立って勃って絶って経ったたった数ヶ月足らずのお話。 『結局、人は変わんないのよ』なんて、そうでもなくて。 急に立ち上がるからタイミングを逃して言いそびれた言葉、駅まで歩いていく歩幅が行きとは違くてもうわかっちゃってさ、何もわかんないフリしてやたら音量上げて笑ってみたりしてさ、あぁタバコが吸いたいな、吸って吐いて吐いて吸って、臭い煙に嫌な気分になりたいな、ってさ。 忘れ物したみたいって言ってさっきの部屋に1人で帰りたいな。 こんな君といるぐらいならさ。こんな私になろうとするぐら
タナコゴロ。見渡せ、棚はすべて紫。好きな色をずっと見ていたいんでな、ずっとずうっと。浮腫んだ瞼を開く。お願いお願い助けて助けて。伸ばして伸ばす。いつか抱いた猫を想うけれど、空。掴めぬ。 この両手。スケールがない。両の意味で。 わからないことは怖くて、怖いことは胸を肌を軋ませるキュン🫰、愛してる愛してるよ、I死てるよなんつったらイケナイんでしょうね、まっこと不本意やわ。 繰り返す嘘はいつか糊のよだな、孤高虎口。嗚咽ならばまだまだ。只の呼吸だ。吸うは煙草とストローストゼロ、肺活量
休職とは名ばかり無職、何日経ったかわからないけれど今宵久しぶりにシャワーを浴び優勝。 もって2ヶ月、Uberは酒は届けてくれるけどタバコは届けてくれないし。老女籠城。腐敗臭生乾き臭。 一階だけどラプンツェル、悪い髪質の抜け毛まみれの床を這う。蛇足。あぁ、一度食べてみたかった、蛇をなるべく生で。 夏まで、せめて夏まで。 が、夏を迎えて何になろうか。丈夫な体を持ちデクノボウと呼ばれ自分を勘定に入れず、怖がらなくていいと言いオロオロ歩き1゛人の時は涙を流し、あ、テクノ坊のがよかった
苦手だ。 言葉にするといつもどこか違う。 わかってほしくなんかないけど。 誠意とかマナーだとか。 君と歩む為の免罪符。 武装研ぎ澄まし彩り飾った鋭角の盾を君の喉元に。 刺し違えたなら、本望。 ガンガン逝こうぜ。 全力で対戦しようぜ。 いざ尋常に、 show舞。 構える。見据える。 君しかいないって、汗をかきたい。 濁さないでよ。 全集中させて。 最新のニュ速、君のものだけにしてよ、他の誰かどこか、それは勝手に履修するよ。最低限生き延びられるよに追うよ負うよ。 今は、君は君だ
ずっとずっとふわふわ、息を吸うに最適やな産声みたい大声出して泣き喚きながら酔って酒に自分に酔って千鳥って吐瀉物塗れ足の踏み場のない部屋で燃えカスのタバコにもう一度火を点けて、全裸で目覚めて何も覚えていないよなそんな日々を我が逃走我が人生を、なんてな。 愛し愛されたかも知れぬ人に大事なこと言わないまま、初めて書いた手紙はラブレターでも直筆でもなく、noteの下書きのスクショで御座いやしてや候、にて早漏and早老。そんな私がお好きでしょうよ?時短。無駄を省いて駆け抜けて性春。美
てめの好いた惚れた吸った揉んだヤった逝ったなんぞ、どうでもいいんだわ。照明にさえ浮き沈むおまの『感性』とやらにいちいち構ってらんないんだし。君と居ると、自分が無価値だと痛いぐらい感じる。何もできない、何の役にも立たないんだ、と。 好きでヤってる訳じゃない。唇が荒れて裂ける。『ねぇ、私、キレイ?』それでもそれでも、と手を伸ばす。醜く見にくい。『老眼なんじゃね?』また抜けそう、一抜けたいのに垢抜けたいのに、抜けんのはアレと歯だけ、はだけたまんま行ったコンビニで同級生に会う。その
甘言なんぞ言ったとて、せめて入るは耳なんで吐いたおまの口にしかその甘さは解らんでしょうよ。 何が為の福耳なんか。天上天下唯我独尊、俺しかいない世界なら、俺が最強、俺がいちばんめっかわで俺が全てで、酒池肉林、幸せに幸せで、何を臆する事があろうか、どうせ死ぬまで生きるのだから、喰らい尽くせ、今を今だけを、尽きたら終わる、只それだけ、咀嚼満腹泥酔、眠りがズッ友、肉体に絶対の信頼、ねぇ?教えてね?私が本当にガチでマヂで終わる時、君が教えて、終わりを教えて。 目が覚めた時、音が聞こえ
『どこにも行けない君の代わりに僕が見たものぜんぶ見せてあげるよ』 北のいくらとほたて、海牡蠣くらげシーグラス、山木と雷鳴熊の気配、お耳をつけた大行列、うどん、ラフテー海ぶどうジーマミ豆腐、パンケーキ苺のタルトデカフェのコーヒー、とろけるあまいあまいチョコレート、空太陽闇とねぇ海と音、風。 しあわせになる為に息をする覚悟ができずに火をつける。緩やかに選んでいく。野菜屑が腐るシンクにドライアイスを素手で投げ込む。痛い、安易に冷たいもので自ら火傷しては泣き喚く。倒れる隙間もないぐら
