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お菓子が食べたいの

お菓子が好きだ。

真っ赤なゴムみたいなグミとか白い粉まみれでやたらと消費期限の長いケーキとか、保存料着色料添加物、それに砂糖が大量に入っているだろうと思われる魅惑のあまーいお菓子たち。

合法だから公衆の面前で平気で食べていたけど、ほとんど中毒だったと思う。タバコを止められない人が暇を見つけて一服するのと同じように、少し時間が空くとつい食べてしまっていた。

常習性のあるお菓子たち。

無鉄砲な若者だったから食べられた。ドキュンと脳がしびれるような甘いお菓子。

今はもうカラダに悪そうなものは口にしないようにしているから、多分、もう二度と食べることはないだろう。

健康のことを真面目に考えるようになって、保守的になった自分がいる。

ジャンクなお菓子を卒業して、あぁ歳だなぁって感じる今日この頃。



それでもそれでも、それでもまだやめられないお菓子がある。

それはスナック菓子。


フランスにも色んな種類のスナック菓子が売られているが、小腹が空いた時におやつとして食べるお菓子と言うよりも、アペリティフのお供という立ち位置の方が一般的な気がする。食前にお酒を飲む習慣、アペリティフは国民の習慣だから、そのおつまみとしてのスナック菓子は売れるのだ。

主流はポテチ。そしてコーンチップ系。プレッツェルも根強い人気だ。

最近では健康ブームに乗っかって、レンズ豆やひよこ豆のスナックも登場している。ジャガイモやトウモロコシと比べて何がどう健康や環境に良いのか分からないけど、健康志向や環境意識高めの人たちにウケているらしい。


そんな中、おコメの国ニッポンからやってきた私には、やはり米菓が欠かせない。出来れば丸くて硬いせんべいにバリッとかぶりつきたいところだが、首都パリならともかく、地方都市ではなかなか手に入らない。

それこそアペリティフのおつまみとして、小さくてつまみやすいこういうおかき系が主流。

その名もアジアンミックス。
中にピーナッツが入っている丸いやつがポピュラー。
白い種型のものは何気にピリッと辛かったりして、本家へのオマージュも忘れていない。

他にもコメを原料にしたスナック菓子がないことはないが、アレンジがヨーロピアン過ぎて、私が思い描いている懐かしの米菓の味からはほど遠い。

シャレオツな米菓

私が恋しいと思っているスナック菓子は、しょうゆか塩、それか甘じょっぱい系。昔から食べているあの味だ。

あーもう!考えてるだけでカラダが米菓を求めてうずく!そうなるとアジア食品店へ直行!レッツラゴー!するしかない。


日本の食材はそもそもの値段や関税、送料など諸々合わせて高額になりやすいので取り扱いが少ないが、韓国や中国産のものは地方でも手ごろな値段で売っている。

仙貝はSENBEIって読むのかな?
上にチラッと見えるのはこつぶっこみたいなお菓子。
かっぱえびせんは昔と比べてエアリーな食感に?

旺旺の仙貝のパッケージの右上には、『100%台湾』って書いてある。台湾独自のブランドなのだろう。ハッピータンに似たおいしい粉がまぶしてある。その上にチラッと見える同じブランドの揚げおかきは、こつぶっこみたいな味だ。どちらも懐かしい味でおいしい。

そして韓国版のかっぱえびせんは米菓じゃないけど、やめられないとまらない。昔に比べてサクッと軽い食感になっているけど、おいしい。


ポテチもいいけど、やっぱりたまーにどうしても食べたくなるのは日本のお菓子、というかこれはもうアジアのお菓子。

手軽に米菓が食べられる国に住んでいる人がうらやましい!!


健康志向が強めの人に話を聞くと、ポテチは脂分が酸化しやすいので、食べるとカラダも酸化するのだとか。ホンマですか?!

オーノー!

ノーポテチ イズ ノーライフの私にそんな情報は要らな~い!

せんべいやおかき類も塩分が多かったり添加物が加えられていたりするので注意した方が良いとのこと。マジで?!


カラフルで激アマ系のお菓子を卒業して健康志向になったと思っていたら、まだまだジャンクな私のお菓子生活。

買ってきた米菓たちのパッケージの裏の原材料を確認してみると、見慣れない記号のような添加物が記載されている。

おぉ!入ってる!

入ってるねぇ。


お菓子大好きな私が健康志向になることは、今後一切ありえないことなのか?無理なのか?

お菓子が好きでお菓子を食べている限り健康にはなれないってこのなのか?

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