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ほめることの大切さ
ほめて伸ばすか叱って伸ばすのか
自分の胸に手を当てて、心に聞いてみて下さい。
あなたは、ほめられる方が頑張れますか?それとも、厳しく叱った方が頑張れますか?
この問題は、一見人それぞれ違う答えを持っているように見えますが、僕自身は、褒めることでしか人は伸びないと思っています。
これまで、日本の文化的に言うと、厳しいのが好きで、褒める文化はあまり育っていません。しかし、現代になって、厳しく叱って伸ばすということはポジティブに働かないということは、なんとなく理解されているのではないでしょうか?
これは何より、自己肯定感で説明すると分かりやすいと思います。自己肯定感とは言葉どおり、ありのままの自分を肯定する感覚。誰かと比較することなく自分自身が自分を認め尊重出来るかというもの。
自分を認められるか認められないのか。自分を受け入れられるのか受け入れられないのか。
褒めるか叱るかによって自己肯定感にどんな影響を及ぼすのかは一目瞭然ではないかと思うのです。
自己肯定感が低いと
僕自身、正直に言うと、褒められて育ってはいません。褒められた記憶はほとんどありません。
そうした僕はいつも無力だと感じていました。勉強をがんばっていても、仕事をがんばっていても、自分は大したことがないと思っていました。
自分の安心材料は、いつも誰かと比較し自分が勝っているところを見つけることでした。しかし、比べるたびに自分の欠点や出来ない部分ばかりが目立ち自信を失っていました。
その無力さからか、自分では何かするにしても誰かに依存し頼りきっていたと後悔しています。
さらに叱られていたあまり、僕の小さな心のキャパシティをすぐに超えてしまっていました。そこで自己防衛として、いつも心の中で言い訳をしていました。大人になるとエスカレートし、いつも言い訳をする人間だったと反省しています。
そんな自分だったから、自信が持てませんでした。だから、自分の意見が言えなかったのです。誰かと意見が違ったりすると、その人に依存していることもありましたが、何よりもその人の意見に合わせることで、自分を保てたのだと思います。
将来的にすごく悲観的だった。そして、失敗や挫折が何より怖かった。ひとつの失敗が命とりになると感じていた。そして焦り失敗した。
全ての原因が褒められない育てられ方だったからではないのは分っています。ただ、ぼくが自分のこと認められないのは、過去をほどいてみると、原因はそこにあったと思えてなりません。
これまでのことをまとめると、自分を無力だと感じやすく、誰かのせいにしやすく、失敗や挫折を致命的だと感じ、失敗を人のせいにしやすく、人と比較しやすく、自分の感情を上手くコントロールすることが出来ない。自己肯定感が低いとここまでなってしまうものなんです。
自己肯定感が高いと
褒められると自分を認められるようになります。自己肯定感が高いとどうなっていくのか。自分の可能性を信じられるものだし、将来を前向きにとらえられる。失敗や挫折だって成長に感じられる。自分の欠点や弱さを認められる、認められるからこそ、誰かと協力することができる。自立心だって持っていられるし、感情だってコントロールできるのです。これは、自己肯定感が低かった自分の過去をひっくり返したから見えてきたものです。
自分をほめられるようになる為に
これらのことを比べると褒めるということが、自己肯定感を高めることに必要なのかは理解できたと思います。
ただ、僕がそうだったからわかるのですが、自分が信じられないうちに、どんなに自分をほめたって、人からほめられたって、褒め言葉を受け取ることが出来ませんでした。
では、どうしたらいいのか。
ほめるという行動の奥にあるのは感動です。
作ってくれた料理が美味しいと感動したから、その料理を褒めることができるのです。
ですので、たくさんの感動を自分にプレゼントするのです。そして、たくさん感動して心を動かして下さい。
ほめるということは、感動と感謝のプレゼントなのです。そのプレゼントを沢山ひとにあげてください。そうすれば、人の良い部分をみることができるようになります。そのまなざしで自分をみることが出来れば、自分をほめることができるはずです。
これまで自分に厳しくしていたことは、もう過ぎたこと。これからほめていければいいのです。今から始めていけばいい。
ほめることで自分を信じる心が育つ。その心は今後の人生を豊かに生きるために必要なことなのは間違いありません。
最期まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
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