうか。そもそもそんなことは可能なのだろうか?!
やや、また楽しいチャレンジを見つけてしまった。早速実験だ!!

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ものごとは思うようにはいかないものだ・・他者も思うようにはならないものだ。それはもちろんのことなのだけれど、わたしは自分のことも思うようにはならないと感じる。

心のことを勉強している人の中に、自分自身のことを自分の思いのとおりにすることを目的とした人もいるけれど、わたしはそうは思わない派だ。いや、派閥があるというわけではないけれど、これまで長年の間、自分がそう望んではいないことを感じてきた。

むしろそれとは反対で、わたしはこれまで思いのとおりにならない自分をどう観るか、どう付き合うかを追うのが好きだった。ある日ブレイクスルーがあって、以来なにも追わなくなってとても楽になった。

壇珠さんは、まったくと言っていいほど、わたしの思う通りにはならない。

わたし的には、もうちょっとふっくら肉がついていたら嬉しいのだけれど、彼女はぜんぜんそうならない。ケソケソしている。

それから、わたし的には例えば何ヶ国語も話せたらきっと便利だろうと思うのだけれど、彼女はちっともそれをしたいと感じることがないようだ。

絵だってわたしは綺麗で可愛いものを描いたらいいだろうと思うのだが、壇珠さんはエイリアンやらバットマンやらを描きたいようで、最近は架空の生物を描きたがっている。理由は不明である。

せっかくイタリアにいるのだから、インスタか何かでもっと”イタリアに住んでますアピール”をすれば目を引くのだろうけれど、それもしようとしないし、

もっと運動して筋肉をつけて、もっとお肌を手入れして綺麗にしておけば良いと思うのだけれど、彼女はゲームとゲーム実況にワクワクテカテカして時間を消費してしまうため、そちらのことをすぐに忘れてしまうのだ。

年がら年中いい気分でいられればいいだろうに、ムカついたり悲しんだりする。シェフのように料理をし、家をピカピカに保ち、疲れず病気もせず雨ニモマケズ風ニモマケズだったら良かったろう。バスケをやればマイケル・ジョーダン、ボクシングをさせればモハメド・アリだったら良かったろう。いや?それはどうだろう。ちょっと迷うところだ。

しかししかし、完璧に健康で、不死の身体を持ち、解脱してシッダールタの領域にあれば良かったろう。IQも300あったら良かったろう。歌えばアリアナ・グランデのような歌声で、走らせればジョイナーのように早ければ良かったろう!いや、それもまたどうだろうか。まあ、良かったろうことなど無限に思いつく。そして、あらゆることが、まったく思い通りなんかじゃない。人は、切ないものだ。

わたしはまったく思いどおりなどではない今の自分を、「好きになろう」と頑張るのをやめた。自分を好きになろう!という風潮に乗れなくて苦しんでいたわたしは、ある時それをまったく必要としない人になった。

なぜって、郷ひろみ氏の”言ンえないよ~~好きだなんて~~誰よりも君が近すぎてぇ~~”じゃないけれど、わたしが自分を傍目に見てみると、自分というのは好きだとか嫌いだとか言える相手ではなかったのだ。

「オオオ、お前はそんなところに生えて大変じゃないのかい・・?」
と心配してしまう、アスファルトに生えたか弱い草のように、

「チミ・・・ずっと尻尾でハエを払っているけれど、大変じゃないかい?」
と問いたくなる、隣の農場で飼われているかわいいロバのように、

「無言の君よ・・雪が当たっても平気なのかい??」
と訊きたくなる、枯れ葉散る夕暮れの健気な街路樹のように、

大変そうなのに、そのままで愛を感じる相手だったからだ。
だって、みなさんは彼らに、

「あのさ、今更言うのも酷だけどさ、土に生えたほうが良かったくない?そこ判断できるIQあったほうが生存率的に絶対良くない?」
とか、

「こちらもわかりやすく言うし、そちらもロバの耳だから念仏にならないよう真面目に聴いてほしいんだけど、いくら払っても払っても、ハエって戻ってくるじゃんね・・・?だったら尻尾が扇風機くらいに早く動くほうが、明らかに良かったんじゃ・・?」
とか、

「もちろん返事はしなくていいんですけど、ご覧のように雪って相当に冷たいんで、冬に葉を無くさないほうが、防御力上がって生きやすかったのではないでしょうか・・・??」
とか、

思うだろうか・・・!!それを達成していないから、彼らに”愛を感じない”と言えるだろうか。アスファルトに生えちゃうし、尻尾でハエを払っちゃうし、雪を防げなくてモロに当たっちゃうから、彼らが”不完全”だと言えるだろうか・・・!!

