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人生初の精神科医は最悪だった。

あまり思い出したくないお話なのですが……
なんか朝からずっと、頭の中でグルグルしているので、
そういうのは積極的にアウトプットした方が良いのでしょうね。

わたしは今まで、何人かの精神科医に行きましたが、大ハズレばかり…。
大ハズレどころか、同じ人間とは思えないレベルの酷さなのです。

むしろ患者であるわたしの方が、正常なのではないかと思えるほどで…。
特に、生まれて初めて行った精神科医は、上から目線のモンスターでした。

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呼ばれたので、お部屋に入りました。
第一声は、『こんにちは』でも『今日はどうされましたか?』でも無く、

『どうせお前も腕を切っているんだろう? 腕を見せろ。』

―でした。

………はっ????

えっ??
はいっ??
今、コイツは なんつった???

わたしは、ただちに大きな不快感の炎に包まれました。
イキナリ人の心の中に土足で入って来ようとした事が、赦せませんでした。

普通は挨拶をしませんか??
わたしは、すぐに感じ取りました。

コイツは医者じゃない…。
患者を人間とも思っていない、見下しているだけのモンスターだ…!!

そもそも精神科医って、患者側と対等で居てくれるハズの存在なのでは?
患者が、安心して心を預けられるハズの存在が、精神科医なのでは??

でも、コイツは違う。
『精神科医』というペランペランの破れ易いマスクを被っているだけの、
恐ろしい毒爪で初対面の患者の心の傷を深くエグる『モンスター』だ。

どうせお前も』と言われた事に、まず怒りと不快感を覚えました。
はっ??? どうせって何ですか? 何を決め付けられているのだろう??
精神を病む、この世の全ての人間が、100%自傷行為をしているとでも?

コイツは絶対にわたしの心になんか寄り添ってくれない……。
その発言だけで、瞬時に理解が出来ました。

確かにわたしは自傷行為をしておりました。
だからと言って、『どうせお前も腕を切っているんだろう?』なんて
勝手に決め付けられたくありません。 しかも初対面の相手に!!

『腕を見せろ。』と命令された事が、さらにわたしを怒らせました。
なんで初対面のコイツに命令されなアカンの???

コイツのまるで心が無い発言は、わたしの深く傷付いていた心を、
より一層、深く深くエグり、さらに傷付けました。

わたしの傷は、わたしだけのモノだ…。
お前なんかには見せたくないッ……!!!!!

わずか0.00005秒で、わたしはそう思い、返事をしました。
『NO!』と。

コイツは嫌いだ。
コイツに話す事など、何も無い。
わたしは無口を決め込みました。

そうしたら、待合室に居た親を呼び出されました。

『ちょっと! あんたお母さん?!
何なのよ、この子は! 何も話してくれないじゃない!
腕を見せろっつってんのに、見せてもくれないし!
頭がオカシイんじゃないの?!』

…………。
色々とツッコミどころがありますが、疲れるのでツッコミたくありません。

本当にわたしが悪いのでしょうか??
本当にわたしの方が、頭がオカシイのでしょうか???

そもそも腕を見せなかったのは、初対面なのに挨拶も無しに、
イキナリ心と人生の中に土足で入って来られたからです。
コイツの態度と言動に問題があります。

その後も、『警察を呼ぶから!!』などと、脅しをたくさんされました。

少しでも助けが欲しくて精神科医に行ったのに、
どうして頭のオカシイ殺人鬼であるかのように扱われているのでしょう?
えっ、何? わたし、危険人物なの??? 病人は皆、危険人物なの???

警察を呼びたいのは、むしろわたしの方だ。

わたしはあまりの怒りに、生まれて初めて、
『警察や自衛隊などに、捜索などの迷惑が掛かってしまっても良いから、
このままココから逃げ出して、どこか山奥にでも行ってしまいたい!!』
と、思いました。 強く思いました。 もう、逃げ出す寸前でした。

だけど、そんな事をしたら、そのモンスターの思うツボだ。
『ほらっ! やっぱりあの子は頭がオカシイのよ!』とでも言われて、
警察に連れて行かれると思いました。

そんなのは嫌です。
何も悪い事をしていないのに、どうして捕まらなきゃならないの?
むしろそいつを捕まえた方が、世の中の為になるのではないだろうか??

ココは一つ、『精神が大人』な者として、グッッッ……とガマンしました。

……しかし……その後の事は、記憶にありません……。
コレが多分、トラウマやPTSDによる『記憶の封じ込め』なのでしょうね…。

思い出したくもない……だから、思い出さなくても良い……。
だけど、記憶の断片が、いつもわたしの平穏の邪魔をするんだ………。

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