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天才みっけ

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アホと天才と馬鹿は紙一重って言うけれど…好きです
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本当に本当に君は人でなしだよ、ろくでもないね

てめの好いた惚れた吸った揉んだヤった逝ったなんぞ、どうでもいいんだわ。照明にさえ浮き沈むおまの『感性』とやらにいちいち構ってらんないんだし。君と居ると、自分が無価値だと痛いぐらい感じる。何もできない、何の役にも立たないんだ、と。

好きでヤってる訳じゃない。唇が荒れて裂ける。『ねぇ、私、キレイ?』それでもそれでも、と手を伸ばす。醜く見にくい。『老眼なんじゃね?』また抜けそう、一抜けたいのに垢抜けた

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左様なら、さようなら

甘言なんぞ言ったとて、せめて入るは耳なんで吐いたおまの口にしかその甘さは解らんでしょうよ。
何が為の福耳なんか。天上天下唯我独尊、俺しかいない世界なら、俺が最強、俺がいちばんめっかわで俺が全てで、酒池肉林、幸せに幸せで、何を臆する事があろうか、どうせ死ぬまで生きるのだから、喰らい尽くせ、今を今だけを、尽きたら終わる、只それだけ、咀嚼満腹泥酔、眠りがズッ友、肉体に絶対の信頼、ねぇ?教えてね?私が本当

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タイムスリップ🌠クリスマス(主に50代のための🎄短編小説)

タイムスリップ🌠クリスマス(主に50代のための🎄短編小説)

 PJさんの募集企画に応募した歌詞と連動した小説です
 PJさんが作ってくださった動画 ↓(私が歌ってます)

(5627文字)

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この50代の私にミニスカサンタの衣装を着ろと…
今どきそれはないだろうというセクハラもへったくれもない業務命令。クリスマスの日の忘年会の余興担当のクジ引きに当たってしまったのだ。
でも昭和生まれバブル育ちの私は引き受けた(バブルは享受してないけど

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代わりになってよ

『どこにも行けない君の代わりに僕が見たものぜんぶ見せてあげるよ』
北のいくらとほたて、海牡蠣くらげシーグラス、山木と雷鳴熊の気配、お耳をつけた大行列、うどん、ラフテー海ぶどうジーマミ豆腐、パンケーキ苺のタルトデカフェのコーヒー、とろけるあまいあまいチョコレート、空太陽闇とねぇ海と音、風。
しあわせになる為に息をする覚悟ができずに火をつける。緩やかに選んでいく。野菜屑が腐るシンクにドライアイスを素手

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瞬きの度初恋をして抱き合う度に初夜を迎える

深夜より早朝、この時間の着信に碌なことはない。
況してや、末尾が110。
終わってる。
昔の知り合いホスで発狂、担当と自らの顔面を割った黒のアルマンドで、とか、ガチ異世界転生かよ卍乙、俺は今から最低時給で働かなあかんのです、もやしすら値上げッスよ、ぢっと手を見る、また赤い、ウゼェな。
赤さ阿賀座石田彰最強、紅尊い、おまぃら選べたらしいなランドセル、赤い赤い赤い、イラつく、パトランプかよ、黒い塊ごと

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