めおん

映画と音楽は人生、の根暗なアウトドアの日記の煮凝りのようなもの。

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  • あの時あの場所にいたかもしれない人と、あの人へのボトルメール

  • 好きです、レッチリ

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生きた証として。

題名はなんか大袈裟だけど。 去年から結構ハードなことが続いててしんどかった時、心の整理も兼ねて書いてると落ち着くと気づいたので再始動。 日々徒然なるままに思ったこと、映画の感想、映画の感想と昔の思い出を絡めた何かとかちょっとずつまとめて残していけたらいいなと思う。 たとえほろ苦くても、生きた証として。

    • 向き不向きを考慮してなかった

      人生の方向性について、あまり考えず見切り発進しても良いことが無いケースがあるって初めて知った。 今までってとりあえずやってみよ精神で始めてみて、案外楽しいとかどん詰まりの中で打開策が見つかりそうてことが多かった気がするから。 あまりいいことないケース、それ即ち、本気度高いマッチングアプリ。 この類のアプリは、ペアー◯黎明期に登録してたけど、なんかむず痒くて1ヶ月ぐらいで退会して以来。 長く好きだった人が元恋人とヨリを戻した途端に同棲を始めたのがショックで、早く忘れるため

      • Just Like Honey⑥

        翌朝、特に気まずさはなかったけど、気を使ってるのか後悔なのか罪悪感なのか、妙に優しくしてくれた。 シマ君は仕事だったから一緒に家を出た。 すぐ近くの駅に着くまでに、寒いからっていって手を繋いでシマ君のコートのポケットに入れてくれたりして。はーあ、青春。 駅で別れてから、シマ君の気持ちはわかんないけど、好きになるなーって考えながら、通勤ラッシュの電車にむぎゅっと乗りこんだ。 何だか浮ついた気持ちでそのまま家に帰ってすぐ寝るのも勿体無いから、喫茶店でしこたま煙草を吸ってモーニン

        • Just Like Honey ⑤

          ケイトの話はちょっと休憩。 きっかけになったシマ君の事を。 某音楽雑誌が主催してたクラブイベントでシマ君と初めて会った時、お互いまだ二十歳ぐらいだった。 流行りのUK、USロックが中心に流れているそのイベントにはよく遊びに行ってて、そこでできた友達とは少ないけど今も仲良くしている子もいるほど、私の交友関係に大きな影響を与えたと思う。 シマ君を初めて見かけた日は、見た目、というか服装がすっごいタイプで3つ年上だった恋人と別れて間も無い時だった。 でも若さゆえかそこまで寂しさ

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        記事

          Just Like Honey ④

          延期になる前の予定通りの日程でのライブだったら、ケイトとは出会ってなかった。 なぜって、後日きいたところによると、知り合うきっかけとなったシマ君が前年冬の間は仕事で違う街へ行ってたから。 だから延期にならずにいたら、シマ君は関東で、私とケイトは関西で、それぞれライブハウスに来てはいたけど、シマ君がいなかったせいで、ケイトと話すきっかけもなくすれ違うだけで終わってたってこと。 このことを思い出すと「袖擦り合うも多生の縁」って言葉が浮かぶ。映画の「パストライブス」かなって。

          Just Like Honey ④

          Just Like Honey③

          ライブハウスの外で1人佇んでいたケイトの第一印象は、影が立ってるの?って思うぐらい、冬なのにうっすら日焼けしてて、タレ目でおとなしそうで人畜無害そう、、、。 ケイトは私のことなんて思ってたんだろう。 さて、じゃあ5人で飲みに行きますかーって、妙に楽しくてテンションが高かった。 駅まで歩いてる時、シマ君に初めて下の名前で呼び捨てにされて、その時なぜだか「あ、私この人と結婚するわ」ってピシャっと浮かんでしまった。 なんでそんな事思ったかというと、、、ちょっとまた後で。 チャ

          Just Like Honey③

          Just Like Honey②

          職業柄ずれた時期にとる冬期休暇中だった2月。 晴れてたと思う。 The Jesus And Mary Chainのライブ前に、ハナとドキュメンタリー映画「ヤクザと憲法」を観に行った。 その日のジザメリのライブは本来なら前年の冬に予定されてたけど、メンバーの体調不良だったかの理由で延期になってたんだ。 私とハナはそれを全く知らずに、当日会場まで行ってやっと知ることになり、うそー!!なんて言ってたな。 同じ日にちょうどRideも公演があってハナの彼氏のタニ君がそっちいるからっ

