見出し画像

☆本#229 爽やか「朝焼けのファンファーレ」織守きょうや著を読んで

著者は、弁護士。今年読んだほかのミステリー本の作家も2名も女性弁護士アラサー、確か兼業だったのが作家のみにした人もいた。この著者は今のところ兼業作家だけど、アラサー世代は堅実なのだな。

短編4つ。
20代弁護士、検察官、司法試験の合格後の修習生たちがそれぞれの語り手。共通の修習生がそれぞれ登場してつながっている。

特にひどい事件等は出て来ないけど、被害者・加害者が出てきて、判決もある。ちょっと考えさせられり、でも、読後感はなんか清々しい。
修習生らは主に20代なので、社会人として初々しく、なんとなくいいやつら。それぞれキャラ分けがちゃんとしてある。ただ、文頭が誰なのかわかりづらいのもあった。

著者が弁護士なだけに、ところどころリアル。普段接しない世界は新鮮でよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?