【読書感想】ハイパフォーマーの睡眠技術/小林 孝徳
「ハイパフォーマーの睡眠技術」こちらの本、読みました。
睡眠関連の本は今回で9冊目です。
これまでの睡眠関連の記事は以下マガジンにまとめています。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
こんな感じの本です。
今回で睡眠本は9冊目になります。
これまで読んだ睡眠本と被る内容もありますが、本書ならではの読み応えがありました。
特に「第5章 睡眠の常識・非常識」が読み応えがありました。
著者情報
本書の著者である「小林 孝徳」でネット検索したところ、いくつかヒットしました。
リンクしておきます。
いくつか引用と感想
睡眠圧のコントロール
今回の引用で触れているように、「睡眠圧のコントロール」を良い眠りをとるための最後の要素としています。
いきなり最後の要素の引用になってしまいましたが、本書では「光」「体温」「睡眠圧」の3つの要素で睡眠をコントロールできる、としています。
この3つの要素の中で「睡眠圧」の内容が興味深かったため、引用してみました。
「光」「体温」の内容が気になる人は本書を読んで頂ければと。
これまでの睡眠本の引用でも「睡眠圧」というワードは何度か出てきているのですが、今回はいつも以上に興味深く読めました。
このあと引用する2つは、どちらも「睡眠圧をコントロールするテクニック」に関してです。
睡眠圧をコントロールするテクニック①:仮眠で睡眠圧をリセットする
睡眠本でお馴染みの昼寝に関して、またしても引用してみました。
今回の引用は「昼寝」という表現ではありませんが、内容を読む限りだと昼寝と捉えても問題ないかなと思います。
ちなみに「昼寝」は頻繁に遭遇するトピックなので、これまでの引用を1つの記事にまとめています。
こちらの記事も良ければぜひ。
上記の引用リンクの数を見れば分かる通り、これまで昼寝のメリットは何度も引用しています。
上記に加えて「睡眠圧をリセットする」という観点で読むと、いつも以上の納得感がありました。
もう1つ、「睡眠圧をコントロールするテクニック」に関して引用します。
睡眠圧をコントロールするテクニック②:帰りの電車や帰宅直後のうたた寝をしない
「帰りの電車では寝ない方が良い」という内容は、これまで引用した睡眠本でもよく書かれていた内容です。
ただこちらも1つ前の引用と同様、「睡眠圧」の観点から書かれていて妙な納得感がありました。
「起きてから7~8時間後の少し前の6~7時間後」
これは昼食後あたりの時間帯に該当することが多いかなと思います。
この昼食後あたりの仮眠は、睡眠圧のリセットには良いタイミングのようです。
一方で帰りの電車や帰宅直後に寝るのは睡眠圧のリセットタイミングとしては遅く、本睡眠までに睡眠圧が溜まりきらないようです。
昼食後あたりに眠くならなかったり、帰りの電車や帰宅直後にも眠くならない人は、おそらく夜の本睡眠でしっかり眠れているのだと思います。
逆に昼食後に仮眠をとったにも関わらず、帰りの電車や帰宅直後にも眠くなる人は、おそらく睡眠が慢性的に足りていない状態なんだと思います。
ちなみに別の睡眠本では、仮眠(昼寝)は「目を閉じるだけでよい」とも書かれていました(以下の引用リンク)。
著者によって見解は異なるかもしれませんが、昼食後に眠くならなくてもとりあえず昼寝する習慣にしても良いのかもしれません。
【読書感想】眠る投資 ハーバードが教える世界最高の睡眠法 - お昼にしたい睡眠の投資
22時から深夜2時は必ずしも睡眠のゴールデンタイムではない
睡眠のゴールデンタイムというのは、昔からよく聞く内容でした。
親が言っていたのかテレビで言っていたのか、その辺りの記憶は曖昧ですが、子どもの頃にそんな内容をよく聞いた記憶があります。
なので子どもの頃はある程度信じていたのかもしれません。
今は深夜1時くらいから寝始めます。
なので、あまり信じていないのかもしれません。
信じていたら22時くらいから寝るようにするでしょうし。
「睡眠のゴールデンタイム」というワードでネット検索すると、「それは嘘」「誤解」といった内容が上位表示されます。
今回の引用とネット検索の結果だけで「睡眠のゴールデンタイムは嘘」と断定するのは良くないかもしれません。
ただ、「嘘の方向で濃厚」とは言えそうだなと思いました。
せっかくなのでヒットしたサイトをリンクしておきます。
※3つ目のリンクは本書の著者が書いた記事のようです。
「90分サイクル」は人による
これは1つ前の引用「睡眠のゴールデンタイム」と比べると、若干信じている部分もあります。
ただ信じているといっても、「平均値が90分前後で、自分もきっと平均くらいだろう」というくらいの感じです。
昔はもう少し信じていた気がします。
時間に余裕がない日は「6時間」、多少時間に余裕がある日は「7時間半」、といった調整をしていた記憶があります。
それで睡眠が浅いレム睡眠のタイミングでスッキリ目覚めることを狙っていました。
でも正直なところ、そんなにうまくいかないんですよね。
スッキリ目覚めることが出来た日はほとんどなかった気がします。
そんな状況にも関わらず、90分サイクルを信じていた時期があったなと。
ちなみにここ1年くらいは、寝る時にスマートウォッチを装着して睡眠ログを残しています。
そのログを見た限りだと、自分の平均睡眠時間は約7時間です。
