【 チェイサーゲームW 】第6話 小説風にしてみた
冬雨は慣れないエプロン姿で台所に立っていた。
レシピを書くから、月ちゃんも大好きなクリームシチューを作ってあげてとわざわざ樹が書いてくれた。
可愛い樹自身のイラストも添えてある。
初めてうちに来た日に作ってくれたクリームシチュー。浩宇が帰ってこなくなり、毎日私達の日常の世話をしてくれた樹。わだかまりはあったものの少しずつ私達の距離は近づいていった。青山くんと浮気してなかったって分かった時、凍りついていた私の心が一気に溶けていくのがわかった。
「私は今でも冬雨の事が好きなの