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☆本#228 やっぱり「ルワンダでタイ料理店をひらく」唐渡千紗著を読んで

著者はリクルート出身なので、30歳バツイチ子持ちで起業するのは目新しいことじゃない。けど、アフリカへ行ったのは、先輩と同僚夫婦がきっかけだった。つまり、したいことをしたんじゃなく、流れに乗ってすべきことをしてきた人という点がある意味新しい。

著者は在職中、ノルマが達成したことがなかったこともあるらしい。上司から何をしたいか聞かれ答えられなかった、指示が欲しかったという。けど、アフリカのウガンダでアジアンキッチンという飲食店を初めて、5年以上うまくやってて、それは「しなければいけない」ことをしたからだと。

とはいえ、アフリカ人との価値観や文化・人種・スピードの違いや、お金の問題や、様々な困難に直面しつつ、周りのネットワーク等や本人の真面目さでクリアしてきた。リクルート出身で知ってる人は、起業したいひとが割と多くて、実際実施している。そういう会社にいて、そういう意識のひとらのネットワークを持っているのが一番の強みかも。

著者は現地で恋愛し、エンジニアのスペイン人との間に女児を出産した。ルワンダはまだ医療は遅れていて、出産は母子とも感染症等でリスクが高いため、日本で出産したらしい。
ここ10数年で、海外移住者が増えたなと思う。

昨年、インターンシップで来ていた日本人女子をコロナで帰国させたそうだ。なるほど、日本から呼び寄せてたのか。その子もよくまあ見つけて行ったものだ。

世界は小さくなってる!?

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