見出し画像

失敗の原因はシステムエラー

ヒューマンエラーにしやすいけど

ついこの前の話ですが、僕の職場のスタッフの地区の町内会費が横領されたという話を聞きました。詳しく聞いてみると、そういった町内の業務を全てその人に全て押し付けていたそうです。

その話を聞いた時に、思うことがあります。もちろん、その横領した人がもちろん悪いのは確かなことではありますが、そういった犯罪を起こしやすい環境を作ってしまった、町内会そのもののシステムに大きな原因があるものだとも言えるのではないかと思うのです。


失敗を自分のせいにしないことで

そういったことは往々にして僕らの中にでも起こっています。例えば、朝早起きして、活動することは良い事だと知って、自分も朝活を始めようとします。しかし、三日坊主に終わり、こう自分を責める時があります。自分の意志が弱いからだって。そうやって自分のせいに思うことは誰もが経験したことだと思います。

原因を考えてみると、朝何をするのかを具体的に決めていないことであり「で、結局なにをするの?」って、なって朝活をする意義を失い、すぐに辞めてしまうものです。つまり、具体的にどうするのかと明確にしていくことが大事だったりもします。

もう少し詳しくお話しすると、じゃあ、朝活に読書をしようと決めるとします。しかし、これでも長くは続かないものだと思います。朝起きて読書をするだけでは、曖昧だからです。

具体的にどうするのかを徹底的に明確にしていくことで、自分のイメージしやすくなり、失敗が少なくなるものです。例を挙げてみると、明日は、6時におきて、○○の本を一時間、100ページ読む。こうした風に具体的にしていくと大きく改善出来るのではないかと思います。

このように、失敗を、自分自身の力不足のせいにせずに、仕組み(システム)を原因と考えることによって改善点が見えてきます。それを、多くの人は個人の力のせいにしてしまいやすいものです。そうした場合、次にどうしたら良いのかと対策を考えようとしても、気合をいれるくらいにしか思いつくことが出来ずに諦めてしまうしかありません。


きちんとした、対策を立てられるようになるためには、自分自身の能力のせいにしないことなのです。失敗する原因は、システムの作り方の失敗です。ヒューマンエラーではなくシステムエラーだということなのです。

例えば、大事なお仕事でも「うっかりミス」といったミスはよくあることです。それを、その失敗した人のせいにして終わりではなく、その業務のあり方の問題、つまりシステムエラーとして捉え、取り組むことで、改善することが出来るのです。

それは、自分自身に対しても同じだということです。ですので、自分が失敗しないシステムづくりをしていくことが大切だということです。その方法はビジネスで言うとPDCAやOODAといった言い方をされていますが、仮説、実行、検証(トライアンドエラー)を繰り返し行っていくことが大切んのです。

こうしよう!と思い具体的に実行していく、失敗して検証することでシステムエラーが見えてきます。つまり、自分がどこまで諦めずに行動出来るかが、非常に重要になるということなのです。

こうして、自分の中で、何度もトライアンドエラーを繰り返し、ピンポイントで自分をその気にできるようになると明確性は高くなり、行動イメージが湧き実践しやすくなるということなのです。

つまり、システムを改善し、自分が行動せざるを得ないというシステムを作ることが良いシステムを作るキーポイントになっているものだと言えるのです。


システムエラーと捉えれることで

これによって、何が良いものかというと例え上手くいかなくても自分を否定することが無くなるのだということです。

僕自身も、上手くいかなかったことは、全て自分の弱さにあると、自分を責めてばかりいました。そうしているうちに自信を無くし、自己嫌悪に陥り、多くを諦めてしまいました。諦めてしまった地点で失敗は失敗で終わってしまうものです。

そうではないのです。上手くいかないのは、上手くいかないなりの理由があるのです。

失敗を失敗としないためにも、あなたそのものは素晴らしい存在だということを前提に考えてみて下さい。そうすることで、自分のせいにすることなく自分を大切にすることもできる。改善点を見出すことが出来るのでから、前に進むことも出来るのです。

もう一つ言うとするのなら、コミニティの中で起きる問題に対しても、人のせいにすることはなくなります。それは、不平や不満を自分の中から大きく手放せるということでもあります。


上手くいった具体例

最後に、こんな具体例をお話ししたいと思います。これは、ある団地のゴミ出しで、きちんと分別がなされていないために問題となっていました。

それをきちんと団地の住民内で当番制にしてチェックするようにしたそうです。しかし、きちんとゴミを分別されていない袋は絶えなかったそうです。

団地の人はそのことに怒り腹も立てるし、疑心暗鬼にもなって、団地の住民間の仲も険悪になったそうです。

そのことを僕に相談されたときに、システムエラーだと思いました。そして、ごみ袋の袋に名前を書く欄があるのだから、名前を書くように義務付けたらどうかとアドバイスしました。

その方は、それを団地の話し合いの中で提案し、可決されて実行しました。その結果、見事にゴミの分別はきちんと行われるようになったそうです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?