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妊娠・出産について本気出して考えてみた

皆様、こんにちは!昨日、超超超安産の出産体験記を時系列で書きました。分娩台のぼって10分での出産。その3日間のレポートです。
良かったらご覧ください♪

さて本日は、妊娠・出産を経て感じたこと(世の中の「課題」や「可能性」について)、書いてみようと思います!では、いってみます~(^^♪


「危険な出産でしたね」

出産後5日目の診察での、担当医師の第一声。「安産でしたね~!」って言われるかと思いきや、真逆のことを言われたので、言葉を失いました。

今回、超超超安産ではあったのですが、赤ちゃんがあまりにも早く降りてきてしまって、5分間隔が全くなく、いきなり2分間隔になり、外へ出てこようとしてしまうスピード出産。

無事に産まれてくれたからこそ、産みの苦しみが少なかったことを超超超安産だったと言えるのですが、「あと少し到着が遅れていたら…」「自宅や車の中で産まれてしまっていたら…」…と想像すると、めちゃくちゃ怖くなって、改めて「無事に産まれてきてくれて本当に良かった…」と涙があふれました。実は、今でも、その恐怖を思い出すと、鳥肌が立ちます。

どんな妊娠・出産も、全て完璧で素晴らしい!なんてことはないのだろうと思います。SNSではキラキラとしたハッピーな様子しか見ないと思いますが、つわりに苦しんでいたり、帝王切開でめちゃくちゃ痛がっていたり…といった身体的な辛さから、家庭内や仕事場での悩みといった精神的な辛さまで、色んなことを抱えて産む出産。本当に命懸けだし、全ての出産にドラマがあるなと感じます。

ちなみに、私はコウノドリのドラマが好きで、毎回泣いていました。

妊娠中は、旦那さんも自らこの漫画を読んでくれていて、妊娠・出産の奇跡を一緒に学び、二人で話し合っていました。これから出産を控えているご夫婦は、是非、一度ご覧になることをオススメします!

妊娠・出産は課題が山積み

私は比較的、すぐに妊娠することができ、出産も楽で、妊娠中も産後も元気でしたが、その逆に、スピード出産がゆえの恐怖もありました。今回、自分が妊娠・出産をワガゴトで捉えられるようになって、改めて、そのハッピーの裏で多くの人が苦しみ、不安を抱えて苦しんでいることが分かりました。

▼不妊治療

周囲に不妊治療している人はとても多くて、金銭的・精神的な負担が大きいと嘆いています。日本の人口減少、少子高齢化などが叫ばれる中で、高額な自己負担。そりゃみんな産もうと思わないでしょ、と感じます。結婚5年目の友人も、不妊治療の費用が3桁になって、それでも赤ちゃんが授かるかどうかも分からない。いつ諦めるかを考え始めている、とのこと。今年の4月から、人工授精等の「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精等の「生殖補助医療」について、保険適用されることとなりましたが、これは未来への兆しですね。もっともっと、多くの人が不妊治療にチャレンジしやすい環境を整えていくことが大事だなと感じます。

▼つわり

つわりが酷くて仕事を辞めざるを得なかった子。旦那様の理解を得られなくて、泣きながら家事を全部やっていた子。職場に妊娠を言えずに、仕事中の休憩時間に一人で黙ってトイレで吐いていた子…。
妊娠は病気じゃないけれど、身体的・精神的に相当辛い。
特に、初期はお腹も目立たなくて、周囲に気付いてもらえない。安定期に入るまでは職場にも言いづらい。それでいて、妊娠期間中で、赤ちゃんの成長において、すごく大事な時期でもある。
妊婦は孤独だ。
私も、電車の揺れで気持ち悪くなったり、大好きだったコーヒーのにおいがきつくてスタバの前を通るのも辛かったり、訳もなく気持ちが沈んだり…。仕事をしていると気が紛れたので、とにかく仕事に没頭していました。

▼出産と産後

出産なんてものは、命懸けです。全治3カ月の大事故です。
そして、産後の身体はボロボロです。出産後の「後陣痛」なるものの存在も出産をして知ったのですが、頭が痛い、おっぱいが張って痛い、乳首はちぎれそうなほど痛い、子宮の収縮でお腹が痛い、お股は割けたり切ったりされるのでとにかく痛い…などなど。更に、メンタルの浮き沈みも激しくなり、マタニティブルーと呼ばれる産後うつになる人は10%もいると言われています。
ワンオペ育児で25kg痩せたという弊社メンバーの記事を読んで、育児の孤独さも大きな問題だなと感じていました。

私も、産後、胸のサイズが2倍ぐらい大きくなり(3カップぐらい大きくなって、鏡の前でWow~って言ってましたw)、乳首&乳房が痛すぎるおっぱい問題があったので、産後ケアの母乳外来に通って、助産師さんに母乳マッサージ(これはこれでめちゃくちゃ痛い…)をしてもらいながら、育児の相談をしています。そして「多少のことは気にしない!」という気持ちで育児に向き合っています。

▼仕事

バリバリ働いてきた人にとって、仕事で穴をあけることに責任を感じてしまったり、産休・育休で仕事を離れた後に戻れるのか不安になったり、今までの仕事中心の生活と全く違った環境に馴染めずに自暴自棄になったり…。

しかし、今までは、女性だけが産休・育休を取得して、ワンオペで子育てをするというのが普通でしたが、男性育休制度が改正されて、男性が育児に参加しやすい環境が整いつつあります。
弊社でも、今年の8月から産休を取ったクロキ(男性)が、noteを始めたので、そのリアルを是非ご覧ください。

また、産休・育休中の組織の作り方についてのnoteも書きましたので、良かったらご覧ください。

少しずつですが、男女ともに休んで育児に専念しやすい制度が整ってきており、企業としても取り入れないといけない時代になってきました。出産をする女性にとっては、とても心強い話ですよね。

やはり、妊娠・出産は尊い

初産の妊婦は、いきなり一人の人間の命の責任を背負って、辛さやしんどさも「自分が望んだことだから」「子どもができない人もいるから」とじっと耐えている人が多いのではないかな、と思います。

どうか、周りに妊婦さんがいたら、何もできないと思わずに、優しい言葉をかけて、側にいてあげて欲しいなと思います。誰かが気遣ってくれている、その気持ちだけで、何とか頑張れる気がします。

また、つわりが酷い妊婦さん、産後が辛いママさんは、「辛い」「しんどい」「助けてほしい」と周りに助けを求めて、全然良いと思います。
きっと周りは助けてくれます。
私に力になれることがあれば、私も力になります。

10カ月間、1人の命をお腹で育み、命懸けで産む。
それだけで、すごい大仕事ですから。


人生で一番しんどい時くらい、盛大に甘えてしまいましょ(^^)

最後に・・・隣でスヤスヤと寝ている娘へ。
私たちの子どもになることを選んでくれて、私たちをパパママにしてくれて、ありがとう。無事に生まれてきてくれて、本当に良かった。
これから、一緒に家族というチームを楽しんでいこう♪

本日は以上です!育児を楽しみながら、ゆっくり母としても成長していきます!

P.S. 
そんな私たちを助けてくれるという心お優しい方は、是非ニットへのジョインもお待ちしてます!!!!

最後まで読んでいただいてありがとうございましたm(__)m

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