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広報・HRの「絶対に読んだ方がよい!」という本の紹介

こんにちは!今朝、散歩をしていたら、桜が満開まであと一歩!というところまで咲いており、すっごく晴れやかな気持ちになりました🌸春も、もうすぐそこまで来てますね!

さて、先日、少々恥ずかしいながらも、私の本棚をTwitterで公開したところ、多くの反響をいただきました。

反応いただいた皆様、ありがとうございます!これでもベリーズから帰ってきてから集めた本なので、3年間分ぐらいです。キングダム、大好きです♡それより前の本たちは、実家にあります。iPadで読むものもありますが、基本的には【紙派】です。

今日は、私が読んだ中で、広報・HRとして参考になった本をいくつか紹介したいと思います!では行ってみましょう~\(^o^)/


広報の基本中の基本の教科書

私は、PRアカデミーという記者さんとの交流会や勉強会を実施してくださる団体に所属をしているのですが、その先生的ポジションの栗田さんの書。それ以外にも、基本が書かれている本たちです。

広報・PRの基礎が書かれている本は世の中に比較的たくさんあるわけではないので、営業から広報になってすぐのタイミング(2020年7月)で、20-30冊、おそらくAmazonで買える全てを読んだと言っても過言ではないほど読み漁りました。ただ、本によって、言っていることが全然違う…。例えば、「プレスリリースは短く1枚。絵は使わない」⇔「プレスリリースは長さは気にせず、絵や写真をたくさん使って目立たせる」といったように、真逆なことが書いてあることもしばしば。

それもそのはず。「広報という世界に、正解はないから」。だからこそ、「誰か」の言うことを信じてインストールしつつ、あとは、自分流にやっていけばよいのだと思っています。

そこで、栗田さんの『新しい広報の教科書』は、メディアさんの特徴を赤裸々にまとめつつ、社内・社外の両方において、スタンス・ノウハウを書いてもらっています。更に、敏腕広報さんたちの事例も載っているので、「この広報さんのノウハウをいただこう!」と刺激になって、勉強になります。


ベンチャー広報としての型破りな教科書

ベンチャー企業の広報さんは、絶対に読んだ方が良い!!!と断言できる本です。筆者は、雑誌編集者→広報マン→PR会社社長という経歴の野澤さんで、弊社代表の秋沢もよく知っている方です。

社内のコストセンターとみなされ、
肩身の狭い思いをしている広報担当者よ。
反撃攻勢の時間です!

というエッジの立った出だしで始まります。今までセオリーだと思われてきたことも「意味ない行為。それは今すぐ辞めて、こうやりなさい」とセオリーをぶっ壊して、これからの在り方を示唆してもらっています。また、秘蔵ノウハウ50連発!という章では、「マスコミ関係者に会ったときの『15の質問』」など、とても具体的に書かれており、広報になり立ての頃は、たくさんのことを吸収させていただきました。ぶっちゃけ話のオンパレードですし、私の広報活動の基礎を作ってもらった本です。

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この本は、何度となく読み返しましたし、noteを書くことになって改めて読んだところ、今も続けていることがたくさんあるな、と実感しています。感謝している本です。


広報とは何かを知ることができる本

著者は、サイバーエージェントの上村さんです。

30人→300人→3000人と大きくなることを広報の立場で綴っておられます。従業員数が大きくなるにつれて、広報の役割もどんどん変わっていく。攻めだけで良かった30人の頃から、守りも広報の重要な仕事となっていくことが上村さんの赤裸々な言葉で描かれており、仕事の変化していく様子が手に取るように分かります。社長の藤田さんも有名人ですから、上村さんと社内との関係性なども何となく想像ができて面白いです。また仕事のスタンスやTipsなども分かりやすくパクることができる内容になっています。ニットも将来、どんどん規模を大きくしていきたいと思っているので、そんな変化を自分に当てはめながら読ませていただきました。


ブランディングと言えばこの3冊

ニットのブランディング強化を図る際に、ブランディング関連の本もたくさん読みました。海外の人が書いた本も多く読みましたが、結構難しい…。この3冊は、図解も分かりやすく、読みやすいです。

1冊目の『ブランディングが9割』は、フレームワークがたくさん載っており、そのフレームを元に、社長や関係者と情報を整理しました。会社は結局、「どういう第一想起をされるか?」という印象で、ほぼ決まってしまう、ということが良く分かる良書です。

2冊目の『デジタル時代の基礎知識 ブランディング』は、会社というより、サービスをブランディング・PRしていく方法が分かりやすく書かれています。カスタマージャーニーの引き方やインサイトを描く方法など、とても具体的です。海外の事例を分かりやすくまとまっており、とても参考になります。

