人間関係で最も大事なこと

先日、自分だけが我慢さえすればよいという考え方でいたら、自分の心をどんどん踏みにじられてしまい、精神を壊してしまったというお話をさせていただきました。

是非、興味あれば、昨日の記事も読んで頂きたいのです。

人間関係において何よりも大切なことは、自分を大切にすることであると僕は学びました。

ですが、そう思うあまりに、僕は人間関係において、最も大事なことを忘れてしまっていたのでした。どれだけ、自分を大切にしようとしても、優しさを失い、思いやりのない自分になってしまったのでした。

自分を大切にするを思い違えていた

うつ病を患い、しばらく社会から離れてしまった僕は、そこで学びとなるきっかけに出会うことが出来ました。そこで、自分という一人の人間を大切にしていなかったことに気が付くことが出来たのです。

そうした本を読んだりして学んでいくうちに、時間はかかったのですが、社会復帰できるまで、心を取り戻すことができたのでした。

新しい会社に入ったり、一新した環境の中で新たな人間関係を築いていこうとしたときに、今度は失敗することは許されないというプレッシャーを感じてしまったのです。

もう、あの時みたいな思いはしたくない。そう強く心に刻まれていたからです。

自分を大切にしないといけない。自分の気持ちに正直でいないといけない。そう自分と頑なに約束していたんです。自分が思ったことや感じたことを飲み込まずに、すぐに相手に伝えるようになりました。それが相手にとって、都合の悪いことであっても、相手の気分を損ねてしまう内容であってもです。

何か相手が言ってきたら、かつての僕は我慢して言いたいことを飲み込んでいたのを、相手の知識のないことを指摘したり、性格の部分に文句を付けたりしていたんです。それは、今、思い返せば、人の揚げ足ばかりをとっていたのだということ。いくら、自分の気持ちを大切にするものだといっても、そんな感じであれば、良好な人間関係なんか築いていけるものではなかったのでした。

誰かと衝突を繰り返しては、人の粗探しをするようになっていました。そうやって、人を認めない思考や人を貶める思考でいると、いつしかその視点でしか世界が見えなくなってしまうのです。そんな自分を僕はひねくれものに思えて、自分に対しても、何一つ認めることが出来なくなってしまいました。

これは決して大げさなことではありません。人の駄目な部分ばかり見ているということは、ダメな部分しか見れない視点を持つというものです。それは、社会の駄目な部分しか見えなくなってしまうし、自分の駄目な部分しか見えなくなるのです。

人間関係で最も大事なこと

自分を大切にしようとするあまり、自分の気持ちに素直でありたいという思うあまり、自分の心を守ろうとするあまりに、人と接していくうえで、最も大事なことを忘れてしまっていたんです。

それは、人を敬うということ。

必ずといって人と関わりあう社会の中で、自分という人間を確立させるための根源にあるのは、どんな立場であれ、人を尊敬するものだとされているのです。それは、特定するものではありません。家族であれ、なんら繋がりのない人であれ、全ての人に尊敬するものだというのです。

尊敬という意味は、相手を認めて、敬うという意味です。

人を認めて、敬うということは、その人を大切にするという意味です。その人を大切にするということは、その人の気持ちを尊重するものだと考えることが出来るのです。

どんな人であっても、その人のことを認めて、相手の気持ちを尊重し大切に扱うということは、どんな自分も認めることが出来るというものです。相手を敬うからこそ、感謝の気持ちが生まれる。人を賞賛出来るからこそ、お互いに敬意を払うことが出来ます。信頼関係とは、お互いに尊敬し合うから生まれるものです。

全ての人間関係において、あらゆる人を尊敬することが、最初の一歩なのです。

そうした気持ちを忘れてしまうと、思いやりのないやさしさのない思考や行動をしてしまうのです。

今、改めて原点に帰りたいと思いました。

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