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人に頼る勇気がないのは


人に頼れない

なかなか人に頼ることが出来ない。信頼できる人であっても自分の中で相談してもいいのだろうかと葛藤してしまい勇気がでない。

そんな風に感じる人も少なくはないと感じています。むしろ、自分でなんとかしなくちゃ!と思うのです。これは、単なる性格の問題ではありません。

しかしながら、僕は痛いほどわかります。僕も出来なかった時の方がはるかに多かったですから。誰にも頼らずに、僕は苦しみや辛さを一人で抱え込んでしまい、自ら闇の中に閉じこもってしまっていましたから。

だからこそ、この苦しみの原因を探っていく必要があるのだと感じました。


誰かに頼れることは必要なこと

人には、危機的場面で、誰かに頼って安心や安全を得ようとする心理があります。困った時には助けてと欲求する心理なのです。それは、人は安心や安全を自然に求めてしまうということです。

安心感はどうして僕らにとって、心理となってまで求めてしまうのかというと、例えば、砂漠のど真ん中で、水が飲めるオアシスがあるとします。ここを離れてしまうと、いつ水が飲めるのかわからないと、人々はそこから離れることは出来なくなってしまいます。しかし、ここに戻ってくればいつでもまた水が飲めるということが分かっていれば、安心して、その場所から離れることが出来るのだということなのです。

つまり、心のオアシスは必要であるということです。そういう人であり、場所であり、意欲的に挑戦や行動が出来るは、安心が出来る場所があるからこそなのです。


人に頼れない原因は

人に相談できないという心理は、これまでお話しした心の安心安全を感じられる心の拠り所が、過去の何らかの経験で奪われてしまったのか、もしくは、過去の何らかの経験によって自分自身が勝手にそうだと思い込んでいるのが原因だと言うことです。

つまり、心の奥底で人を信頼信用が出来ていないのではないでしょうか。心から誰かを信頼信用出来ていないのは、そういう人と巡り会っていないのではなくて、人を心から信頼信用出来るこころを持っていないのです。苦しみや悲しみの多くの原因は外的要因ではなく、常に自分の内側にあるからです。

つまり何が言いたいのかというと、自分自身を信頼信用出来ていないから、人を信頼信用することが出来ないのだということです。

この葛藤が心の奥底で行われているから、表面にある思考の部分では人に相談することにためらいが生まれ、自分でなんとかしなくちゃないけないという考えになってしまうのです。

つまり、これは自分自身を信用信頼していないからです。


信頼出来る心の育て方

ここから、必要なことは自分との信頼関係を築いていくことなのです。自分と自分との関係性は、いつでもどんな時でも再出発することが出来ます。

あらためて、一から自分との信頼関係を気付いていけるのです。そこでで大事なっていくのが、自分と自分の約束を守っていくこと。それをきちんと自分で確かめられることが大事です。

どんな小さなことでもいいのです。自分と約束して、それを必ず守ってあげることです。今週はカフェでゆっくりしよう。と約束したら、急な予定がはいったとしても、少しの時間でもいいので、カフェの時間を取ってあげること。今日はしっかりと睡眠をとろうと約束したら、どんなに観たいエンタメがあっても、自分との約束を守って早めに消灯してあげるのです。

この自分との約束を日頃から意識し守ってあげることが、自分と信頼関係を築いていく唯一の方法だと僕は感じています。

自分を信頼することで、自分の中で大きな安心感を得られる。自分が安心できる場所は自分で作ることだって出来るのです。

そして、本当にこれまでの人生の中で安心安全を感じられなかったのでしょうか。もう一度、じっくりと思い直してみて下さい。

人生の節目節目には必ずそばにいてくれた人がいたはずではなかったでしょうか。もしかすると、これまで、人生の負の部分ばかりに目がいってしまっていたから、忘れてしまっていたのかもしれません。

誰かが、優しい言葉や寄り添いや励ましの言葉や行動をしてくれた人がいた。そんな経験は本当にないのでしょうか。自分の中でそのことをひとつでも思い出し感謝することが出来ても、安心感に満ちた心を自分の中に注ぎ込められるのではないでしょうか。

まとめます

誰かに頼れるということは、その方を心から信頼しているということ。信頼出来るからこそ、心の拠り所となり安心感が生まれる。その安心感があるからこそ、チャレンジしたり色んなことに対して行動的になれるのです。

誰かに頼る勇気が出ないということは、心の拠り所がないということ。それは、人に対して心から信頼出来ていのです。その原因は、自分が自分を信頼出来ていないから。人間関係の問題は自分と自分の関係が上手くいっていないから。そこを見直すことが出来れば、誰かを信頼することが出来るようになるのです。

そして、もうすでに心拠り所となる人は存在しているということ。自分がそこを見ようとしていなかっただけで、過去を思い出してみれば、それが誰なのか分かるはずなのです。

自分が安心出来る世界を作るために、一歩踏み出してはみませんか。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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