☆本#231 人は変われる 「なぎさ」山本文緒著を読んで
2013年に著者が15年ぶりに書いたという長編。
ストーリーの主な語り手は、30代主婦の冬乃と、夫(佐々井)の部下、川崎25歳。と、モリ。連絡の途絶えていた冬乃の妹からの連絡で始まる。
この著者を知った時、直木賞受賞後に鬱になったことも知ったので、主人公が人が良くてちょっとおどおどしたタイプだとつい著者を想起してしまう。実際どんな感じかは、一度テレビで見ただけなので多分違うだろうけど。
休職中だったけど、あまり積極的に仕事を探していなかった冬乃は妹の出資でカフェを初める。