3冊めの『ブランディング』は、文庫本で安いですが、ブランディング系では一番参考にしたかもしれません。ブランドとはシンプルなこと、信頼です(スティーブ・ジョブズ)という言葉を用いながら、顧客の行動を細かく設計していく様子が描かれています。BMW、P&G、SONY、スターバックスなど、色んな企業の事例も描かれており、イメージもしやすいです。

とは言え、多くのブランディング系の本を読んで感じたのは、【BtoC×大手×商品】の事例ばかりだということです。だからこそ、

【BtoB×ベンチャー×会社】のブランディングは
結局自分で作っていくしかない

と思い、これらの本やフレームを参考にしながらも、最後は我流で進めていきました。


SNS強化したいなら迷わずコレ

「Twitter関連で、読んだ方が良い本ありますか?」と聞かれたら、真っ先にこの本を紹介しています。

セガ、キングジム、タカラトミーなどの企業アカの運用事例がたくさん描かれています。企業アカって、個人アカの何倍も表現が難しい…。だからこそ、【企業アカの中の人】の特徴や行動を事例を元に、分かりやすく表現されています。一度はバズってみたいと思わせる書き方。ノウハウというより、事例集のような本です。企業アカをもっと効果的に運用したい!という方は、オススメです。


ファンマーケティングと言えばコレ

これまでは、ブランディングの本たちのように、顧客のインサイトを考え、どうやったら売れるかを思考するのが大事でしたが、これからは、顧客にファンとなってもらい(ここまではブランドの確立ですが)、顧客と共に会社・サービスを共創・PRしていくことが大事なんだなーということが伝わってくる本です。愛される会社・サービスを創っていくにあたって、勇気をもらえる本です。


広報を違う角度で刺す面白さ

これは流行りましたね~!「『生麦事件』はワーケーション中の事故だった?」「松尾芭蕉を旅行系の人気ユーチューバーに」など、歴史上の出来事を、広報的な視点で思考したり、もちろんフィクションですが、プレスリリース化させたりして、面白く描かれています。歴史が好きな広報さんは笑っちゃうかもしれませんね。

ここからは、一気に視点を変えて、HR系です。


30年前に書かれたHR本

リクルートの創設者のひとり、大沢さんの本。

もはや、私なんぞが語るのも申し訳ない、というぐらい、とてつもなく難しく、勉強になる本です。仕事は人がするもの。だからこそ、一人ひとりがモチベーション高く、活性化させる組織を【意図的に】創る方法が理論で書かれています。組織作りのセオリーは、30年前から全く変わらない。リクルートはこの本の在り方を今でも踏襲しているとすら感じます。すべてのHR系の本は、この本から出発している、と言っても過言ではない良書です。経営者、マネージャー、人事の方は、是非一度は読まれることをオススメします。


HRの教科書

HRといえば、サイバーエージェントの曽山さん。

先ほどの大沢さんの本を、現代版にした感じです。大沢さんの本が理論なら、曽山さんの本はその方法論が描かれているイメージです。(※あくまでのコザワの私見です)強い組織・率いるリーダーというのは、勝手にできるものではなく、意図的に作り上げていくということが良く分かります。サイバーの強さの根底が垣間見られます。この本は、読みながらワクワクしましたし、「ニットでいくと、どうやるか?」と実践に繋げていきたいと思える本でした。

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そういえば、広報もHRも、紹介本はサイバーエージェントですね!


社長の右腕を目指すに至った指南書

私は、海外で起業をし、改めて「社長は向いていない。No.2に徹しよう」と思った経験があるのですが、その時に、ふと手に取った本です。

本田技研工業株式会社といえば、本田宗一郎さんが有名ですが、実は、藤沢武夫さんというNo.2の存在がいます。

「社長は自分のやりたいことを思いっ切りやってください。やりたいことが思い切りできるように、私が頑張りんます。私に何でも言ってください」

という藤沢さんの言葉が描かれているのですが、思わず、この信念に感動して、涙がぽろぽろと流れたことを覚えています。No.1が正しくNo.1でいられるためには、No.2がいないと会社は成長しない。そんな言葉たちが染みます。

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いかがでしたでしょうか?今回は紹介し切れないですが、個人的には、HR系の良書はもっとたくさんありますし、広報もマーケティングまで領域を広げると、オススメ本はたくさんあります。

ただ、本というのは、あくまでも【取扱説明書】のようなものであり、第一歩を踏み出したり、上手く実践へと接続できるかは自分次第ですよね。私自身、読んで満足することなく、本に書かれていることを試してみて、読書を実りに繋げていきたいなと思っています!

本日は、以上です!最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^♪

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