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偶像

虚しさを捕食する大きな口、あらゆる論理が崩壊した都市で、倫理観を謳う老婆心のようなものが、混沌を生み出し、意思を漁り、忘我で売り捌くルサンチマンたち、あらゆる変化を受け入れられずに、差別的に分別した先で生まれた互換性、静謐な予感に住まう観点が、動機を破棄し、憧憬に至り、何かに浸る事でしか、存在価値を見出せないから、見限られてばかりいるだとか、閉塞的な関係の最中に生み出された退屈を飛び越えるための、しなやかな足や、支配的な輩が排除する毎日の凡庸さや、厭世観に浸る君たちの決まり事や、偶像を啜る宇宙に住まう象の鼻や、あてがわれた罪により、破傷風になってしまった身体や、仮死状態の多細胞生物、文学的な狂騒に散らばる意識的な垂涎、記憶装置に司るエゴを消滅させ、この全宇宙は、ひとつの意思だけで、すべては決定され、今に現れる奇跡を踏み躙る戦車により、破壊され尽くされた思い出たち、生きとし生けるものすら、鬱陶しく感じる完璧や夜、痩せた爽やかな昼下がりに飲むサイダーが、喉で弾け、違う次元では、違う宇宙が、同じように生まれては、根源を焦がす太陽を睨みつける少年たちの、覚悟のようなものが、星々を傷つけて、胞子に乗り飛び立った愛が、立場なんかを利用し、ささやかな愛ですら、価値というまやかしに捕まり、つたない愛ですら、真実を利用し、理性を奪うだけの、確かさなんてものは、足枷にしかならないのに、答えなんかに引き摺られては、そこで維持するものを引き合いに出しては、誰かを騙すために、用いられた体系化したものにより、偏るばかりであるし、あらがうほどに食い込む値により、曖昧な価値の奴隷のままであるし、あらゆる方法で、方方を傷つけてばかりいるようなやり方や、情報過多な忌々しい現実を貪る情報餓鬼たちが彷徨う泡沫や、悲観的なレールを走る電車に乗り、憎しみばかりの今から逃げ回る君。

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