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橘川幸夫の深呼吸学部

橘川幸夫の活動報告、思考報告などを行います。 ★since 2016/04 2024年度から、こちらが『イコール』拡大編集部になります。 『イコール』サイトはこちらです。 h… もっと読む
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2016年3月の記事一覧

本当の安らぎを与えてくれるならお金を払ってもよいが、お金を払った瞬間に、本当の安らぎではなくなる。

深呼吸する言葉

情報化社会における師匠と弟子(3)

 戦後社会の最大の意味は「家」の崩壊である。それは同時に「個人」の誕生であった。それは、戦後というよりも明治維新にはじまった近代化による「村」の崩壊と「都市」の勃興という構図と相似形である。  「村=家」の時代は、人の生き方や目的は個人が考える必要がなかった。自分の外側に大きな価値観があり、掟があり、約束事が無数にあった。人は、代々つたわる地域や家の決まり事に従って生きていればよかった。  明治社会はアメリカから訪れた黒船の艦長によって近代化がはじまり、戦後社会は飛行機か

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周平弟子との対話★時代質問箱(4)エンタメ

-------------------------------------- ●エンタメ ------------------------------------- 周平・エンタメ、という視点。若い起業家たちは、けっこう楽しんでやっています。ビジネスコンテストも完全にエンタメですし、SXSW なんかも、もともと音楽フェスだったものがいまは音楽と合体したITベンチャーの祭典になってます。仕事はエンタメ化しているということ? 橘川:エンターティメントって、どうも、旧来社会

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情報化社会における師匠と弟子(2)

情報化社会における「師弟関係」について。  僕は19歳ぐらいから、メディア作りを自分の生活の中心においた。同人誌からミニコミ、市販誌、ネットメディアと、常に「自分のメディア」があった。僕を突き動かしていたのは何か、と考えてきた。  1980年代に書いた原稿に「これから僕の書くものはすべて崩壊論だ」と書いたことがある。それは古い価値観やコミュニティの崩壊を肌身に感じて育ってきたからだ。僕は、今、数多くの友人に恵まれている。そして、その9割以上は、メディアを通して知り合った関

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情報化社会における師匠と弟子(1)

 若い時は「師匠」という言葉が嫌いだった。40歳を過ぎた頃から、僕のことを師匠と呼ぶ人間が現れて、いやいや、そういうやめてくれ、と言っていたのだが、50歳を過ぎる頃は、強くは否定しなくなった。そういえば、40代の半ばに初めて専門学校で定期的な授業を担当した時も「先生」と呼ばれることに抵抗があって「先生」と呼ばれたら「なんだ、生徒」と応えたりしていた(笑)。それも50代をすぎる頃から、先生と呼ばれても、それほど気にならなくなった。今では「弟子登録」のシステムさえ作っている(笑)

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周平弟子との対話★時代質問箱(3)組織について

------------------------------------- ●組織について ------------------------------------- 周平・組織について。戦後の組織と、これから必要とされる、現れる組織の形態について。 橘川: 1981年に最初の単行本「企画書」を出したんだけど、中心テーマは「代理人批判」。ビジネスでも、メディアでも、教育でも、「代理人」であることが近代ビジネスの本質だとしたら、代理人を排除して、直接、人と人がつがること

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清 竜人 - 痛いよ

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noteの有料化戦術について

 noteは、個人が表現する際のポータルサイトとして位置づけているが、小口課金の仕組みについても魅力的なソリューションである。単なるフリマ的な陳列販売ではなく、システム全体とデザインが必要だと思う。  4月1日から、コミュティ・マガジン「橘川幸夫道場」を正式にスタートするので、構造を考えてみた。  インターネットは通信と放送の融合である。近代社会の中で分断されていた近似システムを融合するのがインターネット以後の社会テーマである。主役は個人である。書籍と雑誌の融合を個人レベ

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周平弟子との対話★時代質問箱(2)未来について

------------------------------------- ●未来について ------------------------------------- 周平・未来について。日本未来学会理事でもある橘川さん。未来学会がやろうとしていることを教えてください。そして未来はどうなるんだろう? 橘川: 日本未来学会というのは、1969年に、当時の知識人の叡智が集まって、未来を考えようと学際的な集まりとして始まった。梅棹忠雄、林雄二郎、小松左京とか。そこから半世紀

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時代質問箱(1)参加型社会とは

インタビュアー=周平 回答者=橘川幸夫 ------------------------------------- ●参加型社会とは ------------------------------------- 周平・参加型社会、という構想が橘川さんの中に生まれたときのことを教えてください。どうしてそんなことを考えられたのか? 橘川: 戦後社会というのは、戦争で焼け野原になった都市の復興から始まった。だから国民の目標は一つだった。「豊かになること」。経営者も労働者も

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ヲタカルの開始

日本のオタク文化にスポットを当てた、新しいメディアがスタートします。 運営はサンスポである。 ヲタカル 一番上ではずかしいが、年齢考慮か(笑)しかし、ハードの高橋くんや、ニコ生のりなりなくんらと並べられるほど、知識も情報も勢いもない橘川に現代のオタク情報が語れるのか、と思ってる方も多いと思います。しかし、今回の、企画のスタートは、みなさん驚くだろう、僕の友人とのコラボレーションがはじまるのです(笑)。驚きますよ、絶対(笑)

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橘川幸夫道場の開始について

 これまでも、ネット上には、さまざまなメディア・ソリューションが開発されてきた。最初は、ナツメ出版の「BIG-Model 」を使って、「CB-NET」という草の根BBSを立ち上げた。1990年くらいである。引っ越してきたばかりの学芸大学の事務所で、PC98に3回線をつなげてスタートした。シスオペは、亀山くんといって、ファミコンのマザーのプログラミングをやった男である。そこに、編集者やマーケッターなど多様な人材が集まった。CB-METとは、「コンセプト・バンク・ネット」である。

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オタカル

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