ぶっちゃけ外見よく見積もったって中の下だし、性格ばちぼこ悪ぃし、もっといい人が、てかお前よかわりぃの見たことねぇんだし 別れた方がいいなんて言われなくてもわかってるんだし だけどあなたしかいないから ずっと見放さないでいつも一緒で 息するよに不安な毎日に 根拠なきビッグマウスと中指で 大丈夫と笑顔をくれて 生きてるだけで価値がある俺となら 一回だけでいいんだからさ やっといてもいいんじゃね、今世って 来世は好きに生きてよな? もう二度と逢えないからさって 痛いニュースばっかで
『このまんまだとBBAになってもコンビニの袋下げてワンルームのまんまで売り続けるよになりますよ?』 だけど、できない。 おはようございます、寒くなってきましたねのLINEも。 つうか待てない、同伴もアウターもダルいだけ。帰らなきゃ。待ってる。ボカロとアニメが俺を待ってる。秒が惜しい。俺に還りたい。 だから、だから。 脱げばいいですか?足開けばいいですか? 今やコンビニ袋も有料、お茶がデフォ。 なんともなんない、どうにもなんない。 たまご食べたい。なら、稼がなきゃ。 生魚食いた
深夜より早朝、この時間の着信に碌なことはない。 況してや、末尾が110。 終わってる。 昔の知り合いホスで発狂、担当と自らの顔面を割った黒のアルマンドで、とか、ガチ異世界転生かよ卍乙、俺は今から最低時給で働かなあかんのです、もやしすら値上げッスよ、ぢっと手を見る、また赤い、ウゼェな。 赤さ阿賀座石田彰最強、紅尊い、おまぃら選べたらしいなランドセル、赤い赤い赤い、イラつく、パトランプかよ、黒い塊ごと流す真紅の液体、座った時はパワーちゃんの真似をした、大で流す、ガチダリィな。 鬼
泣き暮らした。悲しくてかなしくて涙が止まることがなかった。プールのよう、鼻がツンとしていた。 もっとも大事なものの為に努力をし続けなければならないとして、私は何も大事ではないことにしてしまった。大事にするとあんなに言っていたのに。 どうとでもなることだった、見ないふりをすることもできた、繰り返すだけでよかった、気づくと血が流れていて、終わりを知った。卑怯だ。苦しくて仕方がなかったの。 頑張らないことを選択して、あとはもう真摯に研ぎ澄ませていくだけ。 未練。というか、もうなかっ
「暑いっスね」 『いいですよ、入ってきても』 長袖の手で目の前の池を指す。 「…きったねぇぢゃないですか」 『貴女の言葉遣いより綺麗ですよ、気にするんですね』 「結局、今年も水着買いませんでした」 『買えばよかったのに』 「海にも行かなかった」 『行けばよかったのに』 「え?タバコ?」 ポケットからタバコを取り出して咥える横顔を見て、新鮮だと思った。 『止めてたんですけどね、今日は『特別』です』 笑う顔は相変わらずのよに見えた、見慣れた顔に見えた。 『吸いますか?』 差し出し
日付も曜日も朝も夜も本当にどうだっていい。 めんどくさい。 寝たい時に寝て食べたい時に食べる。 美醜とか問うなら、美酒だろ。 見たくないものは見なきゃいいし どうせわかんない。 ましてや自分の顔なんて一生見らんないし、 好きなよに見ればいいよ。 だりぃ。 季節だけに固執した地続きの長い一日が細切れに続く。 リセットできないまま、重なっていく。 果実は潰して煮詰めれば、あんなに甘くとろけるのに、継ぎ足しの私は油だけを浮かし、氷を突っ込んでは上澄みだけを提供する。 本当のことは一
恋は人を詩人にするというけれど、私は全くもって詩人になってはいない。 ぼーよー、ぼーよー。 タイトルさえ引用で、あんなに耽溺した岡崎京子でさえ私はもう詳細を思い出すことができないでいる。 私に言葉はとても難しい。 どれもこれもそうではないのだ。色や形の方が近いのだけれど、あなたの今のそれ、こよなく伸びた球体のむらさきでしたね、では成り立たないのだ。 たぶん、愛してる、と言ってもよかった。 たぶん、だけれど。 大方を諦めてなお縋り付くのは、もしかしたら、がいつまでも消えないか