前に観た映画を何回も、と、8年の思い出

何のとりえも無い人間代表こと私の、10代から続いてる数少ない趣味というか習慣が映画鑑賞だなって最近やっと気付いた。
映画を観るということが、あまりにも生活に馴染みすぎて趣味として認識してなかったというか。

めちゃくちゃ観るときと他のことしてる時の差がかなり大きくて、何回もそういうのを繰り返してきた中で、今またそのめちゃくちゃみる方の期間に突入してる。

この4年でコロナ世界を経たっていうのと単純に年取って映画のみかたとか感じることとか色々結構変わったなと思うから、過去に何回も観てる作品をまた繰り返しみたり、すごく好きだけどある種のトラウマになってしまって1回きりしか観れてない映画をみたり。


去年は年明け早々に恋人と突然音信不通になったのが堪えたから1月と2月の間だけで「エターナルシャンシャイン」を多分15回ぐらい観てた。
今から考えるとかなりやべー奴みがあるけど、映画の2人みたいにやり直せなかった当初の私からすると、それがある意味セラピーでもあったんだなとも思う。


数ヶ月後に立ち直ったのち、今また別の失恋が来てしまって、こっちの方がかなりキツい。
なぜかっていうと、もうかれこれ8年前ぐらいに始まった話だから。
ずーっとずっと絶えず思い続けて8年ってのじゃなく、途切れ途切れの8年。初めて会ったのは忘れもしないjesus and mary chainの延期になってしまったライブの日。

その間にももちろん映画を観続けてて大好きな作品もある。
特にドランの「マミー」とシアーシャ・ローナン主演の「ブルックリン」が深く思い出にリンクしている。好きでもある一方で思い出と重なりすぎるからトラウマに近いかも。

前者の方は実際あの人と出会う前に観てたけど、2人で遊んでるとき「womderwall」が劇伴で使われてる例のあのシーンの真似とかしちゃって無邪気だったな。
この間配信に落ちてきてるのを見つけて、久々にみたら傷に塩を塗って、ナイフでぐじぐじにされたような気持ちになっちゃったよ。

後者の方は一番お互いの気持ちが盛り上がってたであろう時、あの人と会う約束の前に友達と映画館に観に行ったんだけど、まあなんというか。
当時結構メンタル的にキツいことが起こってそれがきっかけで実家を出て、色々乗り越えつつ生活に慣れてきたころに出会った好きな人、っていう自分の身の上をすごく重ねてしまった。
こっちはDVDも持ってるけど、今見ると精神崩壊するだろうからもうちょっと時間が経ってからにしようかな、今みるとほとんどホラーみたいなもんになってしまうだろうし。

結局その人とは付き合うことはなかったけど、素敵な思い出をたくさんくれた人だから今でも大切に思ってる。
8年間それぞれに恋人がいても、友達関係も続けれるぐらいに話が合う人でもあったしね。

でも多分だけどもう会えない。
そこは私にかかってるから、何とも言えないけど会ってしまうとまた過去に囚われる気がするから。
そもそもまたnoteを始めたのがこの気持ちを昇華するのと、大切な思い出を忘れる前に書き残したかったからっていうのが大きいから、まだまだあの人のこと書いてしまうんだろうな。

とりあえずラナ・デル・レイのborn to die聴きながら今日は寝る。

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