今の自分が過去を決めている
全ては今の自分次第
自分の性格がこんなにもねじれてしまい、卑屈になってしまったのは、厳格だった母に幼い頃から否定され続けたからだと思っていました。
すぐに自分なんかが出来るはずがないと考えが余儀ってしまうのです。だから、何をやってもすぐにくじけてしまうのは、過去に酷いいじめに遭ってしまったからだと思っていました。
自分がこんなにもネガティブ思考で、すぐに不安になったり落ち込んでしまうのは、全て過去のせいだと考えていました。
でも、そうではなかったのです。全ては今の僕自身が避けていることを正当化したいがために、過去のせいにして言い訳していたにすぎなかったのです。
詳しくは、昨日の記事を読んで頂きたいと思っています。
つまり、全ては、今の自分自身が招いていることだからこそ、自分の意志次第で、今の自分を変えることが可能であるのです。過去のせいにしていたら、過去は変えられないから、もう変えることは出来ないと考えてしまうのは当然のことなんですから。
それは希望であることに間違いありません。だって、自分次第で、過去だって輝くものにすることだって出来るし、今の自分次第で未来も明るいものに出来るのです。過去が全てではないのです。過去は関係ないこと。全ては今の自分だといういことです。
こうした考えを知ることが出来た時、僕の中でこれまで忘れていた記憶が甦ってきたのです。
辛い過去の真実
僕が社会人になって、初めて就職した先で受けていたいじめと言うものは、それはもう酷いものでした。僕は人格や存在そのものと言った全てを否定されたのです。心はボロボロで、思考もおかしくなっていました。受け入れることでしか、自分を守る方法はないと思っていましたから。
その日の終わりに僕が何を考えていたかというと、今日はこれぐらいで済んで良かったな。それくらいでしか考えられなかったんです。逃げ出そうとも、誰かに相談しようという気持ちさえも、へし折られてしまっていたんだと思います。
ある時、僕は会社のゴミステーションに閉じ込められました。そこで、半日以上閉じ込められたのでした。自分は、このゴミと一緒なんだと思うと、悔しくて悲しくて涙が止まりませんでした。その時の臭いは、今でも記憶に残っているくらいです。トラウマになってしまった僕は、今でもゴミの入った袋を触るのがとても苦手で、ゴミステーションの扉を開けるのも躊躇してしまいます。
ただ、このつらいだけの経験だけだと記憶していたのですが、そうではなかったんです。
確かにあの時に、僕に手を指し伸ばしてくれた人がいたのでした。
その方は、その会社の出身でありました。そこから、海外を転々として、出会った当時は独立されていました。たまたま、会社に遊びに来た時に、僕の姿をみて、気になってくれて声をかけてくれたのでした。
それから、ちょこちょこ飲みに誘って頂いたり、仕事を手伝って欲しいといって僕を連れ出してくれたのです。その時に、色んな話をしてくれたのです。その中には、とてもキラキラしたものでもあり、僕は憧れることが合出来ました。その方の、苦労話は、とても勇気がもらえました。
きっと、その方に出会っていなければ、僕はどうなっていたのか分かりません。気になったというだけで、ここまで親身になってくれて、僕を励ましてくれた人は、未だに出会ったことはありません。
僕はそこから、仕事の楽しさや息抜きの大切さを教えて頂き、いつしか、自分もあの人のようになりたいと夢を持つまでに至ったのです。いつの間にか、僕をいじめていた人たちは、自滅して、僕の目の前からいなくなっていました。気が付けば、その会社で、僕は無くてはならない存在になれていたのです。
僕は、その方との出会いで、自分に希望を取り戻すくらいまで、自分を変えることができたのでした。
これが、本当の真実だったのです。これが全てだったのです。僕が記憶していたのは、ほんの一部に過ぎなかったのです。
今の僕自身が、学び続けたことにより、成長して前を向けるようになったことで、そのことが記憶として甦っていたのでした。
それは、僕自身が無意識に過去を選んで記憶をよみがえらせていたものだということです。
辛いいじめの過去だって、選び方しだいで、人生を変えた出会いともなる過去にもなるのですから。
人の記憶と言うものは、ほんとうに曖昧なものです。その人自身が真実だちいうことも、もしかすると、真実でないかもしれないことが、本当に多くあるのです。記憶とは、その人にとって都合よく作り上げているものだと捉えた方が良いのかもしれません。
だったら、こう考えたほうが良いと思えます。今の自分にとって最大限に活かせるように、今の自分が過去を選んで決めていると。
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メルシー
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