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圧倒的な幸せ感

幸せと不幸の真剣勝負

誰かに、すっごい嫌なことを言われてしまっても、ニコニコと笑顔を絶やさずにいられる。そんな風に、圧倒的に幸せを感じることって、絶対に起こりえないものであるように思っていたんです。どれだけ記憶を辿ってみたりもしたのですが、僕の人生には存在していないものでした。僕にとっては、どれだけ幸せに感じていても、何か嫌なことがあれば幸せは打ち消されてしまうように考えていたのでした。

僕の中で幸せと不幸はいつも真剣勝負をしているのでした。

気持ち良く起きられた、プラス1点
朝ごはんが美味しくて、プラス1点
でも、会社で朝の挨拶が無視されたから、マイナス10点
あの人がラインくれたからプラス10点
そして、仕事でミスをしたから、マイナス30点
理不尽に叱られたから、決定打

そんな風に自分の中で計算しては、ついていなくてダメだったと采配しては、良い日ではなかったとネガティブな気持ちになっていました。

そうなると、僕の日常なんて、ほとんどが負け試合で、落ち込むばかりだったのでした。

全てを奇跡だと考える

そんな時に、思いもしない出来事に見舞われたことがあったのです。

娘が産まれた時のお話しです。これ以上ないくらいの喜びのはずが、事態は一気に不安を覆いつくしてしまうほど急変しました。一ヶ月も早く生まれた上に、熱を出して、救急車で大きな病院に運ばれてしまったのでした。詳しく検査した結果娘は心臓に2ミリほどの穴が空いているとのことだったのです。

色々と説明を聞いていくうちに、もしかするとなんて考えてしまい、視界が真っ暗になるほどでした。大丈夫って言いたいけれど、そんな軽はずみのことさえ言えないくらい、不安に陥ってしまったのでした。それでも、何かを変えたいと、僕は大丈夫だと言い続けたのでした。

そこから、奇跡が起きました。あれよあれよという間に、元気になっていきました。何事もなかったかのように、娘は周りを笑顔にしてくれるのでした。そして、いつしか心臓に空いていた穴が塞がっていたのでした。あえて言えば、医学的には十分に回復する可能性があり得るものだったのかもしれません。でも、僕にとっては、このことが何よりも奇跡に感じたのでした。

その時に、初めて僕は、圧倒的幸福感というものを感じることが出来たのでした。もう、細かいことなんか気にならないというか、奇跡を目の当たりにすると、これまで否定してきた自分も受け入れられるほど、心の器も大きくなるみたいでした。

そして、この時に僕の意識は大きく変わったのかもしれません。

こうして、僕らは元気で生きているということを、普段から何も気にすることなく当たり前のこととしているのです。ですが、実際にそうではない体験をしたからこそ、意識せずにはいられませんでした。

当たりまえのことって、何一つないことを。

だから、目の前のことの多くに感謝出来るようにも感じられたのです。

思い出すだけで、目の前に広がっている全てが当たり前じゃないということ。尊いとかんじるのでした。大げさに聞こえるかもしれませんが、事実は奇跡の連続であるのです。

いつも目の前に奇跡は起きているのです。新月の時に、月は見えないものだけど、確かに夜空には月が存在しているように、奇跡も、ただ、当り前だと言う感覚が、見えないようにしているだけなのです。

その奇跡の部分をちゃんと意識してあげることこそ、圧倒的な幸せを感じることが出来るのではないでしょうか。

僕が娘がもう大丈夫ってなった時に、奇跡だと思い、小さなことが気にならないくらい喜びを感じられた時のように。

奇跡が起きた時の口癖

奇跡が起きた時に、誰もが口にする言葉があります。

僕も、あの時、娘に起きたことが奇跡だと思えた時に、よく使っていました。

「ままのおかげだよ。」「みんなが支えてくれたおかげで、元気になったんだよ。」「名前を○○にしたおかげで、奇跡が起きたよ。」「この病院をえらんだおかげで、助かった。」「あの時のお医者さんが優しく丁寧に説明してくれたおかげで、安心することが出来たから。」「素晴らしいお医者さんに巡り合えたおかげ。」

そこには、何一つ根拠はありませんでした。むしろ、必要ないものでした。

何だって、そう思えたのです。

「○○のおかげ」だって。

きっと、誰もがそう言うのではないでしょうか。奇跡を目の当たりにしたときに、「○○のおかげ」であると。

確かに、いつもいつも生きていることが、当り前でなく奇跡だと思うことは難しいのかもしれません。大事なことだと分かっていても、忘れてしまうことがあるのですから。

でも、意識を変えることが出来れば、いつも「○○のおかげ」だと思うことは出来るものだと思うのです。そもそも、生きるとは何かに支えてもらわないと出来ない事だからです。

つまり、圧倒的な幸せを感じられるように、人生を変えていくには、常に自分に中で「○○のおかげ」を意識すること。感謝の気持ちを大事に出来ることであるのです。

僕の中で、今は、幸せと不幸の真剣勝負は行われなくなりつつあります。

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