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自分を表彰しよう

気が付けば、辛い過去ばかりを意識していた

ふとした時に、過去に立ち戻ることがあります。それも、意識はしていないのに、思い出すのは辛い過去ばかりです。

ついこの前のことです。朝起きて、時計をみると、目覚ましをかけた時間から、10分が過ぎようとしていました。やばいっと思い気持ちが焦った瞬間に過去の記憶が甦ってきました。

飲食店の店長を任されて、一年が過ぎようとしていました。なのに、少しも成果が見えない僕に、店長としての在り方を問われました。努力が足りない気持ちが足りないと指摘されたのです。あれもダメだとかこれもダメとか、僕のいけないところを言われ続けました。そして、これからどうするのかといった対策を今日に、具体的に出すようにと迫られました。しかし、その時に、時計をみれば深夜の3時をまわっていました。こうしたことはよくあることでした。お店の閉店は、日付が変わる零時。これまでだって、その後に膨大な仕事を押し付けられては、寝る時間はほとんどなかったのでした。

これ以上何が足りないんだと思い、ひとり不満を爆発させながら、ひとまず自宅に帰り対策を考えていました。しかし、何も思いつかないまま、気が付けば朝の仕入れの時間を過ぎていました。

努力が足りないと言われた次のに寝坊してしまうなんて、そんなのは言語道断でした。僕は一気に追い込まれました。尋常ではないくらい焦りました。

そして慌てて自転車に乗って飛び出しました。申し訳ないけれど赤信号なんか気にしてられない。焦りすぎて、自分のことしか考えていなかったのです。信号を無視して交差点を駆け抜けようとしたその瞬間に車の前に飛び出してしまったのです。

ぶつかりはしなかったものの、思いっきり転倒した僕は、傷だらけになっていました。思いの外、大したケガもありませんでした。自分の無事を確認した直後には、上司に叱られることが頭をよぎりました。より一層焦りが増してしまい、車の方にはしっかりと謝罪した、大丈夫だからと逃げるように会社に行きました。

あそこで命を落としていたらと思うと、事の重大さは後になってから、恐怖がじわじわと迫ってきました。会社に事故の報告をしても、売り上げの心配しかしませんでした。その後くらいからです。いったい僕は何をしているのだろうと虚しくなり始めたのでした。あの時に、死んでいたら、きっと楽になれただろうなって常に考えるようになったのでした。

それは、地獄のような日々のひとつの光景でした。そうしたことをひとつひとつ、よくふとした瞬間に僕は思い出すのです。

いじめられていた自分。何も出来ない自分。意地悪な自分。ずるい自分。卑怯な自分。思い出すのはいつもネガティブな自分ばかりでした。

自分を表彰しよう

人はネガティブなものに引っ張られやすいと言われてしまいます。辛い過去なら、僕のように具体的に思い出すことが出来る人も多いと思います。そうやって、自己嫌悪に陥り、勝手に自信を失ってしまう。勇気をくじかれてしまうものです。

そうしたことから、抜け出す必要があると思うのです。意識を変えて思考を変えなくては、僕らは何も変えることが出来ないからです。だから、忘れてしまった自分の過去の功績を思い出そう。そう思ったのです。誰にだって素晴らしい功績がすでにあるはずだから。それを思い出し、目標に向けての起爆剤にすればいいのです。

それが、自分を表彰しようです。

時々、僕は過去の自分を表彰するようにしています。ゆっくりとお風呂にはいりながら、過去の誇れる自分を表彰するのです。

辛い過去を思い出した時には、あえて意識的にやっています。

そしたら、こんなことを思い出しました。ある時に、後輩がパワハラされていると嘆いていたとき、僕は、団としてそれを許さなかったです。気が付けば、そのパワハラ上司と対峙していました。それは絶対にいけないものだと。弱い立場の人がどんな思いをするのか、どれだけ追い込まれてしまうのか分かっているのかと。そんなこと、とっくに忘れていた自分です。でも、素晴らし自分です。

弱くて臆病で、努力もしない。そんな自分ばかりではなかったのです。そういう風に表彰していくと、過去の素晴らしい自分をどんどん思い出すことが出来るようになってきました。自分に足りないものばかり、感じていたものが、自分の中には、素晴らしく良い部分があるんだと思えるようにもなりました。それで、自信を取り戻すことが出来るのです。くじけそうな自分を励ますことが出来るのです。

きっと、人生とは、自分を祝福すればするほど、祝いたくなるようなことがどんどん増えていくもの。そうした意味が、少し分ったきがしました。

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メルシー



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