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本当の友情とは

ある日うつ病と診断された

僕はある日突然うつ病と診断された。ただ、これは僕の主観ではありますが。小さな頃から、僕は僕が嫌いだった。自尊心というものの低さに悩み苦しみました。

自信がなく、ポジディブとは?ポジディブになるためには?をネットでいつも捜索していたけど、僕には何一つ理解できるものはなかった。

何よりも人生がつまらないものだと感じていました。

自分の周りにいる人は、分ってか分ってないのかは分からないですがが、そんな僕に「頑張れ!」といって、僕を苦しめてくるのでした。

更に追い打ちをかけるように、偉そうに僕にアドバイスをしてくる友人がいた。僕を尊重しない発言。僕の欠点ばかりを指摘してくる。しかし、僕にとってはそれをかなり高い確率で、内面化することに繋げてしまうものでした。だから、友情について、考えざるを得ないものでした。


苦しみは全て自分自身が生み出していると

自分自身が物事をどうとらえるのかによって、世界が変わります。自分が信じたことが現実化していくのです。

仕組みとしては、様々ありますが、脳の働きからの観点で説明してみます。例えば、宇宙人の存在を信じたら、宇宙人がいるような情報ばかりを脳は選んで入手するのです。誰もが素通りしてしまう情報でも、宇宙人がいる情報だったら、脳は逃さずに取り入れてしまうのです。

その代わり、宇宙人がいないという情報は、脳はスルーしてしまうのです。ですので宇宙人は存在する世界になるのです。つまり、自分の信じたことが現実化すると私たちは善いも悪いも錯覚してしまう仕組みなのです。

これって、自分が辛いものだとか苦しいものだと、捉えてしまうと、たちまち世界は辛いものになって、苦しいものになってしまうということなのです。

つまり、苦しみは全て自分自身が生み出しているものです。しかしながら、苦しみを生み出すきっかけは、大いに周りの人の言動が関わっています。

僕は小さな頃から、お前はダメな奴だとなにかと突き付けられてきました。その言葉を信じて大人になってしまったから、その言葉が全てになってしまいました。結果的に、社会の規模や世間体というものも、自分がダメなやつ設定で形成してしまったのでした。


本当の友が救ってくれる

では、その苦しみから抜け出すためには、その苦しみのきっかけとなるものを変えることが、シンプルな解決策になるのではないでしょうか。

自分を尊重してくれる人。肯定してくれる人の中に自分をおいてあげる必要があります。その努めをしてくれる関係性は僕は友と呼ばれる人ではないかと思うのです。

ただ、SNSが普及し、友達という概念が大きく変化しました。友達とは、申請するもので、よく知っている人のことではない。ただ、その人の発信に「いいね!」を押せば、友達なのです。確かに、どんな人でも友達になれるし、窓口に広がって素晴らしいものです。決して、SNSの友達を否定するものではないです。

しかし、自分が本当に困ったときに、頼ることが出来る友達はSNSの中にはいない。

なにも言わずに、会ってくれて話を黙って聞いてくれる友の存在がやはり人生の中で大事なことなのではないでしょうか。例え、それが一生の中でひとりでもいいと。

人生にとって大事なこと

僕がうつ病で入院した時に、友人が2人だけお見舞いに来てくれました。誰かに話した訳でもなかったので正直びっくりはしましたが。どこでその情報を聞いたのか分かりませんが、僕を訪ねてくれたのです。

2人とも、僕の病気のことには触れずにたわいもない話ばかりしてくれました。帰り際に、僕に「大丈夫か?」と一言聞いてきました。僕は、黙ってうなずくと「そっか。」「無理すんなよな。」とだけ言い残し帰っていったのでした。

僕がそれにどれだけ救われたかは、言うまでもありません。元気になって、またいつものように会って昔ばなし出来るのを信じて待ってくれている。そう思えたら、僕は自分を承認することも、肯定することも出来そうな気がしました。

すべての友だちがあなたにとって価値のある教えを授けてくれるもの。出会う人は全て何らかの役割がある。それは、一時的に関わる人もいれば、一生の付き合いになる人もいる。その意味を考えたときに、自分にとっていちばん大切なのは、常に自分の人生なんだということを知ることになります。

だから、全ての友達と同じ方向を歩む必要はない。自分だけが違う場所にいたって、それはそれでかまわないもの。また気が合えば共に歩めばいい。友だとはそういうもので充分だと思うのです。

だから、交友関係はシンプルなものがいい。自分の人生に価値を加えてくれる人だけで充分なんです。そうでない人からは離れればいい。友達の数とあなたの価値はけっして比例するものではないのですから。ひとりでも充分。十二分に思いやりに包まれることはできるものですから。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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