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ご機嫌でいることが一番の近道

夢を追いかけていても叶わないのは

僕には、どうしても叶えたかった夢がありました。一流の料理人になると掲げた夢こそが、僕自身の幸せな人生であると考えていたからでした。

小さな頃から、自分の気持ちを言うことがなによりも苦手でした。厳格な母にいつも否定されてしまっていたからです。だから、否定されるのが怖くて、いつも自分の気持ちから逃げていたんです。

そして、いつも誰かの顔色を伺いながら生きていました。両親や先生といった大人たちや、同級生から友達にまで、気を使う子供だったのです。その人たちが求めている答えをいつも、自分なりに導き出していました。だから、自分の気持ちを、置き去りにしていたのは間違いありません。

いつも、自信がなく、自分の気持ちを言えずに自分の気持ちを後回しに敷いては置き去りにして、生きていたんです。そんな自分が唯一といっていいほど、自分で決めて自分で考えて、自分でやると言ったもの。

それが一流の料理人を目指すことだったのです。

だから、これこそが唯一僕にとっての幸せな道のように感じました。そう思えば思うほど叶えなければいけないと意気込んでいたんだと思います。そう自分に言い聞かせれば聞かせるほど、失敗は許されないと考えていました。しかし、その道は思い返してみても、そんなに甘いものではありませんでした。波乱の道のりでした。紆余曲折を何度も繰り返しました。

いじめ、裏切り、誹謗中傷。いつも耐えて耐えて、辛抱しました。誰にも負けたくないと必死に努力もしました。そして、自分でも納得できるキャリアを積み重ねることが出来たように感じました。

しかし、そこから、すぐに僕は転落していきました。もうこれ以上、苦労したくないと、弱気になっていたのかもしれません。根性とか言っては、自分の気持ち無視しては追い込んでいきました。

必死になればなるほど、追い込ま気がしましたしました。その世界が見えていくうちに、自分の才能の無さもみえてきたからです。自分には才能もなくちっぽけな存在だと気が付いたとき。非常に焦っていたのだと思います。周りを見れば、覆すことのできないほど、才能と努力の差は開いていました。自分には足りないものばかりでした。

不機嫌だったことがチャンスを失っていたのかもしれない

思い返すと、そんな風な気持だったから、僕はいつも不機嫌でした。あの頃は、料理をしているとき、たぶん笑ってはいませんでした。気負い過ぎていたっていうか、自分に沢山の制限を設け過ぎて、窮屈でした。自分を追い込み過ぎて、焦ってばかりいたんです。

もしかすると不機嫌でいることで、僕は沢山失っていたのかもしれません。これまでのチャンスだって、逃していたのかもしれません。

きっと、何よりも大切なことが見えていなかったんだと思います。

そんな風に、ごく最近思えたのでした。

会社で、ベテランスタッフがとても不機嫌だったのです。僕はその日、そのスタッフさんとなんだか気まず感じて、避けてしまいました。その方にとって、良い話もしませんでした。その時に不機嫌なのは、とっても損しているなって感じたんです。

その時に、急に昔の自分を思い出したのです。きっと、かつての僕に対しても、不機嫌だったからと、避けられていた部分は沢山あったのだと思います。不機嫌でいたことで、僕は沢山のチャンスを逃していたんじゃないかって思えたのです。

だって、単純に考えても、お店に行って、笑顔でご機嫌の店員さんがいるお店とと不機嫌な店員さんのお店。どちらのお店で買い物しますか。考えなくても分かってしまいます。笑顔でご機嫌な店員さんの方でお買い物します。

そうやって、僕はあの時、チャンスを逃していたのだと思います。

自分の中だけでは、こんな当たり前のことでも見えなくなっていたことが、人を通して見えてくることがあります。

毎日をどう過ごすのかで、人生は決まっていくものです。日々、笑顔で過ごす。これが最も大切な課題であり、夢や目標の近道になるものであるということ。そのことに気が付きました。

だから、僕自身がご機嫌でいられるように、日々意識していこうと思うのです。自分の好きなこと。自分がリラックスできること。そうしたことを大切にしようと思います。

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メルシー

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