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通念化の波に攫われないように、

誰もが美しいと言うものに疑問を抱くことがある。誰もが凄いということに共感できないことがある。

この季節で言えば桜。日本の春を代表する花であり、多くの人々がそろそろ花見に興じる頃だろう。でもそこまで美しいのかな?梅の花と比べて特段優れている訳でもないように僕は思うけれど。桜だけがなぜこんなに持て囃されているのかが正直分からないんだ。

こんな風に思うことは、日常生活をおくるなかで数えきれないほどある。他の具体例を頑張ってひねり出そうとしたけれど、今は何も思い浮かばない。

桜は美しいもの、夕焼けはしんみりするもの、青空はワクワクするもの…。あらゆる物事に関する感情は、社会の「こう感じるべき」みたいな考え方で凝り固まっているのかも知れない。

通念化”と言うのが適当だろうか。語彙力が乏しい僕には、これ以外の適当な言葉が思い浮かばない。

僕自身がもつ固有の感情が通念化の波に攫われるその前に、優しくそっと掬い上げて言葉にしたいのです。



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