スローライフで生きよう
今思えば、今日までずっと走り続けている。
子供の頃からそうだった。
きっかけは些細で、良い成績の方がお父さんの機嫌がいい。
機嫌がいいとおねだりをしやすいからだったけど、いつしか私がすごいと認めて欲しいに変わっていた。
愛される術は、何か一番の成績を残すしかないのだと思っていた。
一生懸命走っても走っても、
絶対に1番は取れなかった。
むしろ、みんなで一緒によーいどんをしたら、一番下から数えた方が早い順位のものが多かった。
20年かけてようやく人並みになったと思っている。
今も全然変わっていなくて、ずっと走っている。
目まぐるしく走っているのは、年齢のせいだといつの間にか思いこんでいた。
24歳、結婚とか、出産とか、両親の将来とか、
私がもっとしっかりしないととか、
もう5年以内には結果を残さねばとか。
焦りすぎて、最近まで走っていることさえ忘れていたし、「焦らなくてもいい」という言葉は遮断されていた。
きっとこんなに走ってきたのは年齢だけじゃなく、1番でないと自分は生きる価値がないと思っていた部分も大きいんだとやっと気づいた。
それでも、こんなに全力で走っても
いつものごとく上手くはいかないのだ。
子供の頃は3月生まれを言い訳にしてきたけど、
今はもうなにも言い訳できずに項垂れる。
もはや20年かけてやっとできたことのほうが多いのに、あと5年でどうすれば、、?と心がポキポキ折れていた。
毎日のように、理想の将来を描いて、プランを練って、我に返ってポキッと折れるのルーティンを繰り返す。
でも、ある動画を見てもうスローライフでよくない?と思えた。
ただ一人の女性がご飯を作って食べる動画なのだけど。
ごく普通の生活なのかもしれないけど、ゆっくり時間が流れている。
3食丁寧に作って、そのうちの一食は夜食になんかしちゃっている。
めちゃくちゃいい。
スローライフをおくるためには、ある程度の収入と場所に縛られない仕事が必要だから、
そのために頑張ろうと目覚めた!!!!
もう焦るのはやめだ、なんでこんなことに気づかなかったのか。
誰かに認められる幸せではなく、私が私を認めてあげられるような幸せを作っていきたいなぁ
これもまた24年目の気づきなのかもしれないな。
人生まだまだ捨てたもんじゃない。
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