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周平弟子との対話★時代質問箱(3)組織について

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●組織について

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周平・組織について。戦後の組織と、これから必要とされる、現れる組織の形態について。

橘川: 1981年に最初の単行本「企画書」を出したんだけど、中心テーマは「代理人批判」。ビジネスでも、メディアでも、教育でも、「代理人」であることが近代ビジネスの本質だとしたら、代理人を排除して、直接、人と人がつがることが、これからの時代の方法論だと思った。今でいえば「中抜け」。20世紀は、ピラミッド型の組織と組織の戦いだったが、21世紀初頭は、旧来の組織と、無垢な個人との戦いになる。大組織はやがて解体されるだろうが、最小限の組織が、タスクフォース的に活動する。それはバンドだ。僕は音楽だけではなく、ビジネスもサービスも教育も、「バンド的な活動」になると思っている。

周平・なるほど。クラウドソーシング、のようなサービスが充実すると、たしかに、言い出しっぺが日本人で、マーケティングはカナダ人、デザインはインドネシアの女性で、、、といったことがふつうに実現していますよね。たしかにバンド的だ。こういうバンド的な組織がかんたんにつくれるようになると、なにかを始めることがすごくライトになりますね。どんどん風通しがよくなる。こうしたバンド的な組織が、旧来型の大きな組織と渡り合うとき、どういう戦い方が有効になるんでしょうか?

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