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いい人?わるい人?

僕が下した判断で

大切な人であり仲間うちは、自分の価値観はある程度分かってくれるけれど、一歩外に出れば正反対な価値観を持っている人や、全くもって自分の常識が通じない人もいます。時として、会社や学校といった社会のコミニティに属したら、価値観が全く違う人たちとも人間関係を築かないといけないことがあります。

以前勤めていた会社にいたときに、僕と同じくらいの年齢の方がひとり転職してきました。当時の僕はといえば、成功を夢見て躍起になっていました。自分で言うのもおかしな話ですが、仕事一筋で毎日必死に頑張っていたのです。その日、自分の中でやろうとした仕事が終わらなかったときは、遅くまで無償で残業していました。それでも終わらない時は、朝早くから出勤して終わらせるようにしていました。そして、自分の与えられた仕事以上のものを求めるように努めていたのです。仕事というものは与えられたもの以上のことをしてこそ、会社に恩を返せると言うもの。僕はそう思っていたのでした。

ですが、その方は違っていました。与えられたもの以外は一切しようとはしませんでした。更には、自分の仕事が終わらなくても、残業もしないし、朝早く出勤しようともしませんでした。

僕にとっては、信じられなかったのです。その人のせいで、大変な思いをしたことだってありました。迷惑な人だしやる気のない人間は悪い人だと思いました。不満が募り、遂に、我慢ができなくなりました。面と向かって、言ってしまったのでした。そんなにやる気がないのなら、辞めた方がよいのではないかって。そして、追い打ちを掛けるように、彼をまるで悪人のように周囲に不満をぶちまけていたのでした。

そうして、いつの間にか彼は退職してしまったのでした。

当時は、当然のことだと思っていました。

ですが、今となっては後悔として、心に引っかかっているのでした。

数年後のことです。たまたま、偶然に彼のSNSを見つけてしまったのでした。気になって覗いてみたら、そこには家族との写真が沢山アップされていました。

その方にとっては、家族と言う存在が何よりも大切なものだということが伝わってきたのです。確かに仕事も大事なのですが、家族を優先すると言う気持ちも大事にしても構わないのです。

それに、家族にとってはきっと、とても良いパパであるに違いないと感じました。

僕があのときに、間違いだと判断を下してしまったこと。悪い人と判断してしまったことに、心から反省したのでした。

判断してしまう前に

僕が学んだことは、これが正解不正解かどうか、これが正しいのか間違いなのかどうか、あの人は良い人か悪い人なのか。自分が下してしまった判断は、状況や時間によって、すぐさま変わってしまうことを理解しておく必要があるのだと思います。そして、何度でもひっくり返るものであると。

自分が善意でしたことも、良く受け取ってくれる場合もあるし、時として、お節介や余計なお世話と言う風に迷惑に捉えられてしまうこともあります。ましてや、悪いこととして捉えられてしまう場合もあります。

かつての僕のように、感情的になって、その人を理解もしようとせずに悪い人だと決めつけてしまったこと。そして、安易に第三者に陰口をたたくような真似をしてしまったということ。これは、反省する必要があるのです。もう少し、他人には余裕を持って接して欲しい。

単純に間違ったのなら、誤ればよいのかもしれないけれど。

いい人だと思っていた人に、明日裏切られるかもしれません。良い関係だと思っていたものが、明日、簡単に崩れ去ってしまうものかもしれません。だからといって、今、目の前にいる相手を憎む必要はないということです。

いい人だと感じたのなら、ためらう必要はないのです。そして、悪い人だと感じてしまうのなら、思いっきり躊躇してみるのです。それが、人間関係のコツのようなものでもあり、自分自身に対して寛容になる為の秘訣のようなものだということでした。

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