90分サイクルで考えると「6時間(90分×4)」や「7時間半(90分×5)」が理想なわけですが、そうなっていません。
今回の引用によると「70分サイクルの人もいれば、110分サイクルの人もいます。」とのことで、これだけ幅が広いとなると「自分もきっと平均の90分くらいだろう」という予想もアヤシイところです。
結局のところ、90分サイクルを考慮する必要はあまりないのかもしれません。
睡眠の質を高めることを意識すべき、ということですね。
強く念じれば、その時間に起きられる
この「○時に起きると念じる」というのは、以前にも似たような内容を引用していました。
まずはそれをリンクしておきます。
【読書感想】熟睡法ベスト101 - 「宣言効果」を使えば目覚ましなしでも起きられる
リンクしておいてなんですが、よく読むと上記の引用リンクは「宣言効果」というもので、何時に起きるかを他人やSNSに宣言する方法のようです。
今回の引用は「自己覚醒」で、他人に宣言するとかではなく自己完結する方法です。
似てると思ったのですが、ちょっと違うようです。
ただ違いはありつつも、どちらの方法も手軽で良いなと思いました。
どちらも手軽に実践できる内容なので、どちらも試してみて自分に合っている方を探るのも良さそうです。
ホットミルクで重要なのは「ホット」だけ
「寝る前にホットミルクを飲むとよく眠れる」は信じてしまっていました。
牛乳である必要はないんですね。
私も牛乳はよく飲みますが、牛乳を飲むとお腹が若干ゆるくなるため寝る前は避けていました。
実際は牛乳である必要はなく、「ホット」であれば良いなら実践しやすいですね。
私が実践する場合、「ホットミルクはお腹が若干ゆるくなる」「白湯はちょっと味気ない」「カフェインは避ける」「塩分と糖分は控えめにする」
こういった条件で考えると、あっさりしたスープが良さそうです。
暗記は寝る前にすると効果抜群
今回の引用の前半は、このnoteでもよく記事にしている勉強法で出てきそうな内容です。
せっかくなので勉強法の記事をまとめたマガジンをリンクしておきます。
私は寝る前の工程がおおよそ決まっています。
「ゲーム」→「筋トレ」→「入浴」→「読書」→「入眠」といった感じです。
今現在は資格勉強をしていませんが、資格勉強をする期間は「読書」の部分を「勉強」にすると効率が良さそうです。
今回の引用の後半は、「寝る直前に深い考えごとはしない」こと。
これはグルグル考えがちな自分にはなかなか難しいです。
先ほど書いた寝る前の工程の「ゲーム」には、仕事からプライベートへ切り替える目的も含まれます。
ゲームでうまく切り替えできる日がほとんどですが、たまにその後もずっと考えごとが止まらないこともあります。
引用にも書かれているように、そういった複雑な考えごとをしている時はなかなか寝付けません。
数日前から「3行ポジティブ日記」を書くようにしているので、これにより複雑な考えごとにうまくブレーキがかかると良いなと思っています。
「3行ポジティブ日記」を書いてみようとなったきっかけは、以下の引用からです。
リンクしておきます。
【読書感想】ブレイン メンタル 強化大全 - 「3行ポジティブ日記」は冷静かつ前向きになれる
お酒は入眠を促すが、質を悪くする
お酒が入眠を良くするというのは、自分のこれまでの体験からも納得です。
お酒を飲んだ日はいつも以上にリラックスしているためか、かなり寝付きが良いです。
ただ引用でも触れているように、睡眠の質は悪くなります。
これに関しても、自分のこれまでの体験から納得です。
睡眠の途中でトイレに行きたくなることが多々あります。
そして、いつも以上に寝起きが悪いです。
以前の引用では「間違ったストレス解消法」の1位としてお酒を挙げていました。
参考までにリンクしておきます。
【読書感想】ブレイン メンタル 強化大全 - 脳を破壊するストレス解消法
今回の引用では、自分の身体に合うお酒・合わないお酒を知っておくと良い、としています。
自分としては身体に合うお酒・合わないお酒の傾向は未だに掴めていません。
自分なりのやり方としては、お酒を飲みつつ、水も同じくらい飲むようにしています。
これが一番、次の日に残りません(間違いなくトイレの頻度が上がりますが、これはしょうがない)。
おわりに
ということで「ハイパフォーマーの睡眠技術」に関してアレコレ書いてみました。
今回の記事で引用したのは、
睡眠圧のコントロール
睡眠圧をコントロールするテクニック①:仮眠で睡眠圧をリセットする
睡眠圧をコントロールするテクニック②:帰りの電車や帰宅直後のうたた寝をしない
22時から深夜2時は必ずしも睡眠のゴールデンタイムではない
「90分サイクル」は人による
強く念じれば、その時間に起きられる
ホットミルクで重要なのは「ホット」だけ
暗記は寝る前にすると効果抜群
お酒は入眠を促すが、質を悪くする
の9つでした。
最初の3つは全て「睡眠圧」に関する引用でした。
睡眠圧を軸にして書かれているためか、睡眠本でお馴染みの内容にいつも以上の納得感がありました。
残りの6つは全て「第5章 睡眠の常識・非常識からの引用でした。
第5章は興味深いトピックが多かったです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
「睡眠」関連の読書感想をマガジンにまとめています。
こちらも良ければぜひ。
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