わたしたちは、彼らを見ても、必ず土の上に出るための土センサー線&アスファルトだった場合に移動するための飛翔手段を開発できる能力のある種だったり、扇風機の速さで回転するしっぽを持ったロバだったり、冬になると葉が全身を覆うほどわっさーーー生える木であったなら!!!などと悔しがったりはしない。

むしろそれどころか、そのアスファルトの小さな隙間から出るか弱い姿が、何度も尻尾をプラプラさせているかわいい姿が、雪にじっと耐える健気な姿が、めちゃくちゃ愛しくはないだろうか?!

わたしはそれと同じように、あれこれ掌から失いながら、失敗してショボクレながら生きる自分の姿を、このうえなく憐れに思ったのだった・・・人は誰かを可哀想だと思うのは失礼だというけれど、わたしはそうは思えなかった。自分に対して、超絶な憐れみを感じた。この世が苦だから、生きていて大変だと心から同情した。なのに、さらにそこにおっかぶせて、素晴らしくなれとは思えなくなってしまったのだ。

もう十分に憐れみ、十分に慈悲をもっていた。モハメドでもジョーダンでもジョイナーでもないけれどそのままで愛していたと気づいたから、「好きになる」必要性なんて、なくなってしまったのだ。雑草のようにロバのように街路樹のように、アスファルトのようにハエのように雪のように、そのままで素晴らしい創造物なのだと思っ(てしまっ)た。

これを読んでくださっている、あなたも・・・!!
自分に文句を言ってしまう人も、文句を言ってしまうままで素晴らしい。
だからなにもしなくてもいい、という意味ではなくて、そんな可愛い自分の言うことだもの。聴いてあげましょう・・・!

もっとバスケが上手くなりたい?素晴らしくてかわいいあなたの思いだもの、練習しましょう!
もっと美味しく料理したい?素晴らしくてかわいいあなたの願いだもの、どんどん料理をしましょう!

ダメだから、じゃなくて。
愛しいから、いたわり、可愛がるためでいい。
わたしは自分に対してそう思うようになったら、自分のご機嫌のお世話が、自分でできるようになったのでした。失敗しても、上手くならなくても、愛は変わらず・・・

みなさんはどうでしょか・・・
ご自分のこと、お好きですか。
わたしは自分を「好きか」と言われてもちっともそうは感じないのです。
んなことどうでもいいのです。
ただ、こんなわたしに憐れみいっぱいです。
生類ならぬ『小生憐れみの令』で、慈悲と慈愛を注いでいます。

わたしは、自分を愛するのって、億の金を稼げるようになることでも、人気者になることでも、事業を成功させることでも、悟ることでもないと思います。

ただ、自分という人を、他者として観ること。
自意識を超越した観点を体得すること。
自分を通して自他の枠を超え、生きとし生きるものを、憐れむこと。
自分とは、我が物顔で振り回す相手ではないと悟ること。

だと思っています。
劣等感からではなく、そこから動いてみたときに、もしかしたら今よりずっと、お金やお仕事がうまくいくのかもしれません。人によっては素晴らしい人間関係を築くのかもしれません。

でも、まずは自分をたいせつに。。
自然物である自分を、慈愛の目で、いつくしんでみましょう!
きっと、人生観がひっくり返るほど、生きる感覚が変わることでしょう。

というわけで今日は、自分を思い通りにしようとするのが大変な人へ、思い通りにならないことを逆に捉えて、自分を愛してみませんか。というお誘いのシェアでございました。響き合えるお方が、おられますように!

それではまた、明日ね。

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