          Just Like Honey②

          Just Like Honey①

          本題に入る前に当時の私のバックグラウンドというか、自己紹介的なのを。 若さもあったのかもしれないけど、あの頃の私は思い出したら恥ずかしくなるほどに、精神的に未熟で他力本願で空っぽだった。 優しくしてくれる友達にも、ひどいことをたくさん言ってしまった。思い出すだけで最低で恥ずかしい。 もちろん自分のことだって全然大切じゃなかった。だって何も持ってない人間なんて、無価値だと思ってたから。 仕事もなんとなくで選んでてやりがいも無く(一応好きな分野ではあったけど)、稼いだお金は

          Just Like Honey①

          Just Like Honey(端書き)

          子供の頃、ボトルメールやタイムカプセルに憧れてた。 自分が流したメッセージを、見知らぬ土地に住む誰かが見つけてくれて、返事は来なくても読んでくれたらと想像するとワクワクしたもんだ。 タイムカプセルは、小学生の頃に友達と埋めたけど結局掘り出してなくて、ボトルメールは憧れだけで終わっちゃった。 大人になった今、途切れ途切れの片思いの相手に宛てたメッセージを詰めたボトルを、ネットの海に流そうと思う。 記憶の断片の寄せ集めみたいな拙い文章だけど、あまりにも思い出深い時間だったから、

          Just Like Honey(端書き)

          生きるって選択の連続

          なんだかかなり久々に音楽イベントというものに行って来たよ。 しかもかなりアウェイなジャンル、レゲエの。 私が唯一知っているタイトルと音楽がちゃんと繋がっている曲が、ボブ・マーリーのThree Little Bardsで、知ったきっかけがウィル・スミスの映画きっかけなんだよね。 特に可もなく不可もなく、なジャンルだったのに今日のイベントは結構楽しかったな。 ここ数日、自分の年齢を気にして美容課金とか婚活課金をする事で人生の方向性を決めかけてて、無意識だったけど結構それである

          生きるって選択の連続

          終・レッチリとその他好きな音楽

          好きです、レッチリ!!! 奇跡の末に手に入れたチケットで来てるっていうのに、まだこの時点でも私にとってはレッチリが一番のお目当てでは無かった。 とりあえず夏っぽいし有名だし、「Dani〜」と「Universally〜」だし、こんな近くに来てくれてるから一応みておくかー、ぐらい。 今思い返したら完全になめてる、LAに向かって土下座しろって怒られても文句言えないよ。 さて楽しい時間はあっという間に過ぎて、いざオーシャンステージへ。 ここからは当時の状況と心境を思い出しながら、

          終・レッチリとその他好きな音楽

          続・レッチリとその他好きな音楽

          好きです、レッチリ!! 2019年。 最近の夏みたいに死を覚悟するほど暑くはなく、翌年にやってくるパンデミックの世界なんて誰も予想していなくて、戦争も今よりかは遠かった。 アニバーサリーイヤーで3日開催のサマソニに行くことにした一番の理由は、Tash Sultanaがみたかったのと当初の恋人がレッチリが出るなら行くって言ったから。 だから行ったのは1日目だけ。 趣味が合うというきっかけで付き合うようになった人だけど、こっちが話しかけないとほとんど自分からしゃべらないような

          続・レッチリとその他好きな音楽

          レッチリとその他好きな音楽

          好きです、レッチリ! とか胸を張って言えるようになったのは、去年の来日が決まった2022年の暮れぐらいからだったような気がする。 今まで彼らのライブをみたのは合計3回。 まずは好きになったきっかけの話を、忘れないうちに書いて置こうかな。 Red hot chili peppersの初めての強烈な記憶は、Stadium Arcadiumがリリースされた後、日本の某音楽番組でDani Californiaのパフォーマンスをみて焼きつけられた。 なにこのモジャモジャと派手マッチ

          レッチリとその他好きな音楽

          前に観た映画を何回も、と、8年の思い出

          何のとりえも無い人間代表こと私の、10代から続いてる数少ない趣味というか習慣が映画鑑賞だなって最近やっと気付いた。 映画を観るということが、あまりにも生活に馴染みすぎて趣味として認識してなかったというか。 めちゃくちゃ観るときと他のことしてる時の差がかなり大きくて、何回もそういうのを繰り返してきた中で、今またそのめちゃくちゃみる方の期間に突入してる。 この4年でコロナ世界を経たっていうのと単純に年取って映画のみかたとか感じることとか色々結構変わったなと思うから、過去